合格体験記&親御様メッセージ(2024年 都立西高校:Mくん)

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Mくん

入塾のきっかけ

私が学志舎に入塾したのは中学2年生の春期講習からでした。中学1年生の頃は勉強をする習慣もなく、成績は低い方でした。そんな状況で親からの勧めもあり、入塾テストを受けに行きました。教室に入った時の第一印象は、「この環境でやっていけるのか」ということでした。静かに集中して自立学習している塾生の研ぎ澄まされた雰囲気に、私は圧倒されました。しかし、そのような環境に身を置くことにより、自己を高めることができると思い、入塾を決めました。

学志舎に入ってみて思う魅力

学志舎の魅力のひとつに、都立上位校を目指した受験に重点を置いた教育があると私は考えます。その方針によって、第一に学力の高い塾生たちが多くいます。入塾当初の私はなかなか周りのスピードに追い付くことができず、授業についていくだけで精一杯の日々でした。その時から、「上位に行ってやろう!」という気持ちが芽生え、多くの問題をこなし、解く力を伸ばしていくことができたと思います。また、「各々のやるべきことを黙々と進める」という最高の自習環境も魅力だと考えます。

第二に、学志舎ならではの時間割が挙げられます。他塾に通っている中学校の同級生を見ていると、学校の課題や塾の課題に忙殺されており、定期テスト期間中も塾では授業があることで、「学校の勉強をしている暇がない」と言っている人もいました。しかしながら、学志舎では定期テスト2週間前からは自立学習となり、授業がストップするという特色があります。これにより、定期テストでも高得点が狙いやすくなるほか、提出物にも時間を割くことが可能になるので、かなり高い内申点をたたき出すことが可能になると思います。

第三に、先生方や卒塾生による手厚いサポートやノウハウが挙げられます。これまで、都立一本で教鞭をとられていた塾長をはじめとした先生方が積み上げられてきたノウハウとデータによって、最短経路で志望校への切符をつかみ取ることができます。また、塾生の質問や相談にも親身になって答えてくださる、先生と塾生の距離が近いのもよいところだと思います。卒塾生が何度も訪問してくださるのも非常にうれしいです。当時どのように学習に取り組んでいたのか、実際に体験してみないとわからないようなことを知ることができるいい機会となります。多くの卒塾生が学志舎に帰ってくることからも、この塾に魅力があるのだとわかるのではないでしょうか。このような環境で勉強できたからこそ私の合格があったように思います。

体調管理の大切さ

体調不良、特に睡眠不足は私たちにとって大敵です。例えば、前日あまりよく寝ることができていなかったときの模試はなかなか悲惨でした。特に出だしの国語がとることが難しく、おのずと他教科も良い結果は出ませんでした。また、体調管理と少し趣旨がずれてしまいますが、休む時はしっかりと休み、疲労をしっかりと回復するというのも重要です。体調も精神も整えることが最高の状態で勉強に取り組むことにつながると私は思います。

計画を立ててみよう

万人受けするかは分かりませんが、元来、私は目標や納得する要素がないと全力で取り組むということができませんでした。そのため、私は実際に受験までどのような時間の流れで、どのような自分になっていたいのかを考えることにしました。「志望校合格(あくまでここが最終的なゴールではありませんが)」という目標に対して、「模試や定期テストなどでいい成績をとる」という中期的な目標を立て、「そのためにはここまでにこれを終わらせねばならない」という短期的な目標を立てます。

このように、長期的な目標をどんどん細分化し、「今日、私は学志舎で何を達成しなければならないか」をしっかりと考えて勉強に取り組むことで、より良い勉強を追求することができました。

反復練習は役立つ

受験シーズンの最終盤になってくると、数学では志望校の過去問を問題の傾向ごとにまとめたプリントが配布されます。そのプリントを何度も反復してスピードを上げ、問題に慣れることが一番の対策です。実際に西高の試験当日、数学の問題を見てみるとどこかで見たことがあるような問題や、その問題を解くうえで重要な要素が見つけやすくなる感じがしました。

推薦特訓

私が受験した年度より、西高では集団討論が復活しており、はじめは人に自分の考えや意思を伝えることが苦手だった私はすべてにおいて不安がありました。しかしながら、村岡先生の自己PRカード添削&面談、塾生との面接練習、集団討論を繰り返し、繰り返し行うことで自己理解につながったほか、より深い考えをすることができるようになったと思います。

特に、作文や集団討論ではこれまでの卒塾生の方々によって積み上げられた膨大なデータに基づいた的確な指導により、確実に力を伸ばすことができたと思います。ここでも卒塾生の方がたくさんいらして面接練習などをしてくださったことで、学校に対しての知識や何が求められているのかということを知ることができたほか、志望校合格への思いが高めることができたと思います。結果は残念なものになってしまいましたが、何にも代えられない大切な経験になりました。

一般試験直前の先生方の言葉

一般試験前日には、先生方と面談する機会がありました。その時の、村岡先生と山田先生の言葉が記憶に残っています。

村岡先生は「キミのことは特に心配していない。」とおっしゃっていました。この言葉はこれまでに何度もいただいた言葉でしたが、試験前日ということもあり、これまでに積み重ねてきた勉強は無駄ではなかった、心配されないところまで達したことに自信を持つことができました。

