☆ 新宿(親御様)2024年
都立新宿高校(C様)
学志舎を選んだ理由
小学校は大手塾に通い、三鷹中を受験しましたが、ご縁がありませんでした。息子は、高校受験でそのリベンジをするという気持ちが強く、中1の春から学志舎に通い始めました。
遠方に住んでおり、学志舎には自転車で30分以上かかることから、通塾に不安はありましたが、学志舎のホームページに理念・実績・費用が分かりやすく掲載されていたことから、学志舎を選びました。特に、大手塾の場合、オプション講座等で費用総額が分かりづらい傾向にあると思いますが、学志舎は明瞭かつ安価で、非常に助かりました。
中1から中2
スタートダッシュは良かったものの、駅前校には優秀な生徒さんが続々と入塾され、学志舎内の模試の順位は下がる一方でした。ただ、塾には休まず通っていたこと、学校での役員や部活動に一生懸命取り組んでいることは伝わってきたので、親は成績には口を出さず見守ることにしました。
中2の頃から、都立・私立ともに学校見学を始めました。本当は、子どもと行きたかったのですが、学校の試験や部活が忙しく、大半は親一人で行っていました(若干浮いていましたが、親だけという方も多少はいらっしゃいました)。これが、後に述べますが、中3春の親のチカラupセミナーでいただいた「受験校シミュレーション3パターン」作成に非常に役立ちました。
また、一度だけ、子どもと私立の合同説明会に参加しました。そこでは、複数の学校の説明を聞くことができ、大変参考になりました(結果的に、そこで知った私立校を受験することになりました)。
中3春の親のチカラupセミナー
セミナーでは、様々なことを教えていただきました。特に参考になったことは、以下のとおりです。
① 「受験校シミュレーション3パターン」のフォーマットをいただいたこと
このフォーマットは、子ども成績が、up・keep・downとなった場合の受験校を、都立私立ともに(私立の場合は併願優遇の有無なども)記入するものです。各家庭で作って受験に備えましょう、と教えていただきました。
ただ、これを記入するために、様々な学校の情報(校風や進学実績、通学距離など)を集め、希望の学校を選択していく作業が必要となります。我が家は事前に学校見学で情報収集を進めていたことで、早めに記入することができました。また、1学期終了時に行われる中学の先生との面談の時も、この表を使うことで、本人や家庭の考えを漏れなく伝えることができました。子ども自身は、下振れした場合のことを考えるのは気が進まなかったようですが、この表により視覚化され、上を目指すぞという覚悟とやる気を出すことにもつながったようです。
② 推薦特訓の具体的な内容を聞くことができたこと
ブログで過去の推薦特訓の様子を拝見していて、非常に興味を持っていました。セミナー当日は、村岡先生から、詳細な自己分析や面接での実践練習など充実した内容をご説明いただき、これは高校受験だけではなく将来きっと役に立つと感じたため、我が家も、推薦特訓を受けたい!受けさせたい!と強く思いました。
③ 都立推薦を希望する場合は、私立チャレンジ受験はおすすめしない
都立が第1志望ではありましたが、家族では、背伸びをして大学の附属高校などチャレンジしてはどうか、と考えていました。しかし、セミナー当日、布施先生から、推薦特訓を受ける場合はおすすめしないとのお言葉があり、やめることにしました。結果的に、限られた時間を志望校に向けて集中的に費やすことができて、非常に良かったです。
④ 子どもとのかかわり方を改めて学ぶことができたこと
卒塾生へのアンケート結果によると、受験生が親に求めることは、おいしいご飯を作り、努力を認め、時には口を出さずそっと見守り、どのような結果でも受け入れること、とありました。我が子に対しては兎角感情的になりがちですが、「優秀な成績を残された先輩方」の意見として教えていただくことで、納得感が高く、親としても心構えができました。
中3夏
部活を7月で引退し、いよいよ受験勉強に集中する時期になりました。学志舎では、朝から夜まで、本当によく頑張っていました。ちなみに、我が家は一度もお昼のお弁当を作りませんでした。これは、私の労力を気遣って子どもがいいよと言ったもので、近くのスーパーやコンビニで買って、ときにはファミレスで、友達と食べることが気分転換になったようです。この点、ご家庭により方針に違いはあると思いますが、私は働いていることもあり、子どもの言葉に甘えることにしました。
このころ、ようやく子どもに時間ができて、子どもと二人で学校見学に行くことができました。ここで、2つ都立高校を見学し、新宿高校の「学校で一丸となって勉強も行事も取り組んでいく校風」に魅力を感じ、第1志望が固まりました。
中3秋の中間・期末テスト~仮内申
