◇都立武蔵中(親御様)2021年

都立武蔵中(Y様)

この度、娘が都立武蔵中から合格を頂くことができました。コロナ禍で例年とは違う学習環境になりましたが、この体験を通して何か少しでもこれから学志舎で都立武蔵中を目指す塾生の保護者の皆さんの想いに繋がれば幸いです。 

都立中受検のきっかけ

娘が都立武蔵中の名前を知ったのは、小学3年生の終わりです。きっかけはお友達からでした。娘に「受検したい」と言われ、とても驚いたのを覚えています。学校の見学会や文化祭に足を運ぶと「武蔵で地球学を学びたい」と話すようになり、そこから都立武蔵中を目標に勉強するようになりました。

学志舎との出会い

小学4年生からの1年間は他塾でお世話になっていましたが、新5年生の授業が始まった頃からやる気が落ち、他にも習い事をいくつかしていたので、娘はキャパオーバーになっていました。家族で喧嘩の原因になってしまう受検勉強については、一度リセットすることにし、塾は辞めました。が、しばらく経つと、やはり受検は諦めたくないと娘からの申し出があり、家族で話し合い、習い事を絞りました。休日は地域活動にも参加していたので、それらと重ならない曜日に開室し、通塾日数も週2日位の塾があるならばと探したところ、学志舎に出会いました。

体験授業と入塾

小学5年生の夏に体験授業をお願いしました。体験後の面談では、布施塾長から国語が満点だったことを先ず最初に褒めて頂き、そこで娘のやる気が引き出されました。どこの学校に行きたいかの質問に答えた後、将来の目標まで話した娘の姿が印象的で忘れられません。面談を終え、帰り道に感想を聞くと、「すごく静かで勉強しやすかった。」と、静かな環境を喜んでいたので、娘に合う塾が見つかったと思いました。夏期講習後半から参加し、9月に入塾しました。娘は「自分のペースで勉強出来るのが良い。解説がわかりやすい。」と話し、入塾後は苦手な算数も諦めないで解けるようになったと感じます。習い事や地域活動にも全力で打ち込めることができる週2日の授業は、マイペースな娘に合っており、良かったと感じました。

コロナ禍での授業

小学6年生の4月には新型コロナの影響で動画配信授業になりました。自粛期間中は都合良い時間帯に繰り返し観れる動画が有り難かったです。授業だけでなく、保護者向けの話やおすすめ本の紹介や空手エクササイズ等の動画も配信して下さり、どれもとても参考になりました。娘は本が大好きなので、紹介して貰った本は全て読んでいましたし、家族で空手エクササイズしたのも良い思い出です。5月からZoom自習室も始まり、布施塾長と村岡教室長の生の声を家族も聞くことができました。休憩時間中の先生方のお喋りからお人柄もよく伝わり、自然と親近感を覚え、またその時に感じたのは明るくて面白いお話をされると同時に、塾生達を高い意識レベルに導いて下さるのが学志舎なんだと実感し、学志舎で本当に良かったと思いました。Zoom自習室のおかげで、娘は自粛期間中でも学習への意欲、集中力は自然と身につきました。また、一緒に都立中受検する仲間、中学生、高校生、大学生の方達まで繋がっている学志舎のZoom自習室は活気があり、良い刺激を沢山与えて頂きました。将来へのイメージも視野も広がったと思います。どんな状況下でも塾生達のために素晴らしい学習環境を整えて下さる先生方のご尽力には尊敬と感謝しかありません。6月からは教室での授業が再開されましたが、そのあとも8月末まではZoom自習室を継続して下さったので、有り難く活用させて頂きました。9月からは週末に塾の自立学習に参加、他の塾生の皆さんと一緒に頑張るという経験も大きな励みとなりました。

