親御様メッセージ(2022年 都立武蔵中3:Sくん)
学志舎を選んだ理由
それまで公文教室に通いながら通信教育、問題集などで自宅学習していましたが、4年生の夏から受検を意識し大手進学塾に入りました。しかし、帰宅時間が遅く親子の時間が取れなくなり、大量の宿題をこなせず習い事との両立も難しく、また私自身が塾の先生方とお話しする機会も少なく、教育方針について不安になり1ヶ月で退塾してしまいました。それを機に「先生の人柄が分かり、子供や親ともコミュニケーションをしっかりとってくれる塾」にお願いしたいと考えるようになりました。
学志舎のホームページを拝見し、先生方の生徒への熱意を感じ、どんな塾だろうと興味を持ち体験に伺いました。体験後の布施塾長との面談では、初対面の私たちに息子の学習方法のご助言にとどまらず、ブロックや折り紙など頭と手を使いながら遊ぶことの効果や生卵を高いところから割れずに落とす実験の面白さまで紹介して下さいました。それはレゴや折り紙、パズル好きな息子の興味を見抜いてくださったからなのか、好奇心が刺激される面談となりました。そのため、学志舎の授業を是非受けてみたいと親子で納得し、入塾しました。
セミナーに参加して
親の力アップセミナーでは、リフレーミング(ポジティブな言葉に言い換えて、別の視点で前向きに伝える)の重要性についてご指導を受けました。反抗期を迎えた息子とやり合う際、私も感情的になってしまうことが多々あり、こうした対応は逆効果だと知りました。のんびりマイペースな息子に対し、どう言えば響くのかと心配のあまり、強い口調で畳みかけるように指図や説教をしていたからです。それからは試験結果が目標に届かなかったと聞いた時などでも、説教したくなる負の感情を深呼吸で鎮め、悔しい、悲しいといった子供の気持ちをまず受け止め、その中で小さなことでも出来たことは褒めるように心掛けました。このように子供の不安な気持ちを親子で共有することで、息子の気持ちに余裕ができ、次はどうしたら良いかと考えられるようになったのではないかと考えております。しかしながらリフレーミングが大切と言葉では分かっていても、こちらも感情のある人間、我が子の様々なハプニングに冷静に対応することは未だに難しく、これからも私の課題になるかと思います。
息子の成長と親の見守り
正直なところ、息子は全く模範的な受検生ではありませんでした。勉強時間が長くなるにつれ、夕食後ソファで寝てしまうことが頻回にあり、寝起きが不機嫌な反抗期の息子を起こすのにとても苦労しました。親子で険悪なムードになってしまい、もうソファで寝続けても構わないと私も起こすのを半ば諦めました(入浴もせず朝までソファで寝ることが何度もあり、朝慌てて学校の宿題をやっていました)また、息子は週末の自習を休むことが多かったこともあり、先生に相談させていただきました。その際には、「入塾時に比べテキパキと行動できるようになってきた」「公中検(模擬試験)で安定した判定を維持できているので落ち着いて取り組むように」などと、私には気づけなかった息子の成長を評価して下さいました。それからは私も息子を信じ、家庭学習についてあまり口を挟まないように注意し、息子は冬休み頃から積極的に自習に参加するようになりました。また、子供向けの科学雑誌や算数のパズル問題、クロスワードパズルなどを用意して、家庭では息抜きの時間も取れるよう工夫しました。
この 2年間を振り返ると、息子の受検勉強を通して多くの気づきがありました。特に子供の自主性を伸ばすには、子供を信じ、見守ることが大切である、と頭で理解できても、それを実践することが親としての課題であり、それができるようになることが成長なのだと気づきました。息子へのご指導だけでなく、親は子供にどう接するべきか指南下さった学志舎の先生方に、心より感謝します。息子だけでなく、私も親として成長することができました。本当にありがとうございました。