内申点という制度には、巷では、様々な意見があるところですが、学志舎の先生方は、「学校の先生への尊敬の念」をお持ちなのが素晴らしいと思いました。また、決められたルールの中でどのように目標を達成するか(内申点をいただくか)についても、熱いハートでクールなアドバイスをいただき、とても頼りにさせていただきました。
子どもは、専門科目4科について、授業態度、提出物、テスト、どれも一生懸命やっても、内申点では苦労していました。そこで、学志舎の先生方にアドバイスをお願いしたところ、「●●(※部外秘)」と教えていただき、早速実践するよう子どもに話しました。それが功を奏したこともあり、新宿の推薦を出願できるレベルの内申点を頂くことができました。
今思えば、学志舎の先生方のアドバイスは、「先生(大人)と意思疎通ができる」「周囲(社会)のためにどのようなふるまいをすればよいかが分かる」「そしてそれを行動に移すことができる」など、社会で必要とされる人物になることが最終目標であり、その副産物として内申点がある(にすぎない)ように思います。このように、学志舎では受験勉強だけではなく、人として大切なこともたくさん教えていただきました。
中3冬の推薦特訓~受験本番
模試の結果を見て、合格の可能性がより高そうな別の学校を親が勧めても、子どもの意志は揺るぎませんでした。また、新宿高校の倍率をみても、弱音は一切吐きませんでした。このような子どもの姿を見たら、親としては応援するしかないです(正直言うと、子どもを頼もしく思う気持ちが半分、諦めの境地が半分でした)。
12月、推薦特訓と都立推薦を受けるか決める時期になりました。1月に一般入試に向けた勉強をストップして面接や小論文の対策を行うことになるので、リスクは高いです。ただ、本人は推薦も受けたいと言う意志が強かったこともあり、「本人がやりきったと思えることが重要。結果がどうであれ後悔のない高校受験にしてほしい」と思い、推薦特訓、そして都立推薦にチャレンジすることにしました。
推薦特訓では、たくさん刺激を受け、行くたびに「楽しい!」と興奮して帰ってきました。また、志望校の先輩方とお話をする機会をいただき、合格したいという気持ちがさらに高まっていたようでした。
推薦試験の当日、新宿高校に向かう途中で、「3年間支えてくれてありがとう。」と言われました。自分のことで精一杯のはずなのに、思いやる心に胸が熱くなりました。残念ながら、都立推薦は不合格でしたが、受験を通じて着実に成長している息子を、とても頼もしく感じました。
最後に
中学受験のリベンジに始まった我が家の高校受験ですが、無事合格することができたのは、本人の「合格したい」という気持ちがとても強かったこと、また学校や学志舎で教わったことを行動に移すことができる素直さによるものだと親としては感じております。
子どもの気持ちに火をつけてくださったのは学志舎の先生方で、それを支えてくれたのは一緒に勉強してきた仲間たちでした。子どもの成長を支えてくださった、先生方と学友のみなさんには本当に感謝しております。
学志舎を検討されているご家庭のみなさま、お子さんは学志舎を通じて大きく成長されると思います。是非、学志舎の門を叩いてみてください。
都立新宿高校(S様)
入塾当初
中1の春、学志舎の初回授業を終え、帰宅した本人は怒っているような、泣いているような表情でした。「他の生徒の雰囲気に圧倒された。同時に、自分の実力を目の当たりにして悔しかった。でも、絶対にこの塾でがんばりたい!」と口にした姿を覚えています。
先生と塾生の存在が大きな力に
中3の12月、第一志望校も見え始め、推薦も検討していた矢先の模試が思うような結果とならず、本人に大きな不安と動揺が走りました。しかし、塾長をはじめ、先生方から経過を踏まえた言葉かけと問題提起、志望校の現状から見る入試対策を話して頂き、さらに塾長と交わした熱い握手(「塾長と約束の握手をしたから、絶対次の模試で取り返す!」と話していました。)により、本人は気持ちを切り替え、苦手単元を基礎から取り組み直しました。そのような過程があったからこそ、本人にとって最善な選択にて入試を迎えることができたように思います。
今思えば、悔しさを受け止め大きな力に変えていく本人の気持ちと姿勢は、学志舎初日から始まり受験生活においても見受けられました。先生方から頂いたアドバイスや共に学志舎で頑張っている仲間の存在は、本人が前に進むために必要な大きな力だったと思います。
最後に
親側にも日常があり様々な感情もありましたが、親のチカラupセミナーで印象に残った「自分の機嫌は自分でとる。」という言葉を意識し、親自身の気持ちや体調にも目を向け、本人をサポートしてきたことはよかったと感じます。
迷いや不安が生じた時に、頭に浮かび頼りたいと思える先生方が身近にいてくださったことに感謝しています。まさに親子にとって「一生忘れられない出会い」だったと思います。
大変お世話になり、ありがとうございました。