合格体験記(2023年 都立西高校:Nくん)

入塾のきっかけ

僕が学志舎に入塾したのは中学2年生の冬でした。厳しい塾だとは聞いていましたが、難関校に合格するならそれくらいはやってやろうと思い体験に訪れました。その時に感じた、研ぎ澄まされたような雰囲気は今でも忘れません。僕が教室に入っても誰一人として気にすることなく、ただカツカツと筆記音が響いていました。先生たちの真剣さ、塾生たちの集中力に圧倒されて「ここなら自分を伸ばしていける」と思い、入塾を決意しました。

ただ静かなだけではない空間

初め、僕は学志舎を「静かな空間」だと思っていました。しかし、すぐに学志舎はそれだけではないことを知りました。学志舎の持つ力の中で僕にとって最も大きかったものは同期たちの存在です。彼らは頼れる友人であり、支え合う仲間であり、同時にライバルでもありました。僕は学志舎に入る前は塾に通っておらず、独りで勉強していたので、このような存在をより大きく感じました。「自分なんかよりも、もっと頭が良い人がいる。もっと努力している人がいる。」そう実感できる環境が僕にもっと勉強をしたいと思わせてくれて、勉強への意欲が高まりました。定期考査の点数も、それに応えるようにメキメキと上がり、五教科合計は自己ベストの472点を取ることができました。また、僕は集中することができないという課題があったのですが、自習に通っている内に自分の集中の仕方を見つけることができ、今ではすぐに集中モードに入ることもできるようになりました。

逆境は楽しむもの

初めて自校作成校の問題(都立新宿高校)を解いたとき、英語が48点(リスニングを抜くと28点)、数学は22点という記録を残し、とても焦りました。しかし、その一日後には「この新宿よりさらに難しい西高に合格したらすごくないか?」と思えるようになり、逆にモチベーションが上がりました。解く順番や問題の傾向を研究し、1か月後には安定して80点台をとれるようになりました。
僕の場合は、もともと相手が強いほど燃えるタイプなのでこういう考えになりましたが、そうはいかない人もいると思います。その時は一度不安を捨ててみて「この状態から合格したら、英雄譚みたいでカッコよくないか?」と思ってみると気が楽になるのではないでしょうか。

「生き方」の学びの場

学志舎では、ただ勉強を教わるだけでなく、努力の習慣や幅広い教養、コミュニケーションスキルなど多くのことを学びました。特に推薦特訓では、どうすればより分かりやすく、より印象的に伝えられるかなどを学びました。このことは日常会話でも活きていると感じます。
また、村岡先生の「鳥のフンに当たったから今年も受かる」という話が印象的でした。これだけ書くと意味不明ですが、要は「不幸なことがあったから、その分良いことがあるはずだ」というお話です。不幸なことがあっても、それに囚われずに前を向く。そのポジティブさに感嘆しました。

後輩へ

2つあります。まず、学志舎の強みをフル活用しましょう。積極的に自習(土日オープン)に参加して、わからないところは先生にガンガン聞きましょう。そして、計画的に勉強しましょう。1か月程度の長期間の計画と、1日分の計画をどちらもしっかり立てましょう。長期間の計画については、漠然と課題などの〆切を把握するだけではなく「何を」「いつ」「どれくらいやるか」をだいたい決めておきましょう。また、優先順位を明確にして重要なものは先に終わらせましょう。これをおろそかにすると、割と後悔します。実際に僕は学校の提出物を後回しにした結果、満足いく結果にならなかったことがあります。また、1日の計画についてはしっかりと立てましょう。朝の時間や移動時間を使って考えると効率的です。計画を立てて自習の時間をより有意義に使いましょう。がんばれ受験生!応援しています!

この記事を書いた人

地元三鷹で育ち、南浦小→三鷹1中→学志舎から初めての「都立西高」合格者となる。担当科目は国数英社理の5科目すべて。学志舎卒塾生として後輩たちに熱い気持ちを伝え、「適切な努力→成功体験→モチベーションup」のポジティブなスパイラルに入ることを大切にしている。随所に「気づき」を散りばめた授業を得意とする。都立トップ校に通った経験を聞くことを楽しみに通う塾生多数。趣味はスポーツ観戦と入試過去問の徹底研究&独自解説の作成。

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