☆ 武蔵野北(親御様)2022年

都立武蔵野北高校(I様)

入塾の経緯

学志舎は知り合いのお子さんが通っていたことから紹介していただき、入塾しました。それまでは大手塾に通塾していたのですが、布施塾長と面談させていただいたところ、学志舎に通いたいという本人の希望で、小学生の時から約4年間お世話になりました。

学志舎との出会いに本当に感謝

中学3年生になり部活動を引退したあとは、学校から帰宅すると夕食をすまして、学志舎へ通う毎日でした。息子は学志舎の先生方をとても信頼し、尊敬していましたので、勉強のことは全てお任せしていました。先生方や刺激をもらえる同級生の皆さんがいたからこそ、本人も最後まで頑張りぬいて、受験を乗り越えられたと感謝の気持ちでいっぱいです。また、授業の合間にされるご経験豊かな先生方のお話が、さまざまな面で本人の糧となっているように感じています。息子から伝え聞くお話が、私も印象深く心に残っています。学志舎との出会いに本当に感謝しています。これまでお世話になり、ありがとうございました。

都立武蔵野北高校(I様)

一言にしてしまうと『相当熱い塾』

初めて息子が学志舎を体験したのは中学1年生の終わり頃でした。それまで某大手塾に通っておりましたが学習環境が合わず、教室を覗いたときの生徒さんの雰囲気が気になっていた学志舎のHPを見てみました。何日かかけて合格体験記やブログを読み、一言にしてしまうと『相当熱い塾』なのだなということが分かり、ご連絡させて頂きました。体験では、皆さんが体験記に書いていた空気はこれか!というものを体験致しました。教室を出てすぐに「ここが良い」と息子は言いました。

息子の「スイッチ」が入るきっかけ

新中2で転塾し意気込んでいた息子でしたが、すぐにコロナ禍となりました。休校措置、外出自粛。家族以外とは会うことも話すこともほとんどなくなりました。自宅でひとり勉強していくうちに息子の意欲はみるみる低下していき、中2最後の内申は過去最低となってしまいました。そんな息子を見守りながらのこの1年間は、受験生の親として、母としての苦悩や葛藤がたくさんありました。卒塾生の合格体験記や親御様の声を読んでいると、皆さんが俗に言う「スイッチ」が入った状態で学志舎に通われているように感じ、それが本当に素晴らしいと思っておりました。一方の息子は、自宅では常に完全オフであり、自宅で勉強している姿を母は最後までほとんど見ることが出来なかったのです。塾がない日のオフモードを見る度に、大丈夫なのかなと不安になりました。今振り返ってみて、この状態の息子の「スイッチ」が入るきっかけがあったとすれば、この1年間に大きく分けて3回のターニングポイントがあり、それが息子なりのスイッチが入るきっかけだったのかなと感じています。

【1】本人が行きたいと思える高校が見つかったこと

夏休みにいくつかの学校見学に行きました。その中に武蔵野北高校があったのですが、学校の雰囲気や設備、その他が息子にはしっくりきたようでした。その時点では内申点が基準に全く足りていなかったので、2学期の内申が出たら最終的に志望校を決めよう、ということになりました。息子は2学期に内申を上げる!!と意気込んでおり、その後の夏期講習は毎日かなりの長時間でしたが、疲れも見せずに頑張っていたと思います。

【2】内申を戦略的に上げることができた

「まだ諦めなくていい」志望校に向けて内申点を上げる、といっても容易いことではなかったと思います。そんなにいくつも上げられるのか?と母は思っておりましたが、息子は「布施先生に、内申は戦略的に上げるものだって教えてもらった。」と、得意気でした。実際に、2学期の内申は1学期より5上げてきました。本当にすごいことだと思います。それでも、本人が目標としていた内申には足らず武蔵野北高校を受験するには十分ではありませんでした。息子は、不安な気持ちで内申点を塾に報告に行きました。「まだ諦めなくていい」その日、布施先生が息子にかけてくださった言葉です。その日はとても嬉しそうに帰宅しました。当日点でカバーする!と、一層やる気が出た様子でした。塾で頂いた資料には、過去のデータやその他受験を決定する上での判断基準などが詳細に記してあり、客観的に息子の今の立ち位置を確認することができました。内申は足りないけれど決してダメ元の受験ではない、最後まで諦めさえしなければ合格の可能性はあると、親子共に「最後まで頑張ろう!!」と、思えました。

