親御様メッセージ(2023年 都立三鷹中:Sくん)
この度、息子が三鷹中等教育学校に合格することができました。合格発表直後、この結果は私ども親としては驚きでしかなく、まさに「学志舎マジック」と思ってしまいました。しかし、今回このような体験記を寄せることとなり、先に息子に書かせたところ、息子は親の私たちより冷静で、素直に先生方の教えに沿ってこの受験に臨んでいたことがわかりました。このように息子をご指導いただいたこと、この場を借りて感謝申し上げます。
入塾のきっかけ
息子が入塾したのは、当時中3の姉の卒塾のタイミングでした。娘も2年間お世話になり、学志舎の良さは十分承知しておりましたので、当時の最年少クラスである小5クラスから入塾させていただきました。入塾当初は都立中受験を前提としておらず、中学進学に向けて、ただ息子に学志舎に身をおいて学習習慣や礼儀を身に付けて欲しいと思っていただけでした。
受験が自分事になってから大きく成長
6年になり本格的に受験に向けた演習が始まりましたが、正直なところ、我が家では受験させることをかなり迷っていました。倍率も高く難しい受験であることは姉の時に体験しておりましたので、幼少期から細々とながら続けてきたピアノや1年生から所属した地元のサッカーチームを辞めてまで挑戦させることはないと考えていたからです。
迷っているうちに夏期講習に突入し、本人は習い事を優先しながら夏期講習にも通い、力をつけていきました。授業の内容も分かりやすく、先生方は時折楽しく印象に残りやすいエピソードを交えて授業をしてくださっていたそうです。(学校の朝学活のスピーチのネタにしていたこともあったみたいです!)
夏期講習明けの模試からは少しずつ偏差値も上がり学習する楽しさはこのころから感じてきていたようです。夏休みに武蔵中は見学に行きましたが、息子の反応はいまひとつ。やっぱり三鷹中も見てみようと初めて三鷹中を訪れたのは11月の始めのことです。その時初めて「俺、三鷹中を受けようかな」と自ら受験に前向きな意志を見せました。
そこからは、早速、三鷹中の過去問集を買い求め、家でも時間を見つけては解いており、知らない間に何周も、特に適Ⅱの過去5年分位は覚えてしまうほど大学ノートにやっていたようです。(直前になって、解答用紙をダウンロードしてプリントしてあげられることに気づきましたが、それは本番一週間前のことでした。)
志望校を変更する旨をメールでお伝えした際、石原先生からお返事をいただき「受験が自分事になるとさらに力が伸びる可能性が高い」とおっしゃっていただきました。それは本当のことだったと思います。
直前期になると「三鷹中の過去問なら時間内で8割はとれる」と自信たっぷりな口ぶりでした。秋以降の模試は奮わず、ここだけの話、A判定など見たこともありませんでしたが、息子なりに三鷹中の問題傾向はしっかり掴んで戦略を立てていたようです。作文は親がたまに家で書いているものを覗きみると口を出したくなってしまう内容もありましたが、とにかく息子は村岡先生を信じていたようで、Aの評価をもらった作文を嬉しそうに大事にしていました。
秋のセミナーで石原先生から伺った前受験。息子は1月に埼玉、2月1日には都内で適性検査型の私立中受験を体験しました。親の目からは1回目、2回目と受けてきた後、少し大人になったような成長を感じました。自分ひとりで緊張感のある場に挑む経験は、大人が思う以上に後の自信に繋がったのだと思います。やはり前受けは小学生には有効だったと感じます。
習い事と両立して勝ち取った合格
都立中受験は倍率も高く、受からなくても仕方がないと割り切って、習い事のピアノでは11月のコンクールに出場、サッカーでは1月までも公式試合や練習にほとんど全て参加しました。そのため、土日の自立学習に参加することはできませんでしたが、平日の授業ではその分集中し、家庭学習に活かしていたと思います。コツコツタイプの息子にとっては、このスタイルが思い詰めすぎず、合っていたのかもしれません。また、通塾においては欠席の際、曜日の振り替えなど柔軟に対応していただき、大変助かりました。
卒塾は少し後ろ髪を引かれる思いですが、息子はこの2年間で彼なりの学志舎魂を身につけました。これから先も頼もしく、成長を見守ろうと思います。
短い間ではありましたが、大変お世話になりました。学志舎の今後ますますのご発展をお祈り申し上げます。