合格体験記&親御様メッセージ(2025年 都立西高校:Hくん)※推薦合格

Hくん
入塾
第一に、他塾とは一線を画す「空気」と個性豊かな先生に私は魅せられました。学志舎を見つけて無料体験に私を誘ったのは親であり、そこで出会ったのが塾長でした。私は中学受験のため某大手塾に通っていましたが、その時の先生とは明らかに雰囲気が違いました。塾講師としては異例の経歴もさることながら、実際にお会いしてみるとその雰囲気に圧倒されました。ただの「教えるプロ」ではなく「人間のプロ」なのだと小学生なりに感じ、私は学志舎の個性的な先生のもとで学んでみたいと強く思いました。もちろん、塾長だけでなく学志舎の先生方は全員強い個性のある「人間のプロ」です!
第二に、良質な「環境」に魅力を感じたことが挙げられます。以前の塾では授業中でも常に会話が絶えず落ち着きがなかったですが、学志舎では休み時間でさえ時間を惜しみ黙々と課題に取り組む様子がとても印象的でした。当時の私はあまり自ら進んで行う勉強―すなわち「自立学習」―ができない類の少年でしたが、学志舎の良質な環境の輪に入れば私も極めて高い集中力が得られるのではないかと感じました(※これが私の学志舎に入塾する動機になります。ただし、確かに環境も人を変える大きな要因になりますが、最後に自分を変えるのは自分自身に他ならないことは心にとどめておいてほしいです。)
「学志舎マジック」によるBefore and After
入塾後に私に生まれた変化は、「自分から進んで学習に臨む力を得たこと」でした。以前の塾にも自習室はありましたが、私は授業が終わればすぐに帰る生粋の「定時帰宅生」でした。学志舎に入塾後も変わらず定時帰宅生であり、残念なことに家で勉強する姿勢は皆無で寝るだけでした。塾にいる間に勉強すれば、学力をさらに向上させることができます。自分がのんきに寝ている間、授業終了後に教室に残り学志舎の塾生が学力を上昇させていることに私はやっと気づき、さらに感じたのが「危機感」でした。私が軽く構えているのに対し、学志舎の塾生は決死の覚悟で勉強に挑んでいました。このままでは置いていかれると焦り自習室を利用するようになりました。次第に最終時間まで残って勉強できるようになり、3年生になってからはほとんど毎日塾に通っていました。
次なる変化は学校の成績です。学志舎では定期考査後に公開される成績表を必ず先生と共有し以降の勉強の方針を立てます。先生が指し示してくださる方針を信じ、その方針を具体的にどのような行動に落とし込むか考え、それを実行する。そうすると自ずと全体的に学力のバランスが取れて成績が上昇しました。それほどまでに先生方の目と狙いは鋭いのです。
勉強以外に教わったこと
学志舎に通塾することで、人間として生きていく上で必要な思考力の成長がありました。例えば、塾長から「おごってもらったときにする三段階のお礼」についてのお話があり、このお話をただ「おごってもらった時のために覚えておこう」だけで終わらせるのはもったいないです。さらに発展させて「人から何かしてもらった時」全般に使えます。このように、先生方は生きていく上で活かせるチャンスがいくらでもある貴重な情報を与えてくれていたのです。その情報を使っていかに自分の人生を豊かにするかは自分次第あり、自分で考えて教えていただいた以上のことをできるようになったのは他でもない学志舎のおかげです。
また学生としてだけではなく人間的にも成長できました。何と言っても先生方は「人間のプロ」なのだから! 普段の授業中だけでなく、教室のある建物に入るときから学志舎は礼儀であふれています。挨拶は欠かさず、応答ははっきりと、聞くときは目を見て頷く、すべてが社会に出てからも人間として必要な姿勢だと思います。授業の合間に先生方が話してくださる教養や経験、生きるコツも貴重なアドバイスでした。私が学志舎に入塾してどれほど「すてき人間」になれたかは計り知れません。このようなアドバイスを活用しながら学校での態度改善はもちろん社会に通用する人間に成長できたと思います。
忘れられない経験:推薦特訓
学志舎で経験し学んだことはあまりにも多すぎてここにはとても書ききれませんが、私の人生の転換期となった推薦特訓は特に忘れられない経験です。
