【都立国分寺高校】学校説明会に行ってきました!(2024年)
学志舎 山田です。
7/3(水)、都立国分寺高校の学習塾対象学校説明会に足を運びました。
現在、都立国分寺高校には
「高3生(5人)、高2生(4人)、高1生(4人)」計13人の学志舎卒塾生が通っています。
進学重視型単位制
国分寺高校は都立に3校ある進学重視型単位制の学校の1つです。(残り2校は新宿、墨田川)
進学重視型単位制の学校は他の学校と比較して教員の数が多く配属されます。(各科目3~4名程度多いそうです。)
そのため、国分寺高校では国・数・英の3科目で習熟度に応じた少人数授業を行っています。
各科目、自分に合った授業を受けることができるのがメリットです。
文理融合のSSH
国分寺高校は今年度から新設された「文理融合基礎枠」のスーパーサイエンススクール(SSH)の指定を受けました。
従来のSSH指定校の研究開発は理系分野が中心となっていましたが、文理融合基礎枠では文系分野も研究対象となり、文理を融合した新たな学力を生み出すことが目標となっています。
探求の時間で研究が進められ、3年次には4000字以上の論文を書き上げる取り組みが行われています。
高校卒業後の進路での研究や論文執筆に向けて実践的な経験を積むことができるのは大きな強みです。
木もれ陽祭
国分寺高校では合唱祭、文化祭、中夜祭、体育祭の行事が1週間に集中して開催され、その総称が「木もれ陽祭」となっています。
4つもの行事を短期間に行うことから、生徒が協力して運営にあたるほか、各行事にリーダーが必要となるため、多くの人にリーダーを務めるチャンスがあるとご説明がありました。
他校では基本的に行事の期間がズレているため、同じ人が連続してリーダーを務めることもありますが、集中開催となると複数のリーダーが必要となるのは木もれ陽祭ならではです。
その魅力や面白さは卒塾生が来てくれた際にも必ず話題にあがります。
活気ある部活動
国分寺高校は、大会で高い実績を残している部活が多いです。また、女子サッカー部やソフトボール部といった他の学校にはあまりみられない部活もあります。
部活動・生徒会 | 東京都立国分寺高等学校
国分寺高校に通う卒塾生の多くには、こうした部活への憧れをもって受験期を過ごしていた印象が残っています。
勉強・部活・行事と二兎ではなく三兎を追う伝統のある国分寺高校、どれも手を抜かず充実した高校生活を送りたいと考えている人にオススメです!
自校作成問題の解説
塾長です。
国語は大問4(問6)の200字作文において、作問者の意図に反した体験談が多かったことや現代の子供たちの漢字力についてお話がありました。抜き出し問題の正答率の低さについては、意外性があり、解法を伝える際の参考にしていきたいと思います。
数学では中学の教科書にある公式を使いこなす力が求められていることを強く感じました。また、差がついた証明問題(記述)については、私自身が授業において特に意識している部分が大切であることを再認識した次第です。ただ、格子点の問題の正答率が低いことには正直驚きましたが、当日の独特の緊張感を考えると無理もないのかもしれません。そのあたりも踏まえ、今後の授業に活かしていきたいと思います。
英語はリスニングを除いて大問が3つというボリュームですから、時間が足りませんね。速読力が必要ですが、一方で語句整序問題では着眼点を磨いていけば、時間短縮も可能ですので、そのあたりの工夫や解法は夏期講習後半から授業で扱い、得点力を高めていきます。
推薦(小論文)の減点部分はいつもどおりですね。落ち着いて「問いに正対」していきたいところです。
国数英ともに良問ぞろいですから、丁寧に直しを進めて、自分のものにしていきましょう!
全生徒の90%が自転車通学
当日はバスで行きましたが、本数が多くないことと少し遠回りになることが気になりました。ただ、校内に入って駐輪場の自転車の数を見て納得。多くの生徒さんが自転車通学ですね。その割合は90%以上とのことでした。
学志舎卒塾生も三鷹エリアの自宅から自転車というわけではなく、国立駅北口にある駐輪場で定期契約して、そこから通学しているようです。自転車通学ならアクセスは良さそうですので、学校説明会や文化祭に参加した際に、バスの混雑状況などでマイナスの先入観を持たないようお気をつけ下さい。勉強に、学校行事に、部活に全力で取り組む素晴らしい学校ですので、志望校の候補として検討されることをオススメします。