また、授業をしておられた山田先生にも声をかけられました。山田先生も僕と同じ境遇であり、「推薦はダメだったけれど、一般で西高にリベンジ合格をした時の達成感はすごいことになるよ。ダメだと思った時も最後まで手を動かし続けてね。」と声をかけてくださいました。山田先生には中2のころに教えてもらっていたこともあり、同じ経験をしてきた人による言葉は大変、力になりました。

迎えた一般試験当日。学志舎の西高志望の同期の友達が、私を除いて全員が推薦で受かったということもあり、内申も模試の判定もある程度申し分ないものでしたが、私ははたして受かるのかという不安はありました。そんなことを悶々と考えながら試験へと向かう途中で、西高の校門外で待ち構えていた塾長に出迎えられました。「受験時のお守りに。」とラムネをいただいたのですが、別れ際にボソッと「いつも通りで大丈夫ですよね。」と私がつぶやいてしまいました。すると、塾長からは「キミはこれまで西に受かってきた先輩たちの中でも、成績は上位の方なのだから、大丈夫!」と伝えていただきました。その言葉が大きな力となり、これまでの不安な気持ちが晴れていく気がしました。「自分は受かる!」という強い気持ちを持って、本番では最大限の力を出しきることができたと思います。

後輩に

時には、勉強するということが辛く感じることもあると思います。そのような時には、これまでに取り組んできたプリントの山や、これまでお世話になった人たちを思い浮かべて下さい。きっと、その壁を超えることができると思います。志望校に思いを馳せることや、卒塾生として学志舎を訪れた際にどのようなことを話すかを考えることもおすすめです。

また、学力が伸び悩み、勉強が嫌になることもあると思います。それでもなお、勉強し続けるとどこかで堰を切ったかのように勉強が楽しくなるポイントがあると思います。その時が来るまで勉強に取り組んでみてください。

親御様

息子の念願だった都立西高校に一般入試で合格することができました。「学志舎との出会いがあったからこその合格だ」と、心より感謝申し上げます。

学志舎を選んだ理由

中1秋の体験入塾の時、自立学習に熱心に取り組む先輩方の姿をみて、なんてすばらしい環境なのだろうと大人の私も驚いた記憶があります。先生方のブログの様子から、授業の質が高く、楽しいに違いない(実際そうでした)という点も、入塾を親子で決意した理由です。他塾も候補にしていましたが、学志舎以外にはもう考えられませんでした。

セミナーに参加した時の感想

初めての都立高校受験で不安なこともありましたが、親のチカラupセミナーでは過去の実績データや併願校の選び方、受験期の過ごし方などを絶妙のタイミングで開催していただき、思った以上に精神的に安定した1年間を過ごすことができました。

「家族はサポーターに徹する」と教えていただいたにもかかわらず、あれこれ口出ししてしまうときには、これらのセミナー資料を何度も読み返しました。

子の受験期の成長

推薦特訓では初日から自信を失いかけている息子に、先生方、同級生の仲間、先輩方にもアドバイスや励ましのお言葉をいただいたそうで、無事に推薦入試を受験することができました。特訓を経て、過去の自分と未来の自分について考える、とても良い機会になったのではないでしょうか。また、それ以上に人とのつながりの大切さを学んだのではないかと思っています。

当初からV模擬の判定が良ければ、学志舎名物の推薦特訓は受講すると決めていました。結果は残念でしたが「ナイスチャレンジ」という思いで、後悔を残すことなく本番の一般入試に臨むことができました。(推薦特訓を受講した仲間がほぼ合格している中で、一般入試の受験勉強はかなり厳しかったと後日息子から聞きました…本当に頑張りました)

「見守る」親の心境

中3の8月までは塾の自立学習も積極的に参加することもなく、授業は遅刻ギリギリの息子でした。親としてはやきもきする毎日でしたが、塾の仲間に自立学習にもきちんと来るようにと声かけしてもらったことをきっかけに、9月頃から自立学習にも毎日通うようになりました。(仲間と自習室に感謝)受験モードに気持ちが切り替わったことで、成績も徐々に志望校に近づいていき、安心して温かく見守ることができたように思います。

最後に

授業では惜しみなく全力で指導をしてくださり、仲間と切磋琢磨できる学習環境を整えていただき本当にありがとうございました。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

この記事を書いた人

(千葉県立東葛飾高校→早稲田大学政治経済学部経済学科→IT企業→学志舎)人一倍真面目な性格でとにかく「正攻法」で問題と向き合う。自身が私立最難関大に現役合格した際の「正しい努力」の仕方を伝授。日々感じる「塾生の成長」はやりがいを越えて、もはや生きがいに。担当科目は国数英社理の5科目すべて。入社一年目にして都立推薦入試の小論文担当責任者に抜擢。頻出テーマごとの構成メモは受験生必読。都立立川高校の推薦入試では4名中3名を合格に導くなど、その指導力は秀逸で塾生からの信頼もあつい。目下、「都立推薦入試の小論文といえば学志舎の佐藤」と呼ばれるような存在を目指している。

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