私の素内申点は過去の推薦入試合格目安に達していなかったにもかかわらず、ありがたいことに先生方は私に推薦特訓を受けさせて下さいました。まず推薦特訓で驚いたことが会話の多さです。今までほとんど言葉を交わしたことがない同期達と面接や集団討論などを通してたくさん会話しました。みんなフレンドリーで、中にはその日初めて知り合ったにもかかわらず休み時間に気軽に声をかけてくれた友人もおり、「居心地の良さ」を強く感じました。推薦特訓に参加して自分でも驚くほどの全力を出せるようになり、たくさん作文を書き、面接練習をしても疲れるどころか何度でもトライしたい、心の底から「楽しい」と感じ、土日コースだった私は週末が待ち遠しく思っていました。作文をたくさん書いて先生の添削を待つ時も、産業プラザと第2教室を全速力で往復する時も、当日試験がいよいよ始まるその時も全身全霊ですべてに立ち向かうことができました。
さて、そんな私の人生の盛り上がりを支えてくれたのは同期達や先生方…だけではありません! 学志舎の強みの一つ「卒塾生」つまり先輩方の存在です。私はほとんど中学校で先輩と関わる機会がなく今回の推薦特訓で「年の近い目上の人」とお話しできたことはとても新鮮でした。面接練習では私の欠点を的確に見抜き、それと同じくらい長所も拾って下さったおかげで自分をよく客観視でき、先輩の励ましに力強い安心感も得られました。さらに先輩方は練習の合間に私の志望校の詳しい様子なども教えてくださりそれも強いモチベーションになったと思います。
私は内申点のビハインドに弱気になっていた時もありましたが、推薦特訓を受けながら熱くサポートして下さる先生方、親身になって寄り添ってくださる先輩方、本気で取り組み合格を目指しながら共に素敵な時間を分かち合った同期達など多くの人に囲まれて、「同期達と春に志望校で会いたい」、「先生方と先輩方の思いを一つも無駄にしたくない」と感じ、推薦入試に強い心で立ち向かう覚悟を決めました。もし私が学志舎に入塾していなかったら、このような充実した日々は一日も過ごせず中途半端にあきらめる覚悟の足りない人間のままだったでしょう。改めて、私の「人生」を造ってくださった先生方、先輩方、同期達に感謝したいと思います。本当にありがとうございました。
後輩へ
第一に、自分を信じ決してあきらめないでください。「自分には向いてないから」、「どうせできないから」、そのような理由で逃げることはやめましょう。正直に白状すると、私はずっと逃げてきました。それで結果的に良い方向に向かったことは一つもありません。一瞬のその場しのぎで残るのは一生の後悔。私は推薦特訓で初めて逃げるのをやめて踏みとどまりました。もしあそこで逃げ続けていたら私はこの体験記を書くことはなかったでしょう。逆に言えば、逃げずに立ち向かえば、必ず何か得られます。望んだ結果でなくとも悔いなくすがすがしく終えられるはずです。
第二に、立ち向かったら自分の方から前進しましょう。学志舎は最高の経験と空間を与えてくれます。しかし、それをどう利用するかは自分次第です。ずっと受け身になって与えてもらい次を待つのではなく、自分から求めて行くのです。自分から得ようと思えばいくらでも得られます。ただ、一人でそれをしなければいけないわけではありません。学志舎の先生方、先輩方、同期達。両親、学校の先生方、友人、みんなに助けを求めても全然いいのです。大事なのは自分から求めに行くこと、自分でその環境を最大限活用すること。学志舎はただの学生を育てる場ではありません。人間を育てる場です。あなたがなりたい人間になるための材料は探せばいくらでも見つかります。いつか学志舎でなりたい自分になろうとしているあなたとお会いできたらうれしいです。
親御様
この度、息子が都立西高等学校の推薦入試で合格をいただくことができました。この3年間で学志舎の先生方には人間力と学びたいと思う力を最大限に育んでいただきました。また、話す機会は少なかったかもしれませんが同期生の方々には同じ空間にて共に切磋琢磨し、一生懸命学ぶ姿を見せていただきました。さらに、多忙な日々にもかかわらず激励に来てくださった卒塾生の先輩方には各都立高校の魅力を存分に紹介していただき、推薦特訓では緊張と不安でつぶれそうな息子の心をほぐしていただきました。息子が学志舎に入塾して出逢えた皆様方には感謝の気持ちでいっぱいです。
学志舎を選んだ理由
