親御様メッセージ(2022年 都立戸山高校:Yくん)
この度は、息子の志望校合格まで導いてくださり、誠にありがとうございます。先生方のご指導、卒塾生・塾生の皆様のお支えに心から感謝申し上げます。息子は都立中受検を経て、都立高校推薦合格を目指しておりました。周囲の方より「個性的な先生がいらっしゃる塾がある」と聞いていた学志舎が、推薦対策にも力を入れていることを知り、新3年春期講習の直前に入塾しました。
7月の都立戸山高校の学校見学会に参加した際に強い印象を受け、この学校に入りたい!と志しました。徐々に力を付け、1月から推薦特訓に参加。自信をもって本番に臨みましたが、結果は不合格。全力で挑んだはずなのに開かなかった志望校の扉。それでも息子はもう一度挑む道を選びました。それは、学志舎ならではの数々の出会いがあったからだと思います。
学志舎では貴重な経験をシェアする為に、多くの卒塾生の皆さんが次々にお越しになります。とりわけ、戸山で学ぶ先輩が推薦特訓にお見えになり、親身になってお話を聞かせてくださったことが本当に嬉しかったようです。息子は、4月には先輩が待つ教室に行って「先輩、来ました!」と言うんだ!と決意していました。
また、高い志を持つ塾生の仲間たちにも支えられました。推薦受検を経て一般受検に挑むことができたのは、同じ思いで自らに挑むリベンジ組の絆があったからこそでした。そして、何より大きな存在は先生方でした。息子は学志舎から帰宅するといつも布施先生と村岡先生の話をしていました。日頃のご指導のご様子や学生時代のエピソード、また垣間見えるお人柄まで楽しげに話す様子から、全幅の信頼を寄せていることが伝わっておりました。推薦不合格後も「君の実力なら日比谷・西・国立も狙えると思う」とおっしゃっていただいたそうです。気落ちした息子にとって、実績ある先生方の力強いお見立ては何より嬉しく、戸山に挑む原動力になったようです。
家庭で大切にしていたのは一貫して「見守る」「息子の話を聞く」ことでした。学志舎の授業の速度は体験授業で垣間見ておりましたので、帰宅後の息子がスマホ片手にゴロゴロしていても「ただいまリセット中」と考えて見守りました。これは「親のチカラupセミナー」でもご指摘いただいたことでした。以前お世話になっていた大手塾の保護者会とは異なり、「春セミナー」では受験生を見守る家庭の大切さについて丁寧にご教示いただきました。家庭が応援団として息子を支えることで、親子で無用な諍いを起こすことがなく、和やかに思春期の受験を終えることができたと思います。また志望校選びの時期の「秋セミナー」も大変参考になりました。偏差値や合格判定だけに頼った志望校選びではなく、仕上がりのイメージについて実績を元にご説明いただけたので、安心して息子を支えることができました。
それでも一般受検目前、息子は突然「得意な科目がなぜかできない」と真っ青な顔で言い出しました。受験前日も、虚ろな表情のまま今にも溢れそうな涙を目に溜めています。見かねて先生方にメールでご相談したところ、すぐに布施先生からご返信をいただきました。そこには対策と共に「以上、何度も授業で伝え続けていることです。」とありました。メールを読んだ息子は少しずつ落ち着きを取り戻していきました。学志舎での日々を思い出し、勇気を得たのでしょう。当日の朝は学志舎ならではのアツいエピソードを話しながら、笑顔で会場に向かいました。そして帰宅した息子は「やり切った。これで不合格だったとしても悔いはない。」と清々しい顔で言いました。我が子が達成感をもって試験当日を終えたことは、結果以前に親として何より嬉しいことでした。そして合格発表日、息子は遂に自分の受検番号を見つけることができました。
息子にとって本当のチャレンジは、推薦を終えてからだったのかもしれません。「自分は『入学試験』と名がつくものには受からないのではないか」という恐怖感や絶望感の淵から、もう一度自分に挑んで手にした合格は、推薦合格していたら見られなかった景色の中にありました。ある意味、都立高校を志す者としてフルコースを味わったと思います。文字通り、息子の心に生涯残る受検となったことでしょう。この合格は学志舎との出会いがなければなし得なかったことでした。先生方のご尽力に心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。そして、続く塾生の皆様が、学志舎での出会いを望む未来に繋げられることを心より願っております。