合格体験記(2020年 都立国立高校:Sさん)※推薦合格

私が学志舎を初めて訪れたのは、中二の終わりごろでした。母の友人からの紹介で、一度体験授業に行ってみることになったのです。私はぼーっとした性格だったので(今も多少はあるのかもしれませんが‥)、その時は行ってみるか~ぐらいの気持ちでした。しかし、学志舎に入った途端、背筋がぴんっと伸びてしまいました。自分が驚くくらい緊張しているのが分かりました。きっと、塾生や先生方の目標をもって全力で学習に取り組んでいる空気感が伝わってきていたのでしょう。そんな印象深いスタートだったからかもしれません。家に帰る途中、はっきりとした理由は分からなかったのですが「ここが良い」と強く思っていました。その後すぐに母にこの気持ちを伝え、入塾しました。

 

そんな直感から始まった学志舎だったのですが、いま改めて学志舎の魅力を語るとしたら、「塾生を見ている」ところだと思っています。そんなこと、どこでだってやっていると思うかもしれません。実際に私も入塾前まではそう思っていました。しかし、入塾してみて「違う」と感じました。大手塾では特に、一人の塾生をたくさんいる生徒達の中の一人と見ていて、先生と塾生の間に距離があるように思います。しかし、学志舎では一人の人間としてしっかりと向き合ってくれます。それは、私が自己PRカードを書くときにも何度も感じました。私が今までやってきた誇れることを少しでも多く反映できるように何度も何度もアドバイスを下さいました。また、推薦対策の中で、私と同じような経験をしている卒塾生と話す機会を与えていただき、自分が掲載された新聞を個人面接で出すきっかけになりました。これは、推薦合格への大きな一歩でした。そんな細かな指導には「ここにいる全員を合格させる」という決して妥協しない思いがあったのだと思います。これが学志舎の多すぎる魅力の中の一つです。こんなに親身になって下さる塾は他にあるのでしょうか。

 

先程も述べたとおりに、入塾したころの私はぼーっとした性格でした。その上、集中力もなく、やらなくてはいけないなと分かりつつも自分を甘やかしてしまう、いわゆる「だらけ系女子」でした。そんな私の成績は当たり前のように悪く、内申は36で、定期テストで400点を切ったこともありました。そんな私を学志舎は根本から変えてくれました。

 

まず、私のだらけてしまう性格は、先生方の喝によって変えることができました。例えば、授業の合間のちょっとした話や全体に向けたアドバイスなどは「やってやる!」と強く思わせてくれました。また、学志舎の先生方は「中学生」について、よく知っておられると思います。私たち塾生の大変さを分かった上で全力でサポートしてくださるので、頑張ろうと思うことができる、忙しい中学校生活と両立することができたと思います。布施先生や村岡先生の生徒達への熱い気持ち、そして濃い経験が、私を集中力のある、自分に厳しい人に変えて下さいました。

内申は卒塾生のみなさんのアドバイスや学志舎で定着したことによって、最終的には44まで上げることができました。まず、定期テストやペーパーテスト、単元テストなど小さいものから大きいものまで全て必ず高得点を取れるようにし、提出物はもちろん自主学習ノートもしっかりと出すようにしていました。これらは本当に当たり前のことですが、面倒くさがらずに一つ一つ全力で取り組むようにしていました。続いて、担当の先生への態度を大事にしていました。それは、授業中も授業後もです。自分が先生に与える印象は内申にとても影響します。ですから敬語や挨拶はもちろん、先生と積極的にコミュニケーションを図り、先生を手助けするようにしていました。そして、私自身も苦手だった4教科の実技は「練習」を大切にしました。昼休みを使って体育を練習し、疲れたときの息抜きに絵や裁縫をし、お風呂で歌い、自分ができるときに練習をしていました。大変そうに思うかもしれませんが、楽しんでやっていたので全く苦ではありませんでした。全教科につながることでもありますが、「苦手だ」と言って嫌悪を抱いてしまうのは、内申を取るのに大きな壁となってしまうので、常に「楽しい!好き!」と意識していました。何事にもポジティブさは本当に大事です。これが内申8upにつながりました。

 

最後にダメダメだった勉強は「量」と「質」を意識したおかげで上げることができました。「量」では、とにかく何度もやるようにしていました。数学でどんなに公式が頭に入っていたとしても、その公式がいつでも使えるように自分の近くに持ってこられるような「応用力」が必要です。そのためには、経験が大事なのです。だから、時間のある限りに数をこなしました。「質」の部分では、妥協しないようにしていました。偶然当たっていた問題もしっかりと見直し、「何となく分かった」で済まさないようにしました。そうすることで、しっかりと記憶に定着し、二度と間違えなくなります。これらの「量」と「質」は当たり前のように見えて本当に大事なことです。勉強は努力をしたら、必ず結果がついてきます。「努力は必ず報われる。もし報われない努力があるのならば、 それはまだ努力と呼べない。」諦めずに頑張り続けた結果、二学期中間テストでは自己最高点が取れて、模試も徐々に目標に近づきました。

 

