合格体験記(2021年 都立立川高校4:Kくん)
都立立川高校(Kくん)
私は受験に落ちました。いまブラウザバックしようとしている人は、一旦落ち着いてタイトルを見てみてください。しっかり合格体験記と書いていますから。私は都立中に落ちたということです。私と学志舎の出会いは小学6年生からです。初めて学志舎に訪れたときに、学志舎では誰も話さずに机に向き合って、筆記用具を動かしており、どこか狂気を感じ取りました。又最初の授業を受けたときに布施塾長がおっしゃった「勉強を舐めるな!」は今でも忘れることができません。私は学志舎に入り、公中検模試で最高偏差値75を取った状態で都立三鷹中を受験しました。しかし都立三鷹中には縁がなかったのか落ちました。そこから私はNHK(西、日比谷、国立)のどこかに入ろうと思っていました。(※NHKは布施塾長の造語)
内申は絶対におろそかにしないでください
私は中学3年生の最初の頃、都立国立高校を目指していました。しかし、私は1学期の内申で33を取ってしまいました。もう一度お伝えします、33です。本来この内申ならば、難関クラスで学ぶことはできません。応用クラスでも下から数えたほうが早いほどの内申でした。しかし、こんな私を見捨てずに難関クラスに席を置き続けてくれた先生方には感謝しかありません。私は秋になってから勉強に対するやる気がどんどん薄れてきてしまいました。それでも勉強はしなければいけない。そのような状況の中で偏差値は徐々に下がっていき、そのせいでやる気が湧かなくなる。そのような負のスパイラルが起きてしまい、自分は今なぜ勉強をしているのだろうと思ってしまうようになりました。そのときに一旦勉強から離れる時間をつくりました。そう逃げました、超逃げました、嫌なことから。そしたら、ちょっとずつちょっとずつ気持ちに余裕が持てる日が増えてきて、徐々に勉強に集中できる日が増えてきました。私は先程記述したとおり都立国立高校を志望していました。しかし、偏差値は徐々に下がっていき、内申も最終的には37までしか上げることができなかったため、模試でもS、A、Bの合格判定が取れず、志望校を泣く泣く変更することになりました。私は今でも志望校を変更したことに少し悔いが残っております。これを読んでいる人は志望校を変更しないようにするために、精一杯頑張ってください。そのためにも内申は絶対におろそかにしないでください。
予想問題のプリントは「5年分×5回分×2教科分=50回分」
私は私立錦城高校を受けましたが、内申が足りなかったため特進コースは併願優遇無しで受けました。説明会で特進コースに合格する人の9割は併願優遇を取っていますと言われ、特進コースは厳しいと思っていましたが、合格することができました。この合格のおかげで、私は気持ちに余裕を持つことができ、都立立川高校受験の本番でも落ち着いて受験をすることができました。私はもともと模試などでも理科社会は90点台を連発していましたが、年が明けるまでは国語、数学、英語の3教科を徹底的にしてきたため、3教科は点数を取れるようになってきた一方、理科、社会の2教科は点数が下がっていき70点台を取ることがしばしば増えてきました。そこで、都立高校受験まで私は、理科、社会をたくさん解きました。特に予想問題のプリントは「5年分×5回分×2教科分=50回分」を直前まで解き続け、そのおかげで理科、社会が90点以上になり100点も頻繁に取れるようになりました。理科、社会はいつでもでき、また解けば解くほど点数が上がっていく教科でもあります。年が明けてから始めても遅くありません。また最後の模試では都立立川高校の合否判定はA判定が出るぐらいまで成長することができました。私は都立中受験を経験していたこともあり試験本番はあまり緊張しないで自分が持っているものを100%ぶつけることができました。合格発表までの9日間は緊張しましたが、合格発表のウェブサイトを見て自分の番号を見つけた瞬間、叫びました。この1年間ずっとためてきた不安やストレス全てが吐き出されたように感じたとともに、達成感が湧いてきました。しかしどこか、モヤッとした感じがありました。多分それは、本当の第一志望は都立立川高校ではなく都立国立高校だったからだと思います。内申が足りずに変更した第一志望、それだけが今回の受験で心置きなく終われなかったところだと思います。
都立中に落ちた人へ
都立中受験は普通のテストではないことから少し運も必要になってきます。だから落ちるのはしょうがないと割り切ってしまいましょう。そう思う方が気が楽です。また高校受験では、中学受験のときに使った知識が役に立つことが大いにあります。都立中に落ちた人は、受けたことがない人よりもアドバンテージがあると思います。自分が受けた中学よりも上の高校に入ってしまえばリベンジ成功です。そうなるように祈っています。
後輩のみなさんへ
私から言いたいのは一つだけです。「内申を大切に」僕は内申のせいで、志望校を変更して、変更した志望校でも厳しい戦いをすることを強いられました。内申を上げることは難しいし、我慢しなければいけないこともたくさんあるでしょう。けれども“それを一つ一つ我慢していけば、第一志望の高校に近づくことができる”そう思って学校の先生方への態度の一つ一つをしっかりしていってほしいと思います。学志舎では過去問を他の塾と比べ物にならないぐらい解きます。そのおかげで問題の特徴がつかめるようになってきて、問題を徐々に解けるようになっていきます。都立高校を受験するならば学志舎以外に選択肢はないと思います。学志舎には「一生忘れられない出会い」がたくさんあります。私が学志舎に入っていなければ自校作成校を受けるという考えはなかったと思います。みなさんも頑張れば十分目指せると思います。最後まで夢を捨てずに頑張ってください。最後に自分が好きな曲の一部分の歌詞で締めたいと思います。「明日へ 伸ばせ 掴め 未来は君の手の中にある」