親御様メッセージ(2022年 都立武蔵中2:Sくん)
この度は都立武蔵中の受験に際しまして大変お世話になりました。そしてこの合格は学志舎の先生方のひとかたならぬご指導があったからこそ掴み取れたのだと確信しております。息子は元々小4の春から小6の10月まで大手私立対策塾に通っておりました。我が家の方針で最初から都立専願ではあったものの、本人の希望である小学校より進んだ勉強を、と考えたときに私立対策塾が楽しいだろうと思い、そちらに通わせることにしました。そのためか成績も最上位クラスの中でも上位であり、大手中高一貫校対策塾主催の模試でも総合偏差値は60を切ることはほとんどありませんでした。このように書くと普通に受検しても問題なかったのではと思われるかもしれません。しかし、その内訳は適正Ⅰが偏差値50を超える程度、適性ⅡとⅢが65~75という非常に偏ったものだったのです。当時通っていた塾の担任に相談したのですが、男の子だから成熟するまで時間がかかるので作文は仕方ない。他で取れていれば大丈夫と言われていましたが、内申点もお世辞にも良いとは言えず、適性Ⅱ、Ⅲどちらかの点を落としたらほぼ合格は無理だろうと思っておりました。
なんとか適性対策をと思っても、塾からの帰宅時間は通常授業のみにもかかわらず21時半。そこからお風呂や学校の宿題に毎週末行われるクラス編成に関わるテスト対策に追われ全く手を付けることが出来ませんでした。私立対策塾のため当たり前ですが、授業では私立中の過去問は取り扱っても都立中は一切取り扱われません。都立の対策は過去問を解いて塾に提出し返却を待つのみ。返却は早くて1週間後。1度に複数回の提出は不可。これではどうやっても作文能力は変わらないまま本番を迎えることになってしまうと焦りばかりが募りました。
小6の夏に塾の本科が終わり、いよいよ授業内容が完全に私立中の過去問対策に変わるというタイミングで作文の添削をひたすらしていただけるところを探し始めました。さすがに個別しかないだろうと思いつつネットで検索したところ、まず初めに学志舎のHPに目が引かれたのです。申し込む前は集団塾では添削が間に合わないのではと悩みましたが、ブログを読み進めていくにつれて不安がなくなり気付くとその日のうちに問い合わせをしておりました。
そして体験の日。粛然とした塾生の姿、今置かれている状況や不安をすぐに理解し「失点を無くしましょう」とおっしゃって下さった布施塾長、目の前で一瞬にして採点と添削をし「作文はナマモノですから」とおっしゃった村岡先生にこちらでお世話になれば合格も夢でないと確信したのを今でも鮮明に覚えています。また息子の字の汚さを「顔が見えない採点者にとって字は第一印象になる」という言葉で指摘していただき、今までどれだけ言っても一切顧みることがなかった息子が何か感じ取ったように思えました。またそのように核心を突きながらもわかりやすい言葉選びに私も目から鱗が落ちるような衝撃を受けたのです。
翌日には通っていた塾へ退塾の意思を告げ、翌月の11月から学志舎でお世話になることになりました。たった3か月間で約170枚もの添削をしていただいたおかげで、一貫性のなかった文章が段々と筋道を立てて書けるようになり、その結果本番では時間内に書ききることが出来るまで成長していたのです。まだ点数は開示されておりませんが、ずっと恐れていた本番での適性Ⅱの失点を「失点さえ無くせれば良い」と考えていた適性Ⅰで補うことが出来たから今回の合格があるのだと思っております。2月をもって卒塾しますが、可能なら今後も通わせたかったと心から思うくらい濃密で素晴らしい3か月間でした。短い期間ではありましたが、学志舎の先生方よりご指導いただけましたことは僥倖としか言いようがありません。心から感謝申し上げます。本当にありがとうございました。