お盆休み(石原先生)~名古屋~

学志舎 石原です。

お盆休み(8連休)に家族で名古屋に行ってきました。

※写真は「旧帝国ホテル@明治村」

目次

犬山城

1日目は国宝、犬山城へ。

知らない塾生が多いのではないでしょうか。私も今回行くまで知りませんでした。

犬山城を建てたのは織田信康(織田信長の叔父)で、濃尾平野にあり、すぐ近くを木曽川が流れています。

「織田信長」、「濃尾平野」、「木曽川」は社会で習うので馴染みがあると思います。

そう聞くと、ググっと身近に感じられるのではないでしょうか。

天守閣は現存する最古のものだそうです。鉄筋コンクリートではなく、木造の天守閣を見学することができます。

何気なくそこにあるものが戦国時代からのものであり、織田信長もここを歩いていたのかと思うと不思議な感じがします。

教科書だけでは無味乾燥なただの知識が、五感で感じることでリアルなものになります。

明治村

3日目は明治村へ。(2日目は娘の希望のアンパンマンミュージアムですので割愛します。)

北里柴三郎(新一万円札)の研究所
旧帝国ホテル内の机。
ビリヤード台かと思ったら、なんと「ポーツマス条約調印の机」でした。

名古屋市立科学博物館

4日目は帰りの新幹線までの時間で名古屋市立科学博物館へ。

荷物を預けにコインロッカーに行くと、早速こんなものが!

化学の周期表になっていました。(中2の重要単元です。)

科学に関する様々なものが、工夫を凝らして展示されており、非常に刺激を受けました。

右から定滑車、同滑車、輪軸

全て同じ12 kgのおもりがつるされており、実際にロープを引くことができました。頭ではわかっていても、実際にロープを引いたときの手ごたえには驚きました。

「なんでこんなものを勉強しなければいけないんだろう?」

誰しもが一度は思ったことがあると思います。

しかし、滑車、輪軸がなければビルは建てられません。

教科書の知識が実社会でどのように活用されているかについてわかりやすく説明されていました。

最後に、中3数学の華、三平方の定理に関する展示。

三平方の定理
直角三角形の3つの辺を、「長」、「中」、「短」とすると、「長×長 = 中×中 + 短×短」が成り立ちます。
「長×長」、「中×中」、「短×短」は直角三角形の各辺の長さを1辺とする正方形の面積にあたります。

発見者の名前から「ピタゴラスの定理」とも。人気番組「ピタゴラスイッチ」の番組名の由来にもなっている人です。

各三角形の二つの正方形に赤色青色の水が入っています。(水の量は、「中×中 + 短×短」の状態)

逆さまにすると、二つの正方形から大きな正方形に少しずつ水が流れ落ちます。(水の量は「長×長」の状態)

右の直角三角形では水がぴったりと大きな正方形に満たされ、もとの二つの三角形に入っていた水の量が、一つの大きな三角形に入る水の量と同じことが一目瞭然です。(つまり、「中×中 + 短×短 = 長×長」)

最後に

やはり五感を使った体験は、理解を深めてくれます。

「凄い」、「面白い」といった感動が記憶を強いものにしてくれるからでしょう。

今回の経験で得た学びを授業を通して塾生に還元していきたいと思います。

三鷹から近い多摩六都科学館もこれまでに何回か行ったことがありますが、お薦めです。

多摩六都科学館―プラネタリウムと観察・実験・工作でDo!サイエンス (東京都西東京市) (tamarokuto.or.jp)

この記事を書いた人

(ラ・サール高校→慶応義塾大学(理工学部)→慶応義塾大学大学院→東大大学院→大手進学塾→学志舎)大学入学時より家庭教師、個別指導塾等のアルバイトを始め、指導歴は20年を超える。難関私立中・難関大学への豊富な指導実績に加え、日本の最高学府で学んだ経験を小中学生の指導に落とし込む。パターンやテクニックの丸暗記に頼らない、本質をつかみ、体系的に解法を掘り下げていく授業が魅力。特に「自分の頭で考える」ことを求められる都立中の適性検査問題を得意とし、一見難解に見える理系問題も易しく解きほぐし、子どもたちの知的好奇心と思考力を高めていくプロフェッショナル。物腰が柔らかく、温かい人柄で塾生と親御さまから圧倒的支持を得ている理系担当責任者。

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