息子は大手の塾に通って中学受験しましたが都立中高一貫校とはご縁がなく、すぐに息子に合う塾探しを始めました。先輩ママ様やネットなど様々な情報をもとに学志舎にたどりつきました。中学受験で疲れ果てた息子が学志舎の入塾テストを一生懸命解いていた姿を今でも覚えています。塾長先生が採点・解説をしてくださったのですが、その解説を息子が必死で聞いている姿を見ながら、高校受験では息子が志望する高校から「合格」をいただけたら…と願うばかりでした。私の心はすぐに学志舎で決まりでしたが、塾長先生は息子の目を見て「君なら必ず高校受験でリベンジできる!」「でもね、今、焦って学志舎に入塾するかどうか決める必要はないよ。家に帰ってゆっくり検討してね。」とおっしゃいました。帰宅後、家族3人で様々な塾について話し合いましたが、息子は中学受験期に学志舎に通塾していたお友達が「今日は自立学習室で勉強する」と言っていたことを思い出し、それが学志舎を選択した理由の一つになったと思います。
春と秋の親のチカラupセミナーに参加して
卒塾生のありがたいデータに基づいた「合格」をいただくための講義では、まず親の不安を解消することができ、次に親は常に子供のサポーターに徹するべきであることを学び、いただいた資料は「合格」へのお守りになりました。春のセミナーでは内申点up大作戦や子供のやる気up大作戦など親がサポーターとしてできる内容を具体的に教えていただき、秋のセミナーでは志望校選びの指針や志望校「合格」への希望を教えていただきました。セミナー後には個人相談の時間も取っていただき、学志舎すべての先生方が生徒一人一人の個性を把握し情報を共有しながらご指導してくださっていたことを知り、とても驚きました。
この3年間における息子の成長
小学生時代、学校公開の際にはいつも息子の授業態度にイライラしながら(恥ずかしながら私の顔は般若のお面になっていたと思います…)見学しておりました。息子が帰宅後すぐに毎回恒例の反省会。されど息子は私の話に聞く耳持たず悟りを開いた無の表情。どんなにテストで良い点を取っても通知表の高評価につながることはなかったです。
しかし、中学生になり学志舎に通うようになってからは学校公開で息子を凝視するのではなく、クラス全体の雰囲気など心にゆとりをもって見学できるようになりました。3年生になり息子と共に様々な高校の見学会や説明会に参加しました。息子はまず案内してくださる先生方に「お世話になります」と礼儀正しく挨拶をし、説明してくださる先生方に真剣なまなざしを向け、重要事項の書き取りを素早く行うなど学志舎スタイルを発揮しておりました。息子の心の中では漠然と第一志望が西高だと意識しながらも決め手がなかったと思います。実際、気になる高校へ足を運んでみるとその高校の雰囲気を肌で感じることができ、自分が進学して学びたい高校を具体的に決めることができたように思えます。
推薦特訓について
息子は知識をインプットしてから試験で正解としてアウトプットできるまでに時間がかかるタイプでした。そのため、定期考査では思うように点数が取れず内申点upできずに悔しい思いをしたこともありました。しかし、3年生2学期の期末考査では3年間で過去最高の内申点をとることができ、同時期のVもぎでも過去最高の結果を残すことができました。されど、西高の一般入試で「合格」をいただくには不安があり、推薦特訓は土日コースにて参加させていただきました。
最初の数日は自立学習室で1年分の推薦入試の作文を書き、その後は一般入試の過去問を解く日々でしたが、次第に塾だけにはとどまらず学校や自宅でも時間がある限り作文を一心不乱に書くようになりました。先生方から丁寧に添削された作文(時には叱咤激励のメッセージがあり)1枚1枚が息子のお守りになりました。週末の集団討論・個人面接の特訓では初めて同期生や先輩方と直接お話しできる機会があり、多くの刺激を受けて充実した時間を過ごせたようです。
最後に
この3年間、息子の思春期と私の更年期とのぶつかり合いの日々でもありました(親である私が小さな器で大人気なかったと息子に申し訳なく、反省しております)。
推薦入試の当日、私はいつものように家の玄関で見送り、私の「行ってらっしゃい」に対していつものように無言でしたが、深いお辞儀をしてくれました。その姿をみて私は感無量になり、すべての親御様が思われるようになんとか「合格」をいただけたら…と願うばかりでした。
合格発表の日、パソコンの画面で「合格」の文字を見た瞬間私は思わず腰を抜かしてしまい息子に助けてもらいました。とっさに私は何年ぶりかに思いっきり息子を抱きしめており、号泣しながら大きくなった息子の背中に驚きました。普段は少し触れただけでもグーパンチが飛んできておりましたが、この時だけは「3年間ありがとうね」と言葉をかけてもらえました。お互いに不器用な親子ですが、学志舎の先生方によるご指導のおかげで息子は学力だけでなく、人間力も大きく成長させていただきました。本当にありがとうございました。