【都立西高校】アメフト部に注目!

先日、塾生の有志5人を観戦した「都立西対慶應義塾」は、

タイブレークの末、惜しくも都立西が敗戦となりました。

観戦前は選手層の厚さ、個々のスキルから3本差ぐらい離されて負けるかなと思っておりましたが、

私の予想などはるかに上回る、白熱した接戦となりました。

一緒に観戦した塾生の中で、西高のアメフト部の試合を複数観戦している子は、

「今までで一番面白い試合だった」と語ってくれました。

また西高に合格したら、アメフト部に入部しようと考えている塾生には、

「何番の背番号をつけて、どのポジションで活躍しているのか?そのイメージで観戦しなさい。そうすれば実現できるから」とアドバイスしましたが、

彼らの中でそのイメージが強くなる機会となれば良かったなと思います。

接戦になった理由は2つあります。

一つ目は西高にミスが少なかったことです。

反則はもちろん、ファンブル(ボールをこぼすこと)やインターセプト(パスで投げられたボールを奪うこと)がありませんでした。

逆に慶應はそのミスが多く、自滅していた場面が多かったです。

ミスを少なくするのは決して簡単なことではありませんが、おそらく西高コーチ陣の方々がそのあたり普段から徹底して指導されているのではないかと思います。

そしてその意識をきっちりとフィールドのプレイヤーが認識して、皆で一つになって戦っていたことが素晴らしかったと思います。

プレーコール(攻撃側の出すプレー)についても、シチュエーションに応じて、的確なものでした。

オフェンスはなかなか得点を挙げることはできませんでしたが、1回目のタイブレークでのタッチダウンのコールはお見事でした。

2つ目がディフェンス陣の頑張りです。オフェンスが出ない中で、集中力を切らさず、よく慶應の猛攻に耐えました。ディフェンスラインは慶應のオフェンスラインに押し負けていたのですが、押されながらも低い姿勢で走ってくるランニングバックを止めていた姿が印象的でした。
また2回のインターセプトを奪った子のパスの読みも素晴らしいものでした。そのおかげで慶應のパスコールは出しにくくなりました。ただジェットモーション(1人だけ横方向に動くプレー)やノーハドルオフェンスを止めることは大変そうでしたので、今後対応策を強化してもらいたいと思います。あとは勝負所でのオフェンスのプレーのバリエーションを増やせると面白くなりそうです。身体能力の高いディフェンスの選手をオフェンスでも数プレー起用していけば、上位校に対しても得点を取る可能性が広がりそうです。新チームでの春以降の戦いを楽しみにしています。

本当に選手はもちろん、コーチ陣やスタッフ、マネージャー達も一丸となって戦う姿勢を見せて頂いたナイスゲームでした。ありがとうございました。

※慶應義塾高校は準決勝も勝利し、決勝に駒を進めました。
決勝は「早大学院対慶應義塾」です。春の雪辱を果たしたい慶應の頑張りに期待です。早大学院は兄貴分の早稲田大学が関東リーグでの優勝を決めています。早大学院から上がった子達の活躍が大きいかと思いますが、慶應も同じような環境なので、今度は慶應大学が関東を制する時を楽しみにしています。4年前の早稲田大学のQBは西高出身でしたし、部員数100名以上の慶應大学において、去年、1年生からディフェンスの1本目で活躍している選手も西高出身です。さらに私が尊敬するオービックシーガルズのヘッドコーチの大橋さんも西高出身です。

「文武二道」

大変なことですが、挑戦する意義がおおいにある素晴らしいことだと思います。

この記事を書いた人

(膳所高校→防衛大学校→海上自衛隊→リクルートエージェント→学志舎2010年創業)海自とリクルートで培った「やりきる力」と「人の心を動かす力」を武器にエネルギー溢れるアツイ授業を展開。関西弁で入試問題にツッコミを入れながらテンポ良く進める授業で塾生達の頭をフル回転状態に。成績upや逆転合格を生み出す教育法は親御様から「学志舎マジック」と呼ばれる。たった1人で塾運営していた最後の年(2017年)には小5から中3まで200人以上の塾生の全授業を担当。日比谷・西・国立に計14名が全員合格となり業界で話題となる。過去7年間では都立高校に425名合格。そのうち西79名・国立42名・新宿24名・駒場30名・豊多摩35名と難関校・人気校受験で都内トップクラスの実績を残す。2022年3月には待望の三鷹駅前校がオープンし、中央線エリアからの入塾生が急増中。「一生忘れられない出会い」がここにあります。【趣味】テニス

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