親御様メッセージ(2020年 都立駒場高校5)
娘は5年生の3学期に入塾しました。その時点で、私たちは、3人妹弟の1人目である彼女の将来について、あまり明確なビジョンを持っていませんでした。基本的には公立の中学校に友達と一緒に通ってくれたらいいと思っていましたし、その後も身の丈にあった公立高校に進学してほしいと考えていました。ただ、あえて言えば、日頃の学習習慣はできるだけ早い時期に身につけてほしいと思い、たまたま“三鷹”、“学習塾”とネットで検索していた母親が「この塾だったら自転車で通塾可能で、なんとなく熱そう」ということで、私と娘に紹介してくれました。どちらかというと新しい環境を苦手とする、少々奥手な娘の背中を押し、友達が誰もいない学志舎の体験入塾に参加させました。静まり返った教室の様子は、塾長との面談に伺った大人の私にとってもちょっと気を遣う、独特の何かを感じたわけですが、その帰り道に娘から「学志舎で頑張って勉強したい」というはっきりとした意思表示がありました。
その後、トライした都立中学は残念な結果となりましたが、中学に入ってからも毎晩学志舎に元気に通ってくれました。いま彼女の3年間を振り返ると、彼女の“芯”として学志舎が存在していました。3年の夏まで部活動の朝練があり、毎朝7時には家を出る彼女は、学校から帰るなりおにぎりを口に放り込み、大急ぎで学志舎に出掛けていきます。なんでも、多くの仲間(ライバル?)たちも同じように競うように塾に到着し勉強を始めるそうで、「私も負けていられない」といことでした。ただ、それが何かやらされているではなく、むしろ嬉々としている様子でした。3年間一度も「学志舎を休みたい」と口にしたことはなく、我々両親はとても助けられました。
部活動を引退した秋以降は彼女の学志舎愛はさらに増していくようで、土曜も日曜も長期休暇中も自転車で頑張って通い、毎度毎度とても充実した表情で帰ってきてくれました。そのような彼女に対し、私たちが「勉強をしなさい」的なことを言ったことは皆無で、応援に徹することができました。セミナー等で日頃から先生方がおっしゃる通り、塾で全力投球している娘のことを応援するだけでしたが、その関係が精神的に彼女を追い込まず受験当日を迎えることにつながったのだと思います。そのような、半ば達観した心境で過ごすことができたのは、塾長、村岡先生が塾生の一人一人のことを心底考え、熱く、厳しく指導いただいたこと。また時には大人として彼らを扱っていただいたことに由ると思います。毎晩22時を過ぎて帰宅する娘のキラキラした表情が、先生と塾生の濃密な時間を教えてくれました。
最終的に志望校は3年生になってから決定したようです。模試の結果や学期末の成績を目にするたびに、内心ハラハラドキドキはありましたが、本人は全然意にしない様子でした。その自信は学志舎と先生方に対する信頼、そして自分自身の勉強量が根拠になっていたようです。受験の直前に本人から「これだけやったんだから、受からないはずがない!」という言葉を耳にした際は、3年間でとても大きく成長した娘を大変誇らしく思いました。そして、受験結果がどうであれ、学志舎にしっかり育てていただけたという感謝の念を抱いたものです。
これからお子さんが志望校にチャレンジされるみなさまにとって、今後もいろいろ迷うこと、不安に思われることがあるかと思います。私たちは子供の学習塾は学志舎しか知らず、他と比較したことは申し上げられませんが、塾長、村岡先生と学志舎を信じてお子さんを毎日送り出してあげてください。そして、しっかり学志舎で頑張っているお子さんをポジティブに応援してあげてください。そのことが本人の大きな安心につながり、好循環につながることを確信しています。
学志舎にお世話になった4年間、塾長、村岡先生にはただ単に“勉強”を教えていただいたのではなく、受験という人生のチャレンジにどう対峙するかという、“人としての気構え”のようなものを娘に授けていただいたと感じています。先生方の一貫した教育に対する想いによって、これからも一人でも多くの学志舎ファンが生まれますように。これまでどうもありがとうございました。(追伸:来年より一番下の弟が…、お世話になります(^^))