「合格実績の定義」=塾の誠実さ
他塾の都立高校合格実績を確認する際、私が注視するのは「合格実績の定義」になります。
塾選びの指標となる「合格実績」
その定義によって、親御さまや生徒に対して誠実な姿勢で塾運営をしているかどうか?を判断できると私は考えています。
テストだけ受験した子、講習だけ受講した子、短時間の動画だけ視聴した子などに対して合格発表日に電話確認し、合格者数に含め、見せかけの数字だけ大きくしている塾は残念ながら不誠実な塾だと言ってもいいのではないでしょうか?
バレなければいい。他もやっているから大丈夫。など考えておられるのかもしれませんが、その電話や水増している様子を内部生に見せることができますか?もし不合格に涙を流している内部生がいるのなら、その子を最大限フォローすることこそやるべきことでないですか?HPや広告チラシでその数字をアピールして心は痛みませんか?授業で生徒たちにズルはダメだよねときちんと言えますか?と私は問いたい。
「合格実績の定義」の一つの基準が公益社団法人全国学習塾協会が定める「受験直前の6ヵ月間の内、継続的に3ヵ月以上在籍している/正規の学習指導を受講している/受講時間数が 30時間を超えている」になります。学志舎もそれに則るようにしていますが、本当は受講時間数が30時間という基準はもっと高くてもいいのではと思っています。例えば学志舎において中3の9月以降の入塾生はおられませんので、入塾が最も遅いタイミングである中3夏期講習から入塾している子でも受験日までの受講時間は250時間を超え、そこに塾での自立学習の時間を加算すると700時間を超えてきます。ですから30時間という基準は非常に短いと感じています。
「合格実績の定義」の注目すべきポイント
「受講時間、テスト生、講習生」に関する記載があるかどうかです。ないということは、、。
「教室数の確認」も重要
仮に「西高50名合格」をすごい!と感じても、都内全域から通学する西高に対して都内100教室を展開している塾であれば1教室あたりは、、。という残念な事実がそこにはあります。