2024年 スピーキングテスト(ESAT-J)振り返り

学志舎 村岡です。

中3生はスピーキングテストお疲れ様でした。
実力を発揮できた人、少し悔しい思いをした人も切り替えていきましょう!

目次

ご安心を! ~スピーキングテストの影響値~

中3の親御様セミナーでもご紹介しましたが、スピーキングテストは20点満点であり、その中でA~Fランクの評定がつきます。
一般入試の1020点満点(一般試験+調査書+スピーキングテスト)のうち、スピーキングテストの評定1つ分の差は1%にも満たない範囲(点数にすると約2.8点)です。

これは、内申点1つ分の差よりも少ない数値です。
よって、全体に占める影響値は微々たるものであることを強調しておきます。

塾生は安心して一般の準備を進めていきましょう!

塾生ヒアリングより

今年のスピーキングテスト後に、当日の模様を確認してみました。
総じて、お世辞にも素晴らしい運営とは言えなかったようです。

以下、学志舎の塾生から聞いた内容を紹介しておきます。

・約15分の試験にも関わらず、3時間ほど会場に滞在した (機材トラブルで4時間以上、拘束された子もいたようです)

・(何もできず無言で着席している)待機時間が30分発生した

・運営の段取りがよくなかった(試験官のやる気がなく廊下で私語が聞こえた。明らかに試験官が慣れていなく説明がグダグダだった)

・換気していて寒かった(もしくは暖房が効きすぎていて暑かった)

・ホワイトノイズ(録音中に他者の声が聞こえないようにする音)に慣れなくて気が散った

など、多くの報告を聞きました。

今後の運営について

都の教育委員会発表の報道資料によると、今年は約7万人が受験したということです。

参考)
https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2024/11/25/02.html

これだけの大規模運営においては、
・精緻なマニュアル
・スタッフへの十分な教育
が必要不可欠ですが、試験監督の求人広告(アルバイト募集)が試験直前まで出ていたことが判明しており、十分な運営体制を構築できていたとは客観的に言い難いと思います。

待ち時間が長くとも、せめて自習時間をとるなど時間を有効活用できるような配慮があれば良かったのではないでしょうか。

いずれにしても、最終結果への影響値はとても小さいものとなりますので、
引き続き目の前のことをコツコツと積み上げていきましょう!

この記事を書いた人

大学卒業後、大手広告会社で営業や人事を経験。その後、企業や自治体、大学での講演活動に活躍の幅を広げる。採用の仕事において面接した学生数は1万人超。2017年秋、布施塾長の教育理念に共感し学志舎に参画。以降、小・中学生の文系授業を担当。

都立中学への細やかな作文指導が強み。都立高校の推薦入試においては、塾業界随一の面接経験、集団討論の経験を活かし、毎年、驚異の合格結果を出し続けている。直近7年間では都立推薦入試において133名を合格に導く。

多様な経験をしてきた強みを活かし、日々の学習を通じて社会で活躍できるような視座を子供たちに持たせることが目標。

一生ものの記述力をつけたい小学生。内申アップして一般入試で勝負したい中学生、将来に活きる推薦特訓で合格を勝ち取りたい中学生は、学志舎で待っています!

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