しかし、高校受験前最後の1月の自校模試で私は「D判定」を出してしまいました。悲しみや悔しさなどのいろいろな感情が込み上げてきました。「もしも、推薦で落ちてしまったら‥」そう考えると不安で不安で仕方ありませんでした。そして更にそこから、学校の人間関係でうまくいかないこともあり、私の精神はズタボロになってしまいました。それが推薦4日前のことです。推薦特訓には2時間ほど遅れてしまい、涙で目を腫らしながら、学志舎に行きました。この時の気持ちのまま推薦に挑んでいたらきっと落ちていたと私は思います。では、この谷底からどうやって気持ちを回復したかというと、それは「他力」でした。学志舎に行ってすぐに、村岡先生に呼ばれました。母から今日あった出来事を聞き、面談をしてもらいました。村岡先生の言葉は本当に説得力があり、なるほどと納得することができました。「小学生にもよく言っていることだけれど、入試前は仲の良い友達と距離を置くことも大事な時がある」「澤田さんは人よりユニークな体験をしているから、受かる根拠がある」と言って下さいました。また、卒塾生の方々は私の話をじっくり聞いて下さって、何度も声をかけて下さいました。そしてその日はとにかく「いつも通り」にやるようにと言われました。布施先生にも声をかけていただきました。こんなに期待してくれて助けてもらったことに応えたい、「やってやる!」と思えました。「他人に話せば楽になる」の通り、家に帰った頃には心が羽根のように軽くなっていました。もしも、後輩のみなさんも受験に関して辛いことがあったら、布施先生や村岡先生を頼ってみて下さい。強い説得力があり、立ち直れるまでしっかりサポートして下さいます。この一連の出来事があったからこそ、私は鋼の心を持つことができました。そして、先生方や卒塾生の方々には感謝してもしきれないです。

 

推薦にも一般にも言えることですが、困難を乗り越え、最終的に自分を信じられた人が勝てると思っています。私は最終的に「私を取らなかったら誰を取るんだろう」「受かる気しかしない」と思うことができました。これは油断ではなく自信です。

こんな谷底もあった一年でした。そんな中、先生方の言葉には何度も助けられました。それを二つ紹介します。一つ目は「君らの受験は自分事」という布施先生の言葉です。先生方は自分事のように私たちの受験を考えて下さっているのです。ここまで親身になって下さる先生は他にいるでしょうか。受験は確かに自分のためですが、こんなに自分たちのことをサポートして下さった人達のためにも合格してやる!という気持ちになれたら、自分のためだけに受験している人よりも格段に強いと私は思います。

 

二つ目は「今しかできないことをやる」という村岡先生の言葉です。私のだらけてしまう性格に喝を入れてくれた言葉でした。後悔してもその時には遅いから、絶対にそうならないように、「今」を全力で生きようと決心しました。例えば、私の机の上は好きなアニメやマンガのグッズで溢れていました。しかし、今一番やらなくてはいけないことは、勉強であると再認識することができ、そういった物は受験後にたっぷり見ればいいので、全て別の場所に移動しました。

 

今までのことからも分かるように、学志舎で学ぶことができるのは勉強だけではありません。私は「人生において大切なこと」を学ぶことができたと思っています。挨拶や礼儀はもちろん、精神力、振り回されない力、当たり前への感謝、笑顔、落ち着いた性格を身につけることができました。これらのことは内申を取り、推薦入試を受験する際も役立ちました。さらに、この力は将来にも役に立ってくると思います。

(後輩へのメッセージ)
とにかく自分を信じて下さい。私は小論文をやるときに始めにニヤッと笑うようにしていました。これは卒塾生のアドバイスで、そうすることで心に余裕が生まれます。できる!できる!と思うことは本当に現実に効果が表れると思います。また、笑顔も大事にしてください。例えば、学志舎のみなさんは礼儀や挨拶がしっかりしていると思います。その礼儀や挨拶にほんの少し笑顔を加えてみてください。きっと受験で役に立つと思います。最後に、推薦を目指している人にアドバイスです。一つ目は、真面目になりすぎないで下さい。真面目な人は一般でも十分合格することができます。適度に真面目であり、プラスで何か人より抜き出ていると合格することができます。面接官の今日イチバンの印象に残る人になってください。

二つ目は、思いやりのある人でいて下さい。面接の先生方は採用のプロでは無いとはいえ、人の悪口をよく言う人や上から目線な人は絶対に見抜かれてしまいます。そんな当たり前の事をしっかりし、思いやりもあり、常に笑顔の人を推薦では探していると思うので、これらをしっかり意識して、合格に向けて取り組んで下さい!学志舎には合格できる環境が整っています。それらを目一杯に活用し、自分の憧れる高校生活を目指してやり切って下さい。応援しています。

この記事を書いた人

(膳所高校→防衛大学校→海上自衛隊→リクルートエージェント→学志舎2010年創業)海自とリクルートで培った「やりきる力」と「人の心を動かす力」を武器にエネルギー溢れるアツイ授業を展開。関西弁で入試問題にツッコミを入れながらテンポ良く進める授業で塾生達の頭をフル回転状態に。成績upや逆転合格を生み出す教育法は親御様から「学志舎マジック」と呼ばれる。たった1人で塾運営していた最後の年(2017年)には小5から中3まで200人以上の塾生の全授業を担当。日比谷・西・国立に計14名が全員合格となり業界で話題となる。過去7年間では都立高校に425名合格。そのうち西79名・国立42名・新宿24名・駒場30名・豊多摩35名と難関校・人気校受験で都内トップクラスの実績を残す。2022年3月には待望の三鷹駅前校がオープンし、中央線エリアからの入塾生が急増中。「一生忘れられない出会い」がここにあります。【趣味】テニス

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