親御様メッセージ(2022年 都立駒場高校:Nくん)

この度、息子が第一希望の都立駒場高校に合格することができました。この合格は、学志舎の皆さまに支えていただいたおかげだと思っております。心より感謝申し上げます。

目次

学志舎との出会い

学志舎との出会いは中2の春でした。前代未聞の全国一斉休校が新学期に入っても延長され、このままでは不安でしたので、中2の夏期講習からと考えていた塾通いを前倒しすることにしました。自宅に近いほうが、今後自習室にも通いやすいだろうと徒歩で探し始めて、我が家に一番近かったのが学志舎の第2教室でした。帰宅してからHPを拝見すると、私が毎日の通勤で通っていて、窓から見える教室の中で生徒さん達が一心不乱に自習する姿に通るたびに感心していた塾が、学志舎の第1教室(本校)だとわかりました。自宅に近いこと、以前から好印象の塾であること、都立志向であることに加えて、もう一つ決め手になったことがあります。母親の私自身が小学校で働いており、中学受験をする子の何割かが、6年間のまとめのかけがえのない時期に、受験前だからと1か月やそれ以上学校を休むことにモヤモヤする気持ちを抱いて仕事をしておりましたので、学志舎が学校生活を大事にすること、学校の先生にも敬意を払っていらっしゃること、当時の学習指導要領の評価の観点である「関心・意欲・態度」(現在は「主体的に学習に取り組む態度」)を重視し、入塾基準にもしていたことに感銘を受けました。その後、コロナ禍ですぐに塾も閉鎖してしまうのですが、無事に入塾できて宿題や授業の配信やZOOM自習室に助けられました。

まさかの内申大幅下落

成績も順調に少しずつ伸びていき、定期考査前も普通に練習や試合があって勉強の時間が満足するように取れないと、悩みながらも部長として頑張っていた部活の引退を中3の5月に迎えました。やっと勉強に集中できて、もっと内申を上げていけるだろうと期待していた中3の1学期末。学習指導要領の改訂からか、思うように定期考査でも点数がとれなくなっていた前触れはあったのですが、中2よりなんと内申が10も落ちてしまい、親の私のほうがパニックになってしまいました。無謀な例えですが、例え2学期にオール5を取ったとしても、1,2学期の合計で決まる内申点は、中2の3学期の成績にもう及ばなくなってしまったほどの成績の落ち込みにショックを受け、すがる思いで布施先生にメールでご相談させていただくと、熱い激励とともに、この内申ではどう考えても難しいと思われる都立駒場高校を「(息子に)合っていると思う」と勧めてくださいました。部活を引退してから、学校用タブレットの使い方や動画の視聴に依存気味で約束が守れなくなっていった息子に、親の私は失望し、現状を認識させるために「見守る」ではなく叱咤叱咤叱咤ばかりで、どん底に落ち込んでいた息子を、学志舎の先生方は温かく励まし、志望校の道筋まで見せてくださったので、やる気になって夏期講習を踏ん張れたようです。また、夏休みのこのタイミングで駒場高校を知って、部活動体験や学校説明会などに参加できたのも、大変ありがたく思いました。三者面談前に、併願校のアドバイスをいただけたのも、東京の私立高校をほとんど知らなかったので、大変心強かったです。 

 

