合格体験記(2021年 都立国立高校1:Kくん)※推薦合格
都立国立高校(Kくん)※推薦合格
初めて学志舎を訪れたのは、小学校6年生の夏でした。母から学志舎のことを聞き、信頼している友人が通っていたこともあり、入塾を決めました。当時は勉強への興味も無く、習い事も中途半端な状態でした。その僕が素内申45を取り、都立国立高校に推薦合格した理由を様々な角度から伝えたいと思います。
◆学志舎だけの強みとは何か?
僕が感じる強みは主に3つあります。
1つ目は、「布施塾長と村岡教室長のアツさ」です。たった2人で小5生から中3生の全学年の授業をするだけでも異常ですが、模擬や過去問の結果について蓄積された卒塾生のデータを基に的確なアドバイスをくださいます。また、特製の数学の関数プリントや平面図形プリント、英語の速読プリント、授業内のポイント解説などすべてにおいて2人のアツさが表れていると思います。そして授業や面談での塾長と教室長のアツい言葉が印象に残っている塾生も多いのではないでしょうか。
2つ目は「卒塾生と現役生の縦のつながり」です。
学志舎では、個々の志望校に進学した卒塾生から、受験当時の勉強法やその学校の魅力についてお話を伺うことができます。難関クラスでは、日比谷・西・国立をはじめとした自校作成校の先輩方にお話を伺いました。僕はお話を通して国立高校について具体的なイメージが生まれました。また、僕と“得意ではない科目(学志舎では不得意科目と呼びません)”が同じ先輩の勉強法はとても参考になりました。
3つ目は、「メリハリのある学習環境」です。
学志舎は静かでまじめな塾というイメージを持っている方が多いかもしれません。もちろん、問題を解いている時や自習の時は個々で真剣に静かに取り組みますが、問題の解説中に先生のエピソードトークが始まると皆で笑うこともあれば、グループを組んでテーマについて話し合うこともあります。ひとつひとつのことに対してメリハリをつける学志舎の環境は大きな強みです。
◆内申
学志舎では肘をつかない、返事をしっかりとするなど礼儀について普段から指導があります。(さすが防衛大出身の塾長です)学校でも先生方と正直に誠意を持ってコミュニケーションをとりました。
先生方の前だからといって自分を偽る必要はありません。もちろん、敬語は当たり前に使わなければなりませんが。この大前提をおさえたうえで大きく分けて3つのポイントがあります。
1つ目は「定期考査で点をとること」です。
言わずもがなですが、とても大切なことです。僕は、中1と中2年の頃に本気でテスト勉強をしていたとは言えません。しかし、特に5教科のテストは内申獲得のためだけでなく、受験勉強をしていく上での基礎になります。だからこそ、中学1年生から定期考査に真剣に取り組んでいくことをお勧めします。卒塾生の方の勉強法を参考にするのもいいかもしれません。
2つ目は、「授業態度」です。
先生の目を見てうなずきながら話を聞くことはとても大事だと思います。さらに、授業中にわからなかったところはきちんと授業後に聞きに行くことで理解が深まり、定期考査の対策になりました。先生からの好印象にもつながったかもしれません。授業以外で先生から話しかけられるようになったら最強です。また、学志舎では「やりすぎ提出物」と呼ばれていますが、提出するプリントの枠や区切りの線を無視して書くことが普通だと思っていいです。
3つ目は、「内申を取るための最短距離を考えること」です。
僕の美術の先生は、内申を「定期考査点:定期考査以外=3:7の割合で決める」とおっしゃっていました。定期考査以外には作品の完成度や提出物、授業態度などが含まれます。このような内申の決め方の場合、放課後の作品制作の補習時間を削って、定期考査の勉強に充てることは最善の判断だといえるのでしょうか。学年初めのガイダンスで聞いた内申の決め方を把握しておくことが大切です。ガイダンスで説明が無い場合は質問しに行ってもいいと思います。それぞれの状況にあった内申への最短距離を考える必要があります。
◆後悔ではなく反省を
2年生3学期には42だった素内申が、3年生1学期には40に下がり、自分の行いを強く後悔しました。
その時、村岡教室長が「1学期に内申が下がってよかった。君なら必ず上げられる。」と断言してくださったことを憶えています。その言葉をきっかけに後悔することをやめ、内申を2学期に必ず上げてやるんだという気持ちになりました。
定期考査などへの取り組み方を反省し、実技科目の勉強方法を変えました。自分の部屋に「今の気持ちを忘れるな」と書いた紙を貼ったこともモチベーションの維持につながったと思います。
◆興味=チャレンジのサイン
チャレンジすることの意味とは何か?
