中3難関 志望校選択の家族会議をご提案します

12月までは志望校合格に向けてのチャレンジを応援する姿勢で進めておりましたが、いよいよ「仮内申」と「自校もぎ」の結果が出揃う時期となりました。
都立高校合格をより確実なものにするには、この冬期講習前のタイミングで「志望校選択の家族会議」を開催していただくことをお勧めしております。
我々としましても志望校変更のアドバイスは、これまで頑張ってきたお子さんの思いを想像するに「断腸の思い」にはなりますが、合格という一つの成功体験を手にしてもらいという「親心」ならぬ、「塾講師心」から行うものであることをご理解いただけますと幸いです。ただ、最終的な志望校決定後は、どの学校であっても変わらず全力で合格に向けサポートしていく所存です。最後まで伴走させていただきます。
これまで親せミナーや塾生への配布物でも志望校選択の参考となるデータをお渡ししてきましたが、今回は「中3難関クラスの同月(12月)の自校もぎの昨年度比較」を以下に示しますので、ご確認下さい。
気になるところは、次の2点です。
1点目は「数学」「社会」の偏差値60以上の割合が低いことです。特に「数学」については、普段の授業内での出来具合(スピード、吸収力など)で春先から課題に感じていた科目になります。残された2カ月弱の期間で課題解決に向け、私の方で手を打つべく動いていきます。
「社会」は特に暗記量が多い科目になりますから、長期記憶が大きく影響します。そのあたり、同様に暗記力が試される定期テストにおいて、思ったように点数が取れなかった塾生が今年は多かったことと深く関係していると推測しています。ただ、これからスタートする冬期講習では「社会」「理科」の特訓を中心に進めていきます。当日の都立高校入試において90点以上を取るための総仕上げ、日々ベストを尽くしていきましょう!
2点目は「合格可能性40%以上」の割合減少とそれに伴う「合格可能性40%未満」の人数増加です。こちらは先日、共有した「素内申の伸び悩み」が関係しています。この点も踏まえ、「志望校変更」または「1月最後の自校もぎにおける目標偏差値または合格判定の設定」。その設定したラインを下回った場合の「他志望校(共通問題校含む)の準備」を強くお勧めします。
| 年度 | 2024年 | 2025年 |
| 受験者数 | 69人 | 61人 |
| 平均偏差値:国語 | 60.5 | 60.7 |
| 偏差値60以上:国語 | 38人 (55.1%) | 37人 (60.7%) |
| 平均偏差値:数学 | 62.7 | 62.4 |
| 偏差値60以上:数学 | 50人 (72.5%) | 39人 (63.9%) |
| 平均偏差値:英語 | 62.9 | 61.9 |
| 偏差値60以上:英語 | 47人 (68.1%) | 40人 (65.6%) |
| 平均偏差値:社会 | 63.8 | 62.7 |
| 偏差値60以上:社会 | 58人 (84.1%) | 43人 (70.5%) |
| 平均偏差値:理科 | 63.0 | 63.0 |
| 偏差値60以上:理科 | 43人 (62.3%) | 40人 (65.6%) |
| 3科偏差値:平均 | 64.8 | 64.4 |
| 3科偏差値60以上 | 58人 (84.1%) | 49人 (80.3%) |
| 5科偏差値:平均 | 64.9 | 64.4 |
| 5科偏差値60以上 | 61人 (88.4%) | 52人 (85.2%) |
| 合格可能性60%以上 | 36人 (52.2%) | 31人 (50.8%) |
| 合格可能性40%以上 | 51人 (73.9%) | 39人 (63.9%) |
| 合格可能性40%未満 | 18人 | 22人 |
「合格可能性40%未満の塾生」の都立受験結果
2024年12月実施の自校もぎにおいて、「合格可能性40%未満の塾生」の都立受験結果を共有しますので、参考にされて下さい。※数字は12月自校もぎの5科偏差値
「A」「C」の合格者の多くは、いわゆる逆転合格になりますが、ほとんどの塾生が素内申「44」または「45」という非常に高い内申であり、アドバンテージがあったことを補足しておきます。(ただ当日に自分の持てる力を全て出しきった強い精神力は、特筆に値します)
今年は「D」を推奨したいところではあります。
A.志望校変更なし、一般入試で合格
66 西
61 西
61 新宿
60 国立
B.志望校変更なし、一般入試で不合格
60 西
59 立川
57 西
57 立川
55 立川
C.志望校変更なし、推薦入試で合格
61 西
61 国立
59 西
53 立川
D.志望校変更あり、一般入試で合格
65 立川→国分寺
65 立川→国分寺
64 立川→駒場
62 戸山→国分寺
57 青山→駒場
