合格体験記&親御様メッセージ(2025年 都立西高校:Sくん)※推薦合格

Sくん
入塾のきっかけ
僕が学志舎に入塾したのは、小学6年生の3月です。この塾を選んだ理由は、体験入塾の際に教室へ足を踏み入れた瞬間に感じた熱気でした。全員が目の前の問題に黙々と取り組む姿がとても印象的で、自分の理想像に重なる先輩たちの姿を見たとき、「この塾に入りたい」と強く思いました。
入塾前と入塾後の変化
塾に入ってからは、論理的思考を身につけることができたと感じます。授業の解説の合間に関連事項を話してくださる時間があり、それが特に印象に残っています。
たとえば、学校では「南北問題」という言葉を公民の単元で学ぶだけかもしれませんが、なぜそれが起こったのかを深く考えると、帝国主義や戦争による植民地支配、宗教の影響、伝統文化の喪失、さらには地理的要因として気候など、さまざまな要素が関わっていることがわかります。
このように、一見すると見えにくい事柄について学ぶうちに、世界は単語や事象がただ存在しているのではなく、それぞれが影響し合って成り立っているのだと気づきました。日常の中でも「この背景には何があるのか?」と考える習慣がつき、論理的思考力が鍛えられたと思います。
忘れられない言葉または授業
村岡先生の「今しかできないことをする」という言葉が特に印象に残っています。僕には、公認会計士になるという夢があります。その夢に向けて、現在は簿記の勉強を進めています。受験が終わったばかりで遊ぶこともできますが、それよりも夢の実現に向けて今やるべきことを優先したいと考えました。
「今できる最大限のことをやり、未来の自分を助ける行動をとる」
塾で学んだこの考え方が、今の自分の軸になっています。
授業以外に教わったこと
推薦入試直前の2週間で行われた推薦特訓は、とても楽しく、未来に役立つ時間になったと感じています。
面接練習を通じて、さまざまな先輩方から学校の様子を聞いたり、面接で話す内容を深めたりすることができました。先輩方がいなければ思いつかなかった発想も多く、とても有意義な時間でした。また、学校生活について話を聞く中で、自分の未来を具体的に想像できたことがモチベーションにつながりました。
作文指導では、添削を通じて新たな考え方を示していただき、自分なりの型を確立できたことで、本番では迷うことなく自信を持って書き進めることができました。
後輩に一言アドバイス
僕は、中3の1学期に理科・社会の基礎固めに時間をかけすぎてしまい、その他の教科の過去問でなかなか点数が取れず苦戦しました。点を取れるようになると勉強のモチベーションも上がるので、2学期からの過去問演習の前に、なるべく基礎を固めておくことが大切だと思います。
僕の場合、2学期に英検2級の勉強を始めたことで、一気に英語の点数が伸びました。また、数学や国語についても、夏期講習で配布されたプリントを復習することで、点数を安定させることができました。今振り返ると、1学期のうちに英単語をきちんと覚え、夏期講習で基礎を確実に固めておけば、もっと楽に受験を進められたと感じています。早めに取り組むことの大切さを痛感しました。
受験勉強では、「自分の中の当たり前レベルをより高く持つこと」が大切だと思います。学志舎での経験を活かし、これからも自分を高めていきたいです。
親御様
他塾ではなく学志舎を選んだ理由
小6の3学期、友人たちが塾で努力し志望校に合格する姿を見て、息子は「中学では塾に通い、高校受験をしたい」と言うようになりました。息子には幅広い教養を身につけ、学校生活も大切にしてほしいと考え、都立受験対応の塾を探しました。
大手4社と学志舎に体験入塾を申し込み、学志舎の緊張感ある教室の雰囲気に息子は即決。「集中できそう」「教え方がわかりやすかった」の2点が決め手でした。ちょうど駅前校がオープンするタイミングで、その場所は私が高校受験の際に通っていた塾跡地と知り、運命的なものを感じました。
また、HPを拝見し、塾長の熱意や高い合格実績に共感。企業人事の経験から、塾長や村岡先生のご経歴にも親近感を持ち、どのような教育をされるのか興味を抱いたことも、学志舎を選んだ決め手となりました。
受験期における子どもの成長の様子
①知識を深め、横につなげる楽しさを知る
大河ドラマをきっかけに歴史にハマり、得た知識をつなげる面白さを実感。社会が得意科目となり、地理や公民へも学びが広がりました。クリスマスプレゼントに司馬遼太郎の歴史小説や最高水準問題集をリクエストするほどの熱中ぶりでした。