もちろん、リーダー経験は受験に有利になるという面もあります。しかし、チャレンジの本質は経験を通して学びが生まれることではないでしょうか。僕は部活動の部長、学級委員、整美委員会の副委員長を経験させていただきました。特に部長では40人以上を動かす貴重な経験と学びを得ました。そして、これらの経験が役立っていると断言できます。リーダーシップを発揮したいという強い意志がない人でも、リーダー経験はフォロワーシップを発揮するときに助けになるはずです。無理をする必要はありませんが、自分が1ミリでも興味を持ったことはチャレンジするといいと思います。リーダーに限らずどんな経験でも、役立つときが必ず来ます。
◆最も濃い2週間
12月。仮内申を先生に報告しに行った日、「推薦に興味はある?」と村岡教室長に聞かれ、その時は「迷っています。」と返事をしました。その後にもう一度村岡教室長から「君なら面接官の先生にいい印象をもってもらえるはずだから前向きに考えてみて。」と声をかけていただき、1週間くらい考え、教室長がそう言ってくださるならと決断しました。
学志舎では推薦対策を平日5時間、休日8時間で計16日間行いました。面接練習では、面接のプロである村岡教室長に的確なアドバイスをいただいたことで、自分の魅力を最大限に引き出す伝え方を学びました。また、実際に推薦入試と推薦特訓を経験された卒塾生と練習したことで、初対面であることや性別の違いにひるまずに面接できるようになりました。面接対策の特製プリントも役立ったと思います。小論文に関しても何回も添削していただき、ミスの原因や自分の癖を把握することができました。
面接、小論文共に圧倒的な演習量をこなしたことで当日は自信を持って臨み、楽しむことができました。特に面接に関しては、布施塾長に「今まで国立高校の推薦を受けた男子の中で、一番堂々としていていいね!」とおっしゃっていただき、大きな自信になりました。
学志舎での推薦特訓、自分にとって最も学びの濃い2週間でした。一生を通して役立つものだと確信しています。後輩の皆さんにもぜひチャレンジしてほしいです。
◆根拠に基づいた自信を得た
合格する人は根拠に基づいた自信のある人だと思います。根拠とは、受験日までにしてきた勉強の量や質、それぞれの個性(性格や長所、これまでの様々な経験)です。そして、学志舎の一員として目の前のことに全力で取り組むことで、必ずその根拠に基づく自信が生まれます。
◆最後に
叱る時にはしっかりと厳しく喝を入れ、模試返却などの時には塾生ひとりひとりに合わせた問題の取捨選択などまで、細かなアドバイスをしてくださった布施塾長。3年1学期に内申が下がった時には励まし、推薦入試前日には「君なら必ず合格する!」と強く後押ししてくださった村岡教室長。僕はお二人のことを尊敬しています。(そして、お二人のエピソードトークは本当におもしろかったです!)また、学志舎の卒塾生の方、特に国立高校の先輩方にはお世話になりました。学志舎や学校の同級生からも大きな刺激を受けました。そして、生活面を支えてくれた家族。本当にありがとうございました。感謝しかありません。僕も学志舎の卒塾生として、恩返しをしていければと思います。
【後輩へ】
アドバイスは3つです。
【1】毎日継続する(自分で決めたことをやりきること)
「継続は力なり」といいますが本当に大切です。特に中3で配布される英語の速読プリントなどは毎日読まなければ意味がありません。継続のコツは、生活に習慣として組み込むことです。夜寝る前やお風呂に入る前など時間を決めて速読プリントを読むようにしましょう。継続が難しい人は、視界に入るところに「読まなくていいのか、速読プリント」というふうに書いておくのもいいと思います。中3生ではない人は、毎日習い事の練習を30分以上するなどと決めるといいかもしれません。僕は中2後半からピアノの練習をやっていました。
【2】わからないことを放置しない
例えば、数学の解法や英単語の意味がわからない時、放置してしまうことは簡単ですが、そんな時に先生に聞くことができる人が合格する人だと思います。インターネットで調べたり、友達に聞いたりしてもいいので、わからないことを放置しないことが大切です。これは勉強だけでなく、委員会や部活にも共通することではないでしょうか。
【3】息抜きをする
ずっと勉強だけに取り組むこともわるくはありません。しかし、息抜きがあるからストレスをため込まずに勉強に取り組めるのだと思います。状況にもよりますが、学校の休み時間には友人と話し、塾が休みの日には、自分で継続すると決めたことだけ行い、あとは好きなことをしていました。それが効率的な勉強法です。
OB・OG訪問、志望校座談会、推薦特訓で会える日を楽しみにしています。志望校合格だけをイメージしてがんばってください。心から応援しています!!