【都立国立高校】国高祭に行ってきました!(2025年)

学志舎の佐藤です。

卒塾生(国高→現東大2年)のKくんからお誘いがあり、8/31(日)の午前中に国高祭に行ってきました!

現在、都立国立高校には
高3生(7人)
高2生(9人)
高1生(7人)
計23人
の学志舎卒塾生が通っています。

Kくんは、国立高校に推薦入試で合格し、3年後には現役で東京大学に合格。卒塾後から現在に至るまで、主に推薦特訓において惜しみなく塾生をサポートしてくれています。明晰な頭脳もさることながら、その “アツさ” が本当に魅力的です。

千葉県柏市から身一つで三鷹に来てから4年。この地で育った卒塾生から母校の行事について声を掛けてもらえることは本当に幸せだとしみじみ感じました。

目次

元当事者からの贅沢な解説

外装のつくりを食い入るように見るKくん

Kくんは国高2年生の時、クラスの展示チーフ(外装チーフ、内装チーフ、広報チーフなどを束ねるクラス展示のリーダー)として、予算内での企画実現に日々奔走しました。当時はコロナ禍で、価格が高騰する中での材料調達、換気と室内遮光の両立など、次から次へと難題が押し寄せたと言います。

強く印象に残ったエピソードがあります。Kくんは、クラスの保護者会の際、担任の先生にお願いして時間を捻出してもらい、材料準備に関する逼迫した状況を報告しました。その結果、保護者とつながりのある方から木材を提供していただくこととなったようです。Kくんは感謝してもしきれないと話していました。「絶対になんとかしてみせる」というリーダーとしての気概が本当に素晴らしいです。

その他、装飾のトレンドの変化や、3年時に同期の卒塾生Aさんが発案した外装デザインが国高中を震撼させる革命的アイデアであったこと(外装賞受賞!)、経験者だからこその後輩へのねぎらいの言葉など、Kくんならではの貴重な話をたくさん聞くことができました。

国立駅から国立高校に着き、国高祭を堪能し、国立駅に戻るまで、Kくんからの話題提供が尽きることはありませんでした。サービス精神がとにかくありがたかったです。

プロのガイドさんに付き添って頂いたような贅沢な時間となり、大満足の国高祭でした。

ハイクオリティな装飾~美は細部に宿る~

気合いの入った垂れ幕の数々!

入場の瞬間から、各装飾品の精緻な作り込みに圧倒されるばかりです。デザインについてのアイデア出し・実現可能性についての議論・設計への落とし込み・作成作業など、その入念な準備は前年度から始まっています。この2日間のために注がれている思いの大きさも受け止めながら、たくさんの精巧な展示物を楽しく観させて頂きました。

肌を釘で表現!
どんな制作物にも地道な作り込みがある
というメッセージが伝わってきます

各クラスの装飾について、Kくんから「これは上から崩れないように材料を●●にしていて…」「明るさを調整するためにこの木には◆◆をしていて…」「光によって熱がこもらないように■■の工夫をしていて…」などと毎回解説してもらえましたので、多角的な視点で楽しむことができました。

卒塾生との再会

1人でも多くの卒塾生に会いたいとの一心で、校舎内を歩き回りました。どのフロアも大盛況ですので、探すのは一苦労でしたが、計10名と再会することができました。
(写真の6名の他にも1年Aくん、2年Fくん、2年Kくん、3年Yくんと再会)

表情から伝わる充実ぶり、漲るエネルギーに元気をもらえます。至福の一時でした。

来場者への案内を元気に行い、忙しなく動き回る彼らの姿は見ていて微笑ましかったです。

卒塾生の劇を観賞

卒塾生のYくんがキャストを務める劇「月ろけっと」を観賞しました。プログラミング講師という役柄が彼にぴたりとはまっており、楽しく観させて頂きました。昨年の観劇時にも感じたことですが、各キャラクターの個性が本当に際立っていて、計り知れない努力の量にただただ敬服するばかりです。

また、Kくんから、「内装においては、初期段階での遮光処理がどれだけきちんとできているかが大切です」と聞いていました。少しでも隙間があれば光が通り、来場者にとって気がかりな点となってしまうためです。劇中の暗転のシーンでは一切の光がない完璧な暗闇を体験でき、その緻密な準備に感動しました。

昨年まではあまり持てていなかった作り手の視点を少し身につけたことで、文化祭の楽しみ方が広がったように感じます。

Kくんと三鷹の名店「福家(ふくや)」さんへ

午前の部を堪能した後、国高祭を楽しく回らせてもらったお礼もかねて三鷹の「福家」さんへ。私が毎回頼んでいるカツカレーを2人で美味しく頂きました。

次のような会話がありました。

Kくん「みんな楽しそうで本当に良かったですね。卒塾後もつながりを持てて、塾講師は本当に良い仕事ですね。」

私「本当にその通り。みんなが幸せだったら僕も幸せだよ。」

文化祭のシーズンになると、毎年気分が高揚します。卒塾生と笑顔で再会できる瞬間が楽しみで仕方ありません。

来週以降も多くの学校に伺います。
まだまだ続く楽しみに胸を躍らせつつ、今年の塾生が志望校合格を掴めるよう、日々の授業に全力で取り組んでまいります。

この記事を書いた人

(千葉県立東葛飾高校→早稲田大学政治経済学部経済学科→IT企業→学志舎)人一倍真面目な性格でとにかく「正攻法」で問題と向き合う。自身が私立最難関大に現役合格した際の「正しい努力」の仕方を伝授。日々感じる「塾生の成長」はやりがいを越えて、もはや生きがいに。担当科目は国数英社理の5科目すべて。入社一年目にして都立推薦入試の小論文担当責任者に抜擢。頻出テーマごとの構成メモは受験生必読。都立立川高校の推薦入試では4名中3名を合格に導くなど、その指導力は秀逸で塾生からの信頼もあつい。目下、「都立推薦入試の小論文といえば学志舎の佐藤」と呼ばれるような存在を目指している。また、早稲田政経を受験するにあたり多様な英語長文・文法問題と向き合った経験を活かし、都立国際「必勝」特訓の専任講師を2023年秋より務める。開講初年度、同講座を受講した6名全員を合格に導く。

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