☆ 小金井北(親御様)2022年

都立小金井北高校(F様)

無心に取り組む塾生の姿に衝撃

娘は中2の2学期の終わりに、お友達の紹介で無料体験に参加させていただきました。同時期に訪問した他塾とは全く異なり、一切無駄のない教室の雰囲気と無心に課題に取り組んでいる塾生の皆さんの姿は私にはかなり衝撃的でしたが、娘は体験直後から前向きでしたので、冬季講習を機に入塾させていただくことになりました。

厚い信頼を寄せていた先生方の存在

当初はやはり周りのスピード感に圧倒され、ついていけるのか不安を感じていたようです。学校での人間関係の悩みが学習面に影響を及ぼしていたところもあり、そんな相談にも快く応じて下さる村岡先生に「その年でそれを悩める君はすごい!解決していく時間はこれから十分あるから全然問題ないよ!」という言葉をかけてもらったと娘から聞いた時は感激しました。親や学校の先生とは別に、この人の言うことなら間違いないと無条件に信じられる布施先生や村岡先生のような大人が身近にいたことは、娘にとって何よりも心強かったと思います。

部活動との両立

中学校で合唱部に所属していた娘は、秋のコンクールを控えて夏期講習の時期も終わってからそのまま練習に遅れて参加する日々でした。部長という立場だったこともあり、中途半端な形でしか合唱に関われないことへの葛藤で、涙することも少なくありませんでした。合唱の強豪校である小金井北高校を当初から志望校としていた娘ですが、目線の高い仲間たちを目の当たりにする中で、自分には厳しさが足りないのではないか、もっとレベルの高い高校を目指すべきではないかと葛藤していたのもこの頃でした。先生方にも相談していたようですが、結果的には悩みながら出場したコンクールで合唱を続けたいという思いを強くし、秋以降は同校の説明会に計3回足を運びました。

推薦入試へのチャレンジ

娘は、比較的早い時期から推薦入試へのチャレンジを決めていました。推薦特訓では、「こういうところがすごくいいね」、「こうすればもっと良くなるよ」といった前向きな言葉を日々たくさん頂いて帰ってきました。卒塾生の皆さんからのアドバイスも的確かつ同年代ならではの腑に落ちやすいものだったようで、自分がしてもらったことを恩送り(pay it forward)するという奉仕の連鎖を生み出されている学志舎の真骨頂だなと実感しました。そんな恵まれた環境の中で少しずつ力をつけていた娘ですが、推薦入試を数日後に控えたある日、学校から「もう推薦入試には絶対受からない・・・」と泣きじゃくりながら帰宅しました。その日、初めて実施された中学校での面接練習で強く否定されてしまったのが理由でした。完全に自信を喪失した娘に対して学志舎の先生方、先輩や仲間たちが一生懸命励ましてくださり、必死に気持ちを立て直して本番に臨みましたが、期待していた結果を手にすることは叶いませんでした。

彼女にとってかけがえのない経験

そこから一般入試までは、娘にとってはもちろん、見守る親にとっても試練の時でした。父親はほぼ毎日の送迎と、それまでと変わらない100%ポジティブな言葉(+オヤジギャグ)でエールを送っていました。母親として私が心がけていたのは、できるだけ意見をせずに娘の話を聞くこと、娘の好きなお菓子をせっせと焼くことでした。娘は毎朝誰よりも早く登校して自習。帰宅後は一目散に学志舎に向かっていましたので、本校・第2教室以外にスペシャル自習室を何度も無償で確保してくださったおかげで、自宅から出て切り替えのできる場所があったのは本当に有難かったです。最終的に、本人の執念とこれ以上ない環境のおかげで一般入試の合格を手にすることができたことは、受験を通して挫折と成功の両方を味わうことができたという意味でも、彼女にとってかけがえのない経験だったと思います。

感謝

娘が学志舎にお世話になったのは1年3か月という短い期間でしたが、もっと前から通わせて頂いていたような気がします。ハングリー精神は少なめな娘でしたが、一緒に通い始めたお友達に引っ張ってもらって二人とも志望校に合格して笑顔でゴールテープを切ることができ、そんな子どもたちの成長を家族ぐるみで応援できたことも大変良い思い出になりました。小金井北高校の看板を背負って娘が卒塾生のひとりとして後輩に恩送りができるなら、これ以上嬉しいことはありません。熱く真摯なご指導、本当に有難うございました。学志舎の今後益々のご発展を心よりお祈り申し上げます。