セミナーの様子(2年前)
塾長です。
学志舎では中3生の親御様向けに、年2回のセミナーを開催しています。
※親御様のセミナー感想はコチラから(「親御様の声」には現在830までの声を集めております)
村岡教室長が学志舎に参画する直前に、セミナーに同席して頂いたことがあります。
その際の感想メールが以下になります。参考にして頂ければ幸いです。
中3生の親御様(71名)が参加された志望校選びに関するセミナー(2年前)
10月14日、21日は保護者向けのセミナーに同席させて頂きましたので、その様子と日々の授業の模様を所感として記します。
開始時間は、土曜日の20時30分スタート。セミナーの事前準備段階で気づいたのは、配布資料が多いこと。資料はオリジナルのものも多く、高校から大学への進学先リストや併願校の書類に加え、学校ごとの校風などを解説しながら紹介する内容、これらの情報は学志舎創立以来、全て塾長が丹念に調べたもので、インターネットで検索しても出てこない「足で稼いだデータ」や塾生の卒業後も密に繋がっていることにより得られた「実際の声」が含まれる。
学志舎の卒業生に受験後にとった「受験生からみた親の印象をまとめたアンケート」も参考資料として配布され、保護者の方々は熱心に塾長の解説を聞いていた。なお、保護者が生徒にしてあげるべきことについては、穴埋め式の問題形式の資料解説がなされる。こういったセミナーにおける遊び心は、リクルート出身者ならではと思う。
さて、私からみて、学志舎の良いところは一言でいうと厳しさとアツさだ。名付けて、『カレー型の教育』といっていい。「辛い」そして「熱い」のだ。学志舎ははっきり言って厳しい。何が厳しいかというと授業態度において、集中力、真剣さ、本気を高い水準で求める。実際の授業風景は、全く私語が聞こえてこず、真剣そのものだ。長年、企業や自治体、大学での講師を経験してきた私からみても、これだけの集中力を発揮できた生徒がどれだけいただろうか・・・と思わされてしまう。集中力を付けるために、短時間での読み込みや本番さながらの授業が展開される。スピード感を大事にしており、学校の授業やクラブで疲れた生徒にとっては、「辛い」はずだ。でもその訓練は、必ず本番に活かされる。日々の練習に真剣に取り組んできた学生だけが、本番で力を発揮できるからだ。
そして、学志舎は「辛さ」に加えて「熱い」教育が持ち味でもある。圧倒的に熱い。セミナーでは、こんなエピソードを紹介された。数年前、志望校と併願する学校(いわゆるすべり止め)に落ちてしまい、第一志望受験前に落ち込んでしまった生徒がいたという。そこで、塾長がとった行動は、「ファミレスに連れていき、同居する家族に感謝の手紙を書かせた」というものだ。便箋を持ち込んでファミレスに入ったのだから、その熱さは普通じゃない。感謝の手紙を書くことで生徒は落ち着きを取り戻した。家族が元気づいたのは言うまでもないだろう。結果、第一志望の都立難関高にその生徒は通っているそうだ。
スポーツと同様に受験でも、最後はメンタルコントロールが大きな差につながるが、そのお手本になるようなメンタルケアの行動だと思う。これを自然とやれてしまうような、なんとも言えない熱気、熱さ、それが学志舎にある。これこそが、塾長が防衛大、アメフト部、海上自衛隊、そしてリクルート社で培ってきたリーダーシップ、指導力やマネジメント力なのだろう。普段は「辛い(厳しい)」でも、いざとなるととにかく「熱い」のがこの塾の持ち味だと思う。
ともすると、世の中は、いつの間にか『アイスクリーム型の教育』に染まってしまったのではないか。ほとんどの塾においても同様と思うが、普段は「甘い」のだ。居心地のよい授業空間で、お客様として丁寧に扱ってくれるところがほとんどではないか。
全く私語がなく、本番レベルの集中力を求められ、消しゴムのカスを片付け、机と椅子を整頓し、挨拶して帰ることが自然となされる学志舎と比べてみてほしい。
そして、甘いだけではなく、いざとなると「冷たい」のも『アイスクリーム型』の特徴だ。スランプに陥ったり、志望校に合格できなかった学生のケアを積極的にはできてないだろう。これは、勉強を教えるというよりも人間力が試される部分でもあり、社会人経験の浅い講師ではケアしにくいともいえる。
私は、広告代理店出身である。企業における10年以上、のべ1万人以上の面談採用経験から自信を持って言えることがある。
それは、採用したいという人物は、人生のどこかで『カレー型の教育』を受けてきているということだ。このカレー型の教育を提供し、学習する風土や集中できる空間、そして真剣に取り組む学びの姿勢を教えている塾、それが学志舎の本質なのだと思う。
なお、このセミナーは、もともと1時間の予定であったが、各回ともに実際は2時間弱にわたった。保護者が知りたいことを察知して、情報を追加で伝えていくサービス精神。これも「熱さ」によるものである。