親御様メッセージ(2023年 都立国立高校:Oくん)

この度、息子が熱望していた都立国立高校に合格することができました。感謝の気持ちで一杯です。ありがとうございました。合格発表当日、パソコンを前に息子も私も緊張で震えていました。パッと飛び込んできた「合格」という2文字。息子は大声で叫び家の中をぐるぐる走りまわり、私はボロボロ泣きながら「すごい!すごい!本当によく頑張った!」と。

国立高校を目指してひたむきに努力し続けた日々

兄が学志舎でお世話になり、いろいろと成長していく姿を見ていた私は塾に通うなら学志舎と思っていました。そして2年生の夏休み前に息子は入塾しました。入塾前の息子は定期テスト前でも全く勉強しない子でした。応用クラスでスタートし、3年生になると同時に難関クラスに移ることができました。難関クラスの授業についていくのは大変だったようですが、その頃から「国立高校に行きたい」と言うようになりました。夏期講習が始まり朝から晩まで勉強漬けの日々です。長時間勉強する習慣も身につき、毎日楽しそうに学志舎に通っていました。後半に体調を崩し数日間お休みとなった時には、村岡先生からキャッチアップしフォローしますので安心して下さい、とメールをいただき親子でホッとしたのを覚えています。

2学期は息子にとってとても苦しい時期だったと思います。「国高行きたい。国高行きたい」と言い続ける息子にとって現実は厳しいものがありました。学校の定期テストで思うような結果が出なくて落ち込み、三者面談で厳しい厳しいと言われて落ち込み、模擬の判定が悪くて落ち込み、何度も泣いている姿を見てきました。普段は明るく元気な息子です。泣いた次の日はケロッとして「伸びしろしかないわ♪伸びしろしかないわ♪」と歌っていました。息子の良い面でもあります。親のチカラupセミナーは志望校選びのポイント、そしてその先を見据えた大学、就活アドバイスなど濃い内容でした。「チャレンジすること、それに伴う努力をしているのか。努力、集中力、チャレンジャーとしてふさわしい行動、そして真のチャレンジャーを応援します。」と話がありました。「息子は真のチャレンジャーになれるのか?」そんな思いが頭の中をよぎりました。

ひたむきな努力が少しずつ結果に繋がり、最後は合格を勝ち取る

2学期の内申は3アップしたものの素内申38です。しかし「国高行きたい」という息子の気持ちは揺らぎませんでした。年が明け冬期講習も終わり最後の自校作成模擬の結果はC判定。今までE、E、D判定ときてC判定です。息子にとっては大進歩で「まだまだ伸びる」とこの時からまた一段とやる気が湧いてきたようです。学校から急いで帰宅し、玄関に置いてある塾のリュックを背負ってすぐに学志舎に向かう日々が続きました。クローズ時間ギリギリまで粘り、先生に「終了時刻だから帰りましょう」って言われてしまった、など学志舎で過ごす時間がとても有意義で貴重な時間だったように思います。何度も落ち込み、涙を流していた2学期の息子の姿はもうありません。常に前へ前へと進んでいました。私にできることは見守ることでした。

入試本番2,3日前に「もらったよー」と嬉しそうに手に持っていたのは5人の先生方のメッセージが書かれた合格祈願。コピーをして部屋中の目につくところに貼り、我が家のお守りとなっていました。また本番前日に塾長から「今年の国高はチャンスやで!」、他の先生方から「本当にチャンスだから!」と言われたと嬉しそうに息子が話してくれました。入試当日の朝は元気に会場に向かった息子がどんよりと落ち込んで帰宅しました。玄関に入ると同時に泣き出し「難しかった。国高行けないかも。」と。部屋中に貼られている先生方のメッセージ「アツイ気持ち、行くぜ!完全勝利、執念、執念、そしてやるだけのことはやったから大丈夫」と息子と共に私自身も自分に言い聞かせるように過ごしていました。発表までの1週間はとても長く感じた1週間でした。「国高行きたい。国高行きたい」ただその思いだけで、ひたすら前に向かって頑張っていました。その強い思いが大きな力となり、結果に繋がったのだと思います。発表後の面談で、「ほんとすごいことをやり遂げたよ。おめでとう。」と塾長に言われ、嬉しそうにしている息子の姿がありました。学志舎での1年9か月、学習面はもちろん人として大きく成長しました。自分で決めた目標に向かって突き進む息子の姿を見て、4年前の兄と同じだなぁと嬉しく思いました。

息子の可能性を信じ最大限に引き出してくださった布施塾長、村岡先生、石原先生、佐藤先生、山田先生。互いに切磋琢磨する同級生。後輩のために駆け付けてくれる先輩方。「一生忘れられない出会い」がここにある。素敵な塾です。本当にありがとうございました。

この記事を書いた人

(千葉県立東葛飾高校→早稲田大学政治経済学部経済学科→IT企業→学志舎)人一倍真面目な性格でとにかく「正攻法」で問題と向き合う。自身が私立最難関大に現役合格した際の「正しい努力」の仕方を伝授。日々感じる「塾生の成長」はやりがいを越えて、もはや生きがいに。担当科目は国数英社理の5科目すべて。入社一年目にして都立推薦入試の小論文担当責任者に抜擢。頻出テーマごとの構成メモは受験生必読。都立立川高校の推薦入試では4名中3名を合格に導くなど、その指導力は秀逸で塾生からの信頼もあつい。目下、「都立推薦入試の小論文といえば学志舎の佐藤」と呼ばれるような存在を目指している。

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