合格体験記(2021年 都立西高校7:Kくん)

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都立西高校(Kくん)

私がこの塾と初めて出会ったのは小学5年生のときでした。中学受験をしようかと大手の塾に体験に行きましたが、あまりピンときませんでした。そんな中、出会ったのがこの学志舎です。学志舎の教室の窓にあるマークが格好いいなと思いながら体験に行ったところ、想像を超える世界がそこにはありました。先輩方の鉛筆の音、紙をめくる音しか聞こえないという異常な空間に、まだ小学生の私は少し戸惑いましたが、塾長との面談が終わった頃にはすでに、自分もこの学志舎に通い、この塾で高校受験をするという強い目標ができていました。 そして中学受験はせず、5年間この学志舎で学ぶこととなりました。(小学5年生の最初の授業からこの学志舎に通えていたことは自分の中で名誉なことです。)

週2回の塾の日が待ち遠しくて仕方がありませんでした

小学生の頃は、メリハリ、達成感のある授業と面白いお話で、週2回の塾の日が待ち遠しくて仕方がありませんでした。勉強のことだけではなく、人としての在り方など人生の教訓を学ぶことができました。中学生になり、授業の速度もどんどん速くなり、内容も複雑になりました。私は速く且つ正確にという信念のもと、学志舎の恒例の合図である「終わりました」を初めに言うことを常に心がけていました。その意欲と言えたときの達成感の積み重ねが、今の自分を形作っていると言っても過言ではないと思います。

「自分との約束を守る」

私は普段勉強する上で大きく二つのことを意識していました。一つ目は、「自分との約束を守る」ということ。二つ目は「練習は本番のテンションでやる」ということです。一つ目の「自分との約束を守る」は布施塾長がおっしゃっていた言葉です。このことを意識することで、勉強を通して自分をより一層強くすることができたと思います。以前まで、得意ではない国語から逃げがちな私でしたが、過去問の解き直しを回数を忘れるほどやり、自分に正面から向き合うことを意識しました。自分自身に嘘をつかず、やると決めたことは何が何でもやり遂げるという過程が、自分の自信へと繋がりました。二つ目の「練習は本番のテンションでやる」は村岡教室長がおっしゃっていたことです。時間は誰にでも平等に与えられています。その決められた同じ条件下でいかに周囲と違う結果を出すかということを考えたとき、「質」という言葉が挙がると思います。勉強といっても気持ちの入れ方次第で得られるものや、「質」は全く異なります。普段から本番の勢いで、そして絶対合格するんだという強い気持ちを持って取り組んだ結果、合格を掴むことができました。

「自分だったらどのようにして教えるかを考える」

そして学校の面では布施塾長の「信用貯金」の考え方と積極的な態度を貫き、最後も内申45をキープすることができました。やはり、何をするにおいても受け身の姿勢では上手くいきません。普段の授業では、習ったことをその時間内に自分のものにすることを意識して取り組みました。同時に「自分だったらどのようにして教えるかを考える」という布施塾長の言葉を実践することで、同じ一時間であっても、より深い学びができたと思います。

「推薦に落ちて良かったと思えるような合格」

私は推薦入試、一般入試のどちらも受けたというフルコース受験でした。(ちなみにフルコース通塾でもあります。)推薦特訓の日々で学んだことは、これからの人生の宝物です。作文を毎日添削してくださった先生方、卒塾生の方々には感謝しかありません。しかし残念ながら、推薦入試では思うような結果を残すことができませんでした。その結果を知ったとき、周囲の期待に応えられなかった自分への悔しさ、応援してくださった人たちへの申し訳なさで一杯でした。もちろん落ち込みも激しかったです。しかし、そのときの私はこの状態を引きずっていて良いのだろうかと自問自答し、なんと30分でマインドコントロールをすることに成功しました。同じ推薦特訓を受けていた仲間たちの合格が嬉しかったことも大きかったです。このとき先生方がかけてくださった「推薦に落ちて良かったと思えるような合格」を目指し、仕切り直して再び次なるゴールへと挑みました。どんな状況であっても、自分の感情をうまくコントロールすることは欠かせません。そうすることで、自分の行動が変わり、自分の未来を良い方向へと変えることができます。そうして今までにないくらいの努力を積み、見事念願の都立西高校の合格を掴み取ることができました。

「出会い」を大切にしてください

最後に、自分の経験から後輩へのアドバイスを記しておきます。私は国語に大変お世話になりました(苦笑)。語彙力の乏しさに加え、文章の読解力が悲しい状態でした。「本は早いうちからたくさん読んでおいて損はない」と思います。いや、得しかないです。特に新書、おすすめです。本を読むことで色々な人のものの考え方を理解できるのみならず、語彙力はもちろん、日本語をもっと好きになれます。次に私は比較的集中力が続く方でした。それも体力があったからだと思います。「体力をつけること」はこれから何をするにあたっても大事なので少し意識して過ごしてみて下さい。(ちなみに私はよく汗だくだくで西高まで走っていました。)そして、「出会い」を大切にしてください。それは勉強に関してでも、それ以外のことでも同じです。例えば、本を読み自分の知らない言葉に出会ったとします。そのまま通過するか、立ち止まって自分のものにするかでは後々大きな差が生まれます。この機会を逃せばもう二度とその言葉とは会えないかもしれません。私はよく自分の知らなかった単語を書き留めていました。そして、その単語がテストなどに出たときには毎度嬉しく舞い上がっていました。こうした一つ一つの小さな積み重ねが自分を大きくレベルアップさせてくれます。また、その出会いに感謝の気持ちを忘れてはいけません。今自分の周りにいる仲間にも感謝して過ごしてください。学志舎のタイトルでもある「一生忘れられない出会いがここにある」の言葉通り、まさに私もこの塾で忘れられない出会いを経験することができました。この学志舎で出会った布施塾長、村岡教室長、ともに切磋琢磨した仲間たち、応援しに来てくださった卒塾生の方々、そして日頃から支えてもらっている家族に感謝して、合格体験記を終えたいと思います。

この記事を書いた人

(膳所高校→防衛大学校→海上自衛隊→リクルートエージェント→学志舎2010年創業)海自とリクルートで培った「やりきる力」と「人の心を動かす力」を武器にエネルギー溢れるアツイ授業を展開。関西弁で入試問題にツッコミを入れながらテンポ良く進める授業で塾生達の頭をフル回転状態に。成績upや逆転合格を生み出す教育法は親御様から「学志舎マジック」と呼ばれる。たった1人で塾運営していた最後の年(2017年)には小5から中3まで200人以上の塾生の全授業を担当。日比谷・西・国立に計14名が全員合格となり業界で話題となる。過去7年間では都立高校に425名合格。そのうち西79名・国立42名・新宿24名・駒場30名・豊多摩35名と難関校・人気校受験で都内トップクラスの実績を残す。2022年3月には待望の三鷹駅前校がオープンし、中央線エリアからの入塾生が急増中。「一生忘れられない出会い」がここにあります。【趣味】テニス

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