推薦の作文では、歴史や社会の要素を取り入れ、得た知識を大いに活用。この学びのスタイルは他教科にも波及し、興味を持ったことを深掘りしながら横展開し、物事を理解する習慣が身についたようです。先生方もこのような探究心を尊重し、存分に伸ばしてくださいました。
②競争と目標達成が、成長のエネルギーになる
学童野球に打ち込んでいた小学生時代から、勝負ごとが大好きだった息子。中学では偏差値や順位が出ることが、上を目指すモチベーションとなりました。仲の良い友達と「定期テストでワンツーフィニッシュを取る!」と夜遅くまで勉強を教え合う姿も。
検定試験も性に合っていたようで、英検2級・漢検2級を取得。目標を定めて達成する楽しさを実感していました。学志舎からいただく「学力テスト優秀成績」の表彰状も励みになったようで、リビングの目立つ場所に飾っていました。
精神的な成長
一方で、学力以外の精神的な成長には時間がかかりました。息子はもともと「快・不快」や「損得」で物事を判断しがちで、人間関係や立ち振る舞い、周囲からの見られ方を意識することがなかなかできませんでした。
大きな変化をもたらしたのが、中3の「コミュニケーション講座」と推薦特訓でした。資料を見て、●●の作成、◆◆シート、■■など、企業の人材育成でも活用される手法が取り入れられていることに驚きました。こうした学びを中学生のうちに得られる環境は、本当に貴重だと思います。
講座を受講した息子は、思春期特有の無表情と面倒くさそうな態度が一変。「楽しかった!」と笑顔で話す姿に驚かされました。この頃から態度も少しずつ変化し、自分に何が求められているのか、道徳的・社会的な観点から考え、行動できるようになったと感じています。結果、実技科目の内申も中2の3学期から2つup。完璧ではないものの、精神的な成長が見られました。
推薦特訓
推薦特訓を受けるかどうか、直前まで決まっていませんでした。「リーダー経験なし」「記述問題が苦手」「人前で話すのがイヤ」と、合格の要素をほぼ感じられなかったからです。しかし、村岡先生に相談した後、息子は「推薦を受ける」と決意。「目標を定めた、あとはやるだけ!」と、力強い表情をしていました。
推薦特訓が始まると、毎日、「楽しくて仕方ない」という様子。山田先生をはじめ、先生方の作文採点コメントが息子のやる気を引き出し、推薦特訓のノートには、面接や集団討論を担当してくださった卒塾生や同期の塾生からの息子に向けた温かいコメントがびっしり書かれていました。
思春期は「自分は何者か?」を問い続ける時期。推薦特訓を通じていただいた大量のフィードバックは、自分を見つめ直す機会となり、何物にも代えがたい人生のギフトとなったはずです。
「リーダー経験がなくても大丈夫」「作文や面接の不安は、推薦特訓で解消できる」という先生方の言葉は、本当でした。推薦入試受験を迷っている方には、ぜひ挑戦をお勧めします。
見守る親の心境
「子どもは親とは異なる価値観を持ち、自分の人生を生きる存在。長い目で見守ることが大切」
これは、中1の5月、「親のチカラアップセミナー」の感想をお送りした際に塾長からいただいた言葉であり、私の原点となりました。どうしても「こうあってほしい」という期待を抱いてしまう中で、何度もこの言葉に立ち返りながら、息子の「らしさ」を見極め、尊重し、強みを伸ばすことを意識しました。
とはいえ、内申5を維持していても「いつ5でなくなるか?」、模試の判定がAでも「気が緩んでしまうのではないか」と、不安は尽きませんでした。そのような中、学志舎の情報提供は本当に有益で、安心や希望を持つことができました。受験期の1か月ごとの子どもの状況予測、卒塾生の本音集、頻繁に更新されるHPや合格体験記は何度も読み返しました。
そんな私がこっそり実践していて効果的だったのが、「合格体験記を書くこと」でした。例えば、夏期講習を頑張ったのにVもぎで過去最低点を取り、言い訳を重ねる息子に一言言いたくなる気持ちをグッとこらえ、合格体験記を書いてみる。「ここで奮起し、V字回復を果たし……」と想像することで、冷静になり、今すべきことが見えてくるのです。
学力や勉強だけでなく、「いかに生きるか?」という礎を築いてくださった学志舎。息子の人生はこれからも続きます。学んだことを胸に刻み、感謝を忘れずに生きていってほしいです。