合格体験記(2023年 都立西高校:Mくん)※推薦合格

入塾

私は当時学志舎に通っていた友達に誘われて中学2年生の夏から入塾しました。 私はこれまで塾に通った経験はほとんどなく、 個別指導塾に3ヶ月間通っていた程度でした。 そのため最初に授業風景を見たとき、全員が黙々とペンを走らせている姿に衝撃を受けました。 また、先生方の合格へ導くという熱意や気迫を感じ、ここでならきっと自分を高められると確信し学志舎で学ぶことを決意しました。
入塾した当初は周囲の解くスピードに圧倒されましたが、 過去の先輩達も同じ経験をしていると考え、 計画性を持って取り組みました。 焦らず、しかし周りに追いつきたいという気持ちで数をこなし、自然と解くスピードや正確さが向上していきました。 全員が全力で頑張れる学志舎という環境だからこそ以前よりも学力は確実に上がっていったのだと思います。

継続は力なり

私は他の塾生と異なる特別な勉強法を行っていたわけではありません。 学志舎の先生方の授業の言葉を聞き漏らさないようにし、いただいたプリントや教科書に取り組み、間違えたところは再度復習するといった基本的なことを繰り返していただけです。 その繰り返しで着実に学力は向上していっていると自信を持てました。
しかし、実際には私は模試となると結果は良くなく、10月の模試で志望校はB判定、12月はD判定、1月でもB判定でした。 ある教科の点数が伸びれば別の教科の点数が下がるという状態が繰り返されていたのです。
しかし、私が他に負けないアドバンテージとなったのが成績でした。 私は中学1年生のときから一つ一つの授業や活動に対し意欲と熱意をもって取り組むようにしていたので、3年間をかけて先生方と良い信頼関係を築き上げることができました。 塾長のおっしゃっている『信頼の貯金』です。そのため多少のミスでも成績が下がることもなく、3年生の2学期では初めてオール5を取ることができました。 また、授業を大切に過ごしてきたことで特に暗記科目の基礎を身につけられたと思います。

自分の殻を破れた推薦特訓

私は12月の模試の結果が振るわなかったことを受け、推薦入試を諦め、 一般入試に絞ろうと考えました。しかし、村岡先生に「成績も良いから推薦も前向きに考えて受けてみてほしい」とおっしゃっていただき、今一度どちらの選択が最善で後悔がないかを真剣に考えました。 私は自分に問いかけ、 西高校への気持ちを高め、 もし合格とならなくても将来の自分にとって絶対にプラスになると考え推薦特訓を受けることを決めました。 そしてこの決断は私の想像以上に大きなものとして返ってきたのです。
週末コースだったため、初めて面接をしたときは毎日コースの人と実力が開いており、そのギャップに心が折れそうになることもありました。 でもその分土日の練習は推薦のことだけを考え、 1日1日を大切に過ごしました。 面接では毎回違う人と話し続けるので次第に慣れていき、確実に力がついていることを実感できました。 駆けつけてくれた先輩方のアドバイスや実際に感じた西高校の魅力を伝えてくれ、より行きたいという気持ちが強まりました。平日5日間と次の練習までに期間は空きますが、 家族にも手伝ってもらい受け答えの練習をするなど、身についたものを落とさないようにしていました。その結果、最後の2日間では様々な質問に対しスムーズに答えられるようになり、自信に繋がりました。
作文に関しては、調子の良いときは5、6枚書いた日もありました。 先生方から具体的なアドバイスや励まし、お褒めの言葉を頂き、作文に対しての最高のモチベーションアップになりました。 西高校はテーマの捉え方が重要ですが、 特訓前からでも出来ることとして自分の感受性を高めておくことも大切だと私は考えます。例えば国語では筆者の考えや自分なりの解釈を考える癖をつけ思考を深めていくことを意識していました。 また、学校でも音楽の授業で曲から何を感じたか書く場面があると思いますが、聴いていてどんな場面、景色が浮かぶか考えてまとめてみると想像力や解釈の幅が広がります。 有名な文豪の作品を意図的に選んで様々な思想に触れたりもしていました。 日々の振り返りや感想記入欄にも考えを深めることを意識して書くことで文章力も少しずつでもつけていけるのではと思います。
前日、推薦特訓の時間を共に過ごしてきた仲間とともに先生方からの激励の言葉をいただいたことで、私は面接・作文を緊張せずに受けることができました。 特に面接は初めて笑顔で受けることができたのです。 仲間と共に走り抜けた2週間でした。

後輩の皆さんへ

私の受験は3年間に積み上げた内申が最後に大きな支えとなり、学志舎の素晴らしい推薦特訓に挑戦することに繋がり合格をいただくことが出来ました。
もし今から出来ることがあるとしたら、学校の先生に気にかけてもらえるくらいの信頼関係を少しずつでも作っていくことです。授業に対して集中して取り組み、発言も自信のあるところだけでも積極的にすることでもいいと思います。 また授業の内容を1回で覚える気でやると定着も早く、3年生になって割く時間も減らせます。 私は自分を成長させるというモットーを掲げて3年間過ごしました。 失敗してもいいから新たなことにチャレンジしたり、 将来役立つだろうと思うことを実践してみたり、レベルアップしていく感覚を意識してください。
学志舎の環境により、切磋琢磨し努力に向かう意欲は自然と湧き出てきます。この意識により、きっと生活がより鮮やかに映り、価値のあるものに感じられると思います。
そして、学志舎の推薦特訓に参加して世界が広がり、自分の内面が深まり輪郭が見えてくるような感覚を味わってほしいです。

最後に

この推薦合格に導いてくださった布施塾長、村岡先生をはじめとする先生方、塾の仲間たち、先輩方との出会いに感謝し、この先苦しくなったときにはこの学志舎でいただいた多くの言葉を思い出し進んでいきたいと思います。本当にありがとうございました。

この記事を書いた人

地元三鷹で育ち、南浦小→三鷹1中→学志舎から初めての「都立西高」合格者となる。担当科目は国数英社理の5科目すべて。学志舎卒塾生として後輩たちに熱い気持ちを伝え、「適切な努力→成功体験→モチベーションup」のポジティブなスパイラルに入ることを大切にしている。随所に「気づき」を散りばめた授業を得意とする。都立トップ校に通った経験を聞くことを楽しみに通う塾生多数。趣味はスポーツ観戦と入試過去問の徹底研究&独自解説の作成。

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