合格体験記(2024年 都立小金井北高校:Mさん) 

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Mさん

入塾のきっかけ

学志舎を知ったのは友人が通っていたからでした。調べてみると、大手ではないものの、通っていた大手塾とは比べ物にならないほどの合格実績があることを知りました。他の塾に比べて都立高校の合格率が非常に高く驚きました。友人からはペースの早い授業であることを聞きました。

いざ、駅前校の体験に行ってみると、オープンスペースでも各教室でも塾生個人個人が自分のやるべきことを集中して進めていく姿を目の当たりにしました。通っていた大手塾の自習時間では皆で雑談をしながらダラダラと課題を進めていた記憶があったため、文字を書く音しかしない教室を見て集中せざるを得ない環境に魅力を感じました。駅前校はできてすぐということもあり、かなり綺麗で教室の印象が良かったことも覚えています。合格実績と自立学習制度、自分自身で勉強し塾のペースについていこうとするか、ということが試される環境に惹かれ、学志舎への入塾を決めました。

入塾前と入塾後の変化

私は入塾前と入塾後で定期テスト勉強方法を変えました。入塾前は、暗記系は基本見て覚えていました。ある程度の点数は取れていましたが、見て覚えるだけだと漢字などが書けず、ケアレスミスが非常に多かったです。しかし、入塾後は暗記用ノートをつくり、単語の意味などをまとめるのではなく、覚えたい単語をひたすら書いていくことにしました。この方法に変え、テスト当日まで書き続けた単語を見返すことで自信や達成感に繋がりました。このテスト勉強方法にしたことで特に暗記科目は点数が上がり、成績も上がりました。

また、勉強時間も変わったと思います。家では集中できず長時間のテスト勉強をしていませんでした。しかし、入塾後は定期テスト1~2週間前になると塾の授業はストップし定期テストの勉強だけに集中できたため、勉強時間が増えました。またテスト期間は、周りの塾生も集中して勉強しているため、自分の集中力も上がり、より質の良い勉強時間になっていたのではないかと思います。周りに影響されたこともあり、勉強方法を試行錯誤する時間をつくれたため、自分に合った方法を見つけることができたと思います。

落ち込んだ時とその回復方法

私は中学3年生の1学期の内申で過去最低記録を更新しました。1学期末のテストは特に頑張ったつもりだったのですが、自校作成校を受験するのは無謀かもしれないと思うほど低かったです。担任の先生から通知表を受けとってすぐは現実を受け止めきれず、強い後悔と焦りを感じました。しかし、自分の中で、後悔をしている暇があるなら改善するための行動をするということを決めていたため、内申のことをくよくよ考えることをやめました。そして、都立受験当日の対策や2学期の定期テスト対策方法を考えることに時間を使いました。その結果、1学期から2学期にかけて内申5upを実現することができ、自校作成校の内申基準を上回ることが出来ました。

落ち込むようなことがあってもそれはまだ受験当日までの過程でしかないと思います。そのため、私の場合、悩むことに時間をかけるのではなく、先のことを考えて行動することが結果を出すことにおいて効果的でした。また、私は学志舎の卒塾生が2人いたこともあり、多くのアドバイスや励ましの言葉を貰っていました。体験談を聞いて、先輩たちが実際にしていたことを自分なりに実践していました。落ち込んだときこそ、自分を信じて進み続ける執念を持つことが大切だと思います。

忘れられない言葉または授業

私が忘れられない言葉は2つあります。

1つ目は、「他の人と違う結果が欲しかったら、他の人と違うことをしなさい」という塾長の言葉です。私は夏期講習の8月の最初の頃までは21:00まで自立学習ができるのにも関わらず、18:00頃に帰宅していました。しかし、塾長が全員に対し、「自校に行きたいなら他の人の何倍も努力しないと無理だ。努力してないのに、(21:00まで残っていないのに)後で泣いて相談されても、残念ながら力にはなれない」というような内容を伝えてくれました。そこで私は「このままではダメなんだ」という自覚をもち、21:30まで残る勢いで勉強するようにしました。この言葉は夏期講習後も、自立学習に行くのを面倒に思っている自分に対して戒めの言葉になりました。