模試について

小学6年生で受けた公中検模試は、6月はB判定。9月はC判定で志望校を目指すのは正直難しいと感じました。10月にA判定となり、やっと希望が持てましたが、11月と12月でC判定が続き、どうしようかと頭を悩ませました。11月模試の頃は精神的に本調子ではなかった背景もありましたが、12月模試で挽回する気持ちで臨んだもののダメでした。点数を取れるであろう適性検査Ⅰがよくなかったため、冬期講習から毎日作文を書き、村岡教室長にも添削をお願いし、何度も見て頂きました。村岡教室長には感謝しかありません。1月は外部模試を受けました。結果は適性検査Ⅰでしっかり点数を取ることができ、最後に良いイメージを持って本番を迎えることができたと思います。模試の振り返りとしては、間違った箇所や解けなかった箇所は理解するまで解き直ししていたことと、最初の頃は模試の結果に親の方が一喜一憂しがちになっていたので、後半は冷静に分析することを心がけました。模試結果は参考にしましたが、よくない結果でも娘の都立武蔵中への想いはぶれず、努力する姿が見られたので、12月の模試以降は家族もやれることをサポートするだけでした。

家族としてのサポート

サポートについては、塾の迎えや過去問解き直しのチェックは、仕事から帰宅後の夫が頑張ってくれました。食事は、具沢山味噌汁や温かいスープを必ず出すようにし、免疫力アップで体調面に気をつけました。本番2週間前からのおやつには、応援メッセージが書き込めるチョコレートを用意し、全て違うメッセージを書きました。それを毎日1個ずつおみくじのように引かせて、楽しみを持たせつつ応援の言葉が少しでも力になればと祈りを込めました。おやつもおみくじも娘の好きなものだったので、今日はどんな言葉だったかと親子で会話しながらの時間はほっとするひとときになりました。(補食としてのおやつなら、塾長おすすめのゆで卵が良いと思います。)家の手伝いは小学3年生の弟が姉の分までいろいろと頑張ってくれました。また神社に参拝した際は、弟が一番長く手を合わせ、姉の合格を祈願してました。

本番当日

本番当日はいつも通りの起床で、持参用ノートには付箋がたくさん貼ってあり、塾長、教室長、武蔵の先輩からの大切な言葉の数々を書き写したものでした。それらを読み返し、御守りにして臨みました。終了後、「適性検査Ⅰは出来た。あとはやれる事はやった。」と娘の口からやりきった言葉を聞いた時、もうそれだけで充分すごいと思いました。体調を崩さず受けられたことに感謝しました。

合格発表当日

合格発表当日、家でホームページから確認しました。娘の受検番号を見つけた瞬間は本当に本当に驚きました。娘と抱き合い、喜び、涙しました。その後、学校の掲示板でも番号を無事確認し、布施塾長と村岡教室長にご連絡しました。とても喜んで下さり、気にかけて下さる方達へ嬉しい報告ができたことに安堵しました。

受検期での反抗期を振り返る

受検期を振り返り、大変だったのは反抗期と重なったことです。小学5年生になると精神面が急速に発達し、反抗期を迎えました。そこから母娘でぶつかることも多くなり、喧嘩もしました。子どもが反抗するには何かやはり理由があるので、その背景を知り、考えを尊重する対応へと意識するようになってからは、喧嘩までは至らなくなりましたが、反抗期真っ只中に心穏やかに見守り続けるのは正直難しかったです。親として譲れない思いも伝えつつ、娘と真剣に向き合い、家族全員でこの受検期を乗り越えた経験は、合格発表の日に受検番号を見つけ、抱き合って喜んだ瞬間、全てが報われたと感じました。

最後に

最後に。今年度から高校募集停止で、中学の募集人数が男女20名ずつ増えました。そのチャンスを掴みとることができたのは本当に幸せなことだと思います。憧れだった武蔵で地球学を思う存分学んで欲しいと思います。今回の受検を通して強く思うのは、自立学習の大切さです。自分で考え目標に向かってどれだけ頑張れるか。思うようにいかない時も諦めない粘り強さを持ち続けられるか。特に残り1ヶ月は娘のひたむきな姿から成長も感じました。小学6年生で学志舎の自立学習環境に身をおけた経験は財産になりました。娘はこれから先も努力し続ける環境に身をおくことになるでしょうが、乗り越えてやってくれると信じています。布施塾長、村岡教室長、娘の精神力を鍛えて下さり、知識や語彙力を増やして下さり、根気よく見守って下さり、本当にお世話になりました。ありがとうございました。これからも先生方や学志舎の皆さま方が益々ご活躍されますよう、心よりお祈り申し上げます。