親御様メッセージ(2023年 都立西高校:Hくん)※推薦合格

このたび、息子が第一志望の都立西高校に合格することができました。温かく、そして熱く指導してくださった先生方、アドバイスと励ましをくださった卒塾生の皆様、そして共に切磋琢磨し、闘い続けた仲間のみなさんに心から感謝しております。本当にありがとうございました。

塾は不要と考えていた

学志舎には中2の3学期からお世話になりました。それまで学校のテストや成績が順調であったこと、自ら時間を見つけては机に向かうことができていたこと、そして、納得のいく塾に出会えていなかったことで、このまま塾には通わずに受験を乗り切ろうかとも考えておりました。そんなとき、偶然ネット検索で学志舎のことを知り「ここだ!」と思いました。体験授業を申し込み、自転車を50分こいで伺いました。自宅から決して近くはありませんが、入塾をあきらめる理由には全くならないと思えました。誠実で信頼できる塾だと感じ、また、学志舎でしか得られないものがあると感じたのです。それが間違いなかったと思える理由は、学志舎に入ってから、息子が見せてくれた成長にほかなりません。

見守ることの大切さ

入塾して数ヶ月で中3生となり、受験に対する不安が大きくなった息子は、勉強をやってもやっても「このぐらいでいいのだろうか」「ほかに何をすればいいのだろうか」と考え、次から次へと不安が押し寄せ、頭を抱え込むようになりました。心配になり、塾長に相談させていただくと、大変ありがたいことに、すぐに息子との面談の時間を取ってくださいました。どのような面談であったのかは、息子の吹っ切れたような明るい表情からうかがい知ることができました。「親の力upセミナー」で聞いていた、「受験生のジェットコースターのような心の揺れ」の始まりなのかなと感じ、親としては、とにかく「見守ろう」と改めて思いました。とは言え、模試が終われば「どうだった?見直しはした?」と聞きたくなってしまいますし、机に積んである問題集の山を見れば「あの問題集は進んでる?」と探りたくなってしまいます。そこをぐっとこらえられたのは、セミナーでの塾長のひと言でした。「親御さんも大変です。お仕事、家のこと、そこに受験も加われば、もう本当に大変なんです。ですから、受験のことは私達にお任せください。」この言葉は、私のお守りとなりました。親が「見守る」ことに専念し、家を学校や塾とは違い、ほっとできる場所にできるよう配慮してくださった言葉でした。この一年、この言葉を何度思い出し、心強く思ったかわかりません。本当に感謝しております。

自分の強みを見つめ直すことのできた推薦特訓

その後、息子は、まさに寝食の時間以外の時間をほとんど勉強にあてるという日々を送りました。先生方が、長年の経験と分析に基づいて作成してくださった「学志舎の英語オリジナルのプリント」や「学志舎の数学オリジナルプリントを何度も何度も解いた息子は「なんだかもう、どんな問題も解けるような気がする」と言うまでになりました。西高の過去問も解いているのが楽しそうでした。そして迎えたのが「推薦特訓」です。息子は、リーダーシップを発揮するようなタイプでもなく、生徒会の役員になったことも、部活で輝かしい成績をおさめたこともありませんでした。自己PRカード作成時には、唯一の功績とも思えた三年連続で合唱コンクールの指揮者を務めたエピソードを書くことにしました。しかし、添削してくださった村岡先生からいただいたのは「これで〇〇くんの良さがでていますか?」というコメントでした。はっとしました。目立つエピソード、リーダーとしての素質を示すようなエピソードを書かなくてはいけないと、息子も私も何となく思っていましたが、それは浅はかなことであると気付きました。確かに、これは息子の良さを表すものではないと改めて感じ、それを見抜いてくださっていた村岡先生に、感謝の気持ちと尊敬の気持ちとでいっぱいでした。そこから、シンプルに、純粋に、今まで本当に力を入れて続けてきたこと、自分が自信のもてることは何かを見つめ直し、それを言葉にしました。「学習面において、トップを目指し、地道に、そして徹底的に追求し、努力を続けてきたこと」でした。「これだよ。これが〇〇くんの強みだよ」と言っていただき、息子も嬉しそうでした。自分にとっては当たり前のことで、取り上げるほどでもないと思っていたことが、実は自分の強みであると気づくことができたのです。一方、面接と作文に関しては、これまで本格的に取り組んだことがなく、始めのうちはどう答えればいいのか、どう書けばいいのか見当もつかず、途方に暮れている様子でした。しかし、2週間という限られた期間であっても、毎日毎日特訓を受けることで、こんなにも実力と自信がつき、頼もしく感じられるものかと驚くほどでした。特訓を通して、今の自分自身のことを深く見つめ直し、将来の自分を具体的に思い描くことができたのだと思います。面接の練習に駆けつけてくださった卒塾生の皆様、熱いコメント付きで丁寧に作文を添削してくださった全ての先生方、そして互いに励まし合った仲間のみなさんのおかげです。中3のこの時期に、こんなにも尊い時間を過ごせたことに感動し、心から感謝しております。

学志舎に出会い、学志舎で過ごした時間は、息子にとっても、私たち親にとっても、かけがえのない、一生の宝物です。大切な大切な一年となりました。本当にありがとうございました。

この記事を書いた人

(千葉県立東葛飾高校→早稲田大学政治経済学部経済学科→IT企業→学志舎)人一倍真面目な性格でとにかく「正攻法」で問題と向き合う。自身が私立最難関大に現役合格した際の「正しい努力」の仕方を伝授。日々感じる「塾生の成長」はやりがいを越えて、もはや生きがいに。担当科目は国数英社理の5科目すべて。入社一年目にして都立推薦入試の小論文担当責任者に抜擢。頻出テーマごとの構成メモは受験生必読。都立立川高校の推薦入試では4名中3名を合格に導くなど、その指導力は秀逸で塾生からの信頼もあつい。目下、「都立推薦入試の小論文といえば学志舎の佐藤」と呼ばれるような存在を目指している。

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