2つ目は「量は質に転化する」という村岡先生の言葉です。学志舎に入る前は特に集中力が長く続かず、勉強は量より質だということを言い訳にしていました。そのため、定期テスト勉強でさえ大してしていませんでした。しかし、この言葉を聞いてからは質を追求するというより、とにかく量を積み重ねるという勉強方法に変え、努力量を勉強の質に転化していきました。暗記科目だけではなく、数学や英語も何度も何度も問題を解いて、どんな問題が出ても答えられる状態を目指して勉強するようにしました。

勉強以外に教わったこと

学志舎の特徴の一つとして、雑談の情報量が多いことが挙げられると思います。授業に関係ある雑談だけでなく、生きていく上での教養となることまで様々な知識を得ることが出来ました。ニュースなどを見るときに予備知識として役立つものばかりです。また、それらをメモ帳に書いておいたことでいつでも見返すことが出来ます。「大切だと思ったことは、言われなくてもメモを取りなさい」という、先生方から教わったことは今後の人生にも有効活用できそうです。

また、計画を立てることや状況に合わせて柔軟に行動することの大切さも教わりました。私は、学志舎のような集中できる環境でわざわざ勉強計画を立てることはひかえていました。集中しなくても出来そうなことや音読などは予め家で済ませておき、学志舎では勉強だけ行うということを意識していました。

最後に、推薦特訓の時に教えてもらったことです。小論文、自己PRカード、面接、それぞれに2回以上目を通していただき、アドバイスをもらえたことでたったの2週間で自分の力量が一回り大きくなった気がします。その中でも特に小論文の書き方は学ぶことが多かったです。最初は問いに正対すらしていなかったのに、「小論文の佐藤先生」を始めとする先生方の添削を1文ずつ理解して取り入れることで、より良い論理的な文章が書けるようになりました。

後輩に一言アドバイス

都立高校受験を経験して、特に共通問題を解くうえではセンスは全く要らないということを実感しました。そのことを特に強調して言いたいのが理科と社会です。私は、もし当日に前の教科で想定外の事があり、脳が落ち込むことに気を取られていたとしても、「反射で正解できるようにしよう」というイメージで理社を勉強していました。学志舎で過去問をやりきることで、8月時点で過去問やV模擬の予想問題の理科が40点台だった私も、1月には90点台を取れるようになりました。苦手であっても理科と社会は、特に妥協せずに勉強してほしいです。

また、学志舎の英語オリジナルプリントは毎日読むようにしてほしいです。最初は黙読でもかなりの時間がかかりましたが、気づくと早くなっていて今までの努力が報われた感じがしました。

最後に、数学についてです。共通問題でも自校作成問題でも時間配分は非常に大切です。自分に合った時間配分を模索してみてください。関数は特にパターン化できるものしかありません。学志舎で過去問と数学オリジナルプリントをやりきれば怖いものは無いと思います。

この記事を書いた人

(千葉県立東葛飾高校→早稲田大学政治経済学部経済学科→IT企業→学志舎)人一倍真面目な性格でとにかく「正攻法」で問題と向き合う。自身が私立最難関大に現役合格した際の「正しい努力」の仕方を伝授。日々感じる「塾生の成長」はやりがいを越えて、もはや生きがいに。担当科目は国数英社理の5科目すべて。入社一年目にして都立推薦入試の小論文担当責任者に抜擢。頻出テーマごとの構成メモは受験生必読。都立立川高校の推薦入試では4名中3名を合格に導くなど、その指導力は秀逸で塾生からの信頼もあつい。目下、「都立推薦入試の小論文といえば学志舎の佐藤」と呼ばれるような存在を目指している。

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