本人の頑張りと並走

駒場高校が気に入った息子は、心を入れ替えてやっと勉強に励むようになりました。家から走って1,2分でつく自習室にも、毎日ラストの時間まで通わせていただきました。18年分もの都立の過去問を計画的に取り組ませて、解説する授業スタイルも力と自信になりました。何よりも、私が毎日の通勤で窓から見ていたわき目もふらずに自立学習をする学志舎の「勉強するのが当たり前」の良い雰囲気の中で、受験勉強に打ち込めたことが、彼の財産になったと思います。2学期の定期考査もあまり点が取れず、またまたショックで見守れず「これ以上塾に通っても、お金の無駄だから辞めてほしい」「実力が届かないところを受験して、私学に行く羽目になるなら、その分貯めておかないと学費が払えない。もう行かなくていい」など罵詈雑言を投げつけましたが、息子は絶対に学志舎を辞めたくないと言いました。私は、先生方が教えてくださったようには、最後まで親として達観し「見守る」ことはできませんでした。その分、並走しようと決めて毎日、塾から帰ってきたら、軽く食事を取らせながら、今日の塾の先生の名言やOB・OGからの励ましを聞き、今日取り組めた学習と明日の学習予定を確認しました。その後、私は持ち帰り仕事、息子は過去問を、食卓に2人で頭を並べて1時間やる生活をしました。寝る前に先生方から勧められた過去問の英語の音読を聞いて、タイムを計るのも半年続けました。音読を毎日聞くのは小学校4年生以来でした。

仮内申から受験当日まで

2学期末に出た仮内申は、やっと3上がっても34で、V模擬もCかD判定、厳しい現実でした。当日全教科90点以上取らないと合格は難しいことになり、このまま本当に駒場でいいのか、A判定の出ている他の都立にするか何度も話し合いました。最終的に追加で遠くまで受けに行った模試でB判定の模試結果を手に、再び学志舎の先生方に相談して背中を押していただき、私も職場の中学校から異動してきた同僚や受験サポート経験者ママさんたち、都立高校を卒業したのがまだ最近の若手の同僚達などに相談して、息子の思うところにと腹をくくりました。18年分の過去問を3回繰り返して自信をつけた息子の意思は固かったです。もし、不合格だとしても、最後まで勉強し続けて挑戦したことは、彼の将来にプラスになるだろうと覚悟を決めて駒場にチャレンジすることにしたのが1月中旬でした。

併願優遇の私学は合格しましたが、第2志望の私学は落ちてしまい、親としては不安でいっぱいの中、都立の受験を迎えました。2月21日の朝に笑って手を振って「いってきます」と出かけた息子の姿を「ちょっと遅かったけど、最後は本気になったんだなあ」と不思議な思いで見送りました。手応えは「ビミョー」とのことでしたが、無事に合格することができました。学校用タブレットで発表を見た途端、ポカンとした息子の横で涙ぐんでしまいました。倍率が例年より下がったのと、男女別定員の緩和にも救われたのだと思います。

感謝をこめて

長くなってしまいましたが、学志舎との出会いと、失敗からの努力で掴んだ第一志望校の高校生活は本人にとって希望に満ち溢れた時間になると思います。布施先生と村岡先生が大好きな校風、ナイスガイが育つ学校、と太鼓判を押してくれた駒場高校の恵まれた環境と施設で高校生活を過ごせるのをとても楽しみにしているようです。最後に布施塾長、村岡先生をはじめ先生方、OB・OGの先輩方、一緒に切磋琢磨した中3生の皆さま、感謝の気持ちでいっぱいです。大逆転の卒塾生として、これからも末永くお付き合いをさせていただければ幸いです。

この記事を書いた人

(膳所高校→防衛大学校→海上自衛隊→リクルートエージェント→学志舎2010年創業)海自とリクルートで培った「やりきる力」と「人の心を動かす力」を武器にエネルギー溢れるアツイ授業を展開。関西弁で入試問題にツッコミを入れながらテンポ良く進める授業で塾生達の頭をフル回転状態に。成績upや逆転合格を生み出す教育法は親御様から「学志舎マジック」と呼ばれる。たった1人で塾運営していた最後の年(2017年)には小5から中3まで200人以上の塾生の全授業を担当。日比谷・西・国立に計14名が全員合格となり業界で話題となる。過去7年間では都立高校に425名合格。そのうち西79名・国立42名・新宿24名・駒場30名・豊多摩35名と難関校・人気校受験で都内トップクラスの実績を残す。2022年3月には待望の三鷹駅前校がオープンし、中央線エリアからの入塾生が急増中。「一生忘れられない出会い」がここにあります。【趣味】テニス

目次