小6 都立中入試対策

こんにちは、石原です。
久しぶりのブログ投稿です。これから入試まで小6の様子を随時発信していきます。

さて小6は夏期講習の終わりごろから都立中の過去問演習に取り組み始めています。
都立中の過去問を使用して設問の読み方、テストの受け方、各単元の内容の使い方など様々な大切なことを伝えていきたいと思います。

目次

「読解力」

都立中の適性検査を解くにあたって最も重要な力は「読解力」です。都立中の適性検査Ⅱ、Ⅲでは「会話文」と呼ばれる長い問題文を読めなければいけません。会話文を読むのも、グラフ等の資料を読むのも、全ての情報を関連付けて考えを進めるのも、広義の読解力です。さらには考えた内容を文章で説明する力も読解力です。日本人である以上、必ず日本語を使って思考しています。論理的思考能力=国語力です。読解力が低いと全教科伸び悩みます。

都立中の求める人物像は「リーダー」ですが、私はそれは「論理的に考えられる人」だと思っています。集団を率いるかどうかではなく、自分の考えを持つことができ、お互いに(←重要)他人の意見も聴くことができるということだと思います。だからこのような検査を行っているのでしょう。都立中に合格するために読解力が必要なのではなく、積極的に生きていくために読解力を鍛えた学生を都立中は欲しているのだと思います。

自分の生徒に最もつけさせたい力は読解力です。

小6の現状

初めの頃はほとんどの生徒が思うように得点できませんでした。当たり前ですし、毎年そうです。回を重ねるごとに時間配分が改善されたり、問われたことにズバッとは答えられていなくとも、算数や理科としては間違っていないことが書けるようになったりと、何かのきっかけで大きく得点が伸びるだろうと予感させる答案が増えてきています。答案に迫力が出てきたと感じます。この「きっかけ」は個々人が掴むしかありません。過去問の直しをしたり、苦手単元の克服をしたりしているうちにふと「わかる」瞬間がきます。「わかる」体験を多く経験し、「わかる」を「できる(使いこなせる)」に変えていける生徒が受かっていきます。

今年も既に、質問に来たり(単元内容ではなく勉強法の相談に来た生徒もいます!)、直しを提出したりと「自分のために」勉強できる生徒がポツポツと増えてきています。非常に嬉しく、また頼もしく思います。文系、理系の学力(考える力)を伸ばせるだけ伸ばし、結果として合格していきましょう!

今後、各年度の平均点や記述問題の「良い例」や勉強になる「良い間違い方の例」等も発信していく予定です。親子で過去問の話をする機会もあるかと思います。ぜひ参考にされて下さい。

※ただし、親御さんが「教える」ことはお勧めいたしません。

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この記事を書いた人

(ラ・サール高校→慶応義塾大学(理工学部)→慶応義塾大学大学院→東大大学院→大手進学塾→学志舎)大学入学時より家庭教師、個別指導塾等のアルバイトを始め、指導歴は20年を超える。難関私立中・難関大学への豊富な指導実績に加え、日本の最高学府で学んだ経験を小中学生の指導に落とし込む。パターンやテクニックの丸暗記に頼らない、本質をつかみ、体系的に解法を掘り下げていく授業が魅力。特に「自分の頭で考える」ことを求められる都立中の適性検査問題を得意とし、一見難解に見える理系問題も易しく解きほぐし、子どもたちの知的好奇心と思考力を高めていくプロフェッショナル。物腰が柔らかく、温かい人柄で塾生と親御さまから圧倒的支持を得ている理系担当責任者。

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