小6過去問 H27(2015)

こんにちは、石原です。
今回はH27年度、共同作成問題の適性Ⅱの結果です。
共同問題としては最後に扱った問題です。

平均点:40.7点
高得点:78, 71, 70, 68, 63, 59, 57, 54, 53, 52, 49

設問の「問われていること」、「条件」をより正確に捉えられる生徒が増えました。
平均点の40.7点もなかなか高いのですが、算数が強い生徒や記述がしっかりしている生徒は超高得点を取りました。

目次

大問1

[1]確実に正解したい問題でした。
 また、この問題ができたかどうかだけでなく、授業でやったように倍数の見分け方もぜひ自分のものにしてください。
 自分のものにする = 使いこなせる + 他人に説明できる 

[2]部分点だけでも取れていた生徒は上位にランクインしました。
 決して易しい問題ではありませんが、設問の読み方や「会話文に沿う」感覚をつかむいい練習になる問題です。

[3]復習して理解を深めてほしい問題です。

大問2

[1]典型的な、割合計算を含む資料問題です。

「割合」の変化ではなく、数値そのものの変化を記述しているものが散見されました。
また、割り算ミス、どの桁で四捨五入すべきかの指示を読解できていないものも少なくありませんでした。
問われていること、設問の条件を確実に抑えられるようになっていきましょう。

[2]確実に取りたい問題です。

[3]「相似」がわっかていてほしい問題でした。

大問3

[1]確実に取りたい問題です。
 「わかっているのに、点にならない記述」が多かったです。
 設問の条件、指示はヒントです。軽く読み流して無視しないようにしてください。
 条件が出てきた瞬間に手が勝手に線を引いたり、丸で囲んだりできるようになっていきましょう。

[2]「対比」で記述できるようになって下さい。

[3]これも設問の条件をヒントと捉え、最終的に「伝わる記述」にまとめるいい練習になる問題です。
 「勝手な感想」ではなく、「資料に基づいた考察」ができるようになっていきましょう。

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この記事を書いた人

(ラ・サール高校→慶応義塾大学(理工学部)→慶応義塾大学大学院→東大大学院→大手進学塾→学志舎)大学入学時より家庭教師、個別指導塾等のアルバイトを始め、指導歴は20年を超える。難関私立中・難関大学への豊富な指導実績に加え、日本の最高学府で学んだ経験を小中学生の指導に落とし込む。パターンやテクニックの丸暗記に頼らない、本質をつかみ、体系的に解法を掘り下げていく授業が魅力。特に「自分の頭で考える」ことを求められる都立中の適性検査問題を得意とし、一見難解に見える理系問題も易しく解きほぐし、子どもたちの知的好奇心と思考力を高めていくプロフェッショナル。物腰が柔らかく、温かい人柄で塾生と親御さまから圧倒的支持を得ている理系担当責任者。

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