【3】模試D判定でも本人の意思を尊重したこと

冬期講習でも毎日遅くまで頑張り、結果を期待して受けた1月最後のV模擬で、なんとD判定を出してしまいました。息子は布施先生に「武蔵野北高校の受験は、おすすめは出来ない。親御さんとよく相談してくるように。」と言われたと、暗い顔で帰宅しました。わが家で決めていたボーダー判定もB、という条件でしたので、その日の夜に主人と3人で話し合いました。親からは、ここまでよく頑張ってきたと思うけど、志望校は変更したほうが良いと思う。これまでの努力が無駄になることはない。と話しました。しかし息子は、「今までたくさんやってきて過去問の点数は上がってきている。1回分のV模擬だけで判断するのは納得がいかない。後悔が残りそう。塾で先生に過去問の点数を見てもらうので、それまで待って欲しい。それでも可能性がないならあきらめる。もし可能性があって先生が見ていてくれるなら頑張りたい。」と言って譲りませんでした。夫婦でもたくさん話し合いました。息子はここにくるまで武蔵野北高校に入りたい、という思いだけで努力してくることができましたので、志望校を変えて『合格』を最優先するのではなく、自分の目標に向けて最後までやりきったほうがこの先の息子にとってプラスになるのではないか。という結論になり、親として最大限息子の努力を応援しようと決めました。このことを布施先生にご報告したところ、本人の意思を尊重したい、過去問の点数と倍率によってはいけるかもしれない、と仰って頂きました。

これらの出来事が、息子自身「自分がどうなりたいのか」を再確認し、志望校への思いを強く持つと共に、今自分がやるべきことにしっかり向き合うきっかけとなったと思います。自信喪失し、意欲が低下していた息子が夏以降、少しずつ前向きになっていく様子を見ることが出来ました。家では完全オフの息子でしたが、スイッチが入ってからは不思議なことに、学志舎から帰ってきたときには疲れを一切見せず、別人のような明るい表情とテンションで「楽しかった!」と帰宅していました。その様子から、自宅では見ることが出来ない息子の姿が学志舎にはあるのだ、自宅を出るまではスイッチが切れている息子も、学志舎に行きさえすればスイッチが入っているのだと、信じることができました。(合格後の面談で、志望校が決まってからは塾での目つきが変わっていた、と塾長に仰って頂いたので、塾では本当にスイッチが入っていたようです)

見守る心境

しかし、未熟な母にとっては黙って見守ることがときに難しく、ついきつい言葉をかけたくなってしまうときもありました。そんなときは体験記や親御様の声を読み、学志舎の『親の力UP演習』の声かけを思い出すようにして何とか前向きな心を保ち、やり過ごすようにしました。入試の直前数日間は、息子にも緊張が見られました。わたしからは「どんな結果になったとしても、ここまで目標達成に向けて頑張ってこられたことが1番素晴らしいことだと思う。やりきった自分を褒めてあげて欲しい。必ずこの先の困難を乗り越えられる力になるはず。」と伝えました。迎えた入試当日は急な時間変更があり、動揺もあったのか腹痛に見舞われたそうですが、村岡先生の教え通りに、諦めず最後まで受けることが出来ました。終了後は、「全然完璧には出来なかったけど、最後の最後まで諦めないでやりきった。後悔はしていない。」との言葉を聞くことが出来、やりきった清々しい表情を見ることができました。そんな息子を見て、この選択をして本当に良かったのだ。と、親として心から思うことが出来ました。結果はどうであれ、息子が大きな壁を乗り越えられた気がしました。

感謝

合格発表の日、息子は自分の番号を見つけて呆然としておりました。「こんなに報われて、良いのかな。」と言っていましたが、その顔は本当に嬉しそうでした。努力がこれ以上ない形で報われ、親子共に過去最高の成功体験をすることが出来ました。この体験は、学志舎でなければ決して出来なかった体験だと思っています。最後まで息子を信じ応援してくださった先生方には、心の底から感謝しております。また、卒塾生の先輩方には何度も、たくさんのパワーを頂きました。息子にもそんな素敵な先輩方のあとに続いて欲しいと、願うばかりです。この度は本当にありがとうございました。