合格体験記&親御様メッセージ(2024年 都立国立高校:Mくん)※推薦合格 

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Mくん

学志舎との出会い

中3の春頃になっても、高校に興味がなく、志望校を考えることなど頭にない状態でした。中学受験以来塾には全く通っておらず、むしろ塾というものに対するイメージがあまり良くありませんでした。加えて、学校での成績も良かったため、塾に通う必要はないと考えていました。

そんな中、夏休み直前に母から「塾に通って、さらに学力が伸びるのを見てみたい」と言われ、学志舎について知りました。私はあまり乗り気ではなかったのですが、とりあえず体験に足を運ぶことにしました。 まず、自習の静かな雰囲気に衝撃を受けました。また、面談の中で村岡先生の「中学受験で落ちてよかったと思えるようにする」という言葉を聞き、「ここならやっていける」と強く思い、入塾を決めました。

挫折

入塾後、最初の授業は塾長の数学。授業のスピードがとても速く、内容も学校で進んでいる範囲ではなく、「終わりました」が全く言えずとても焦りました。自分はこんなにもできないのかと、とてつもない不安に襲われました。こうしたこともあり、勉強が嫌になり、受験自体を諦めかけました。ですが、受験が終わったあとに「やって良かった」と必ず思えると信じて、やり続けました。今思えばこのときに、国高に対する思いや、勉強の意味について深く考えることができたと思います。

学志舎での変化

大きく分けて2つあります。

1つ目は、数学に対する苦手意識がなくなったことです。先ほど述べたように、私は数学がとても苦手で、問題を解くのが辛かったです。しかし、学志舎の数学オリジナルプリントを、解説を見ながら少しずつ解き、何度も反復することで、問題への理解が深まりました。そして、だんだん問題が自力で解けるようになり、模試でも偏差値が59→73へとアップしました。このようにして数学に対する負のイメージをなくし、数学を得点源とすることができました。

2つ目は、時間管理能力が高まったことです。授業で、与えられた時間の中で問題を解くときはもちろん、自習時間の中で何を優先して勉強すべきかを考えるなど、時間を効率的に使う意識が常にありました。 夏期講習からの入塾だったこともあり、時間的余裕はなく、このことも時間をより意識する要因になったと思います。

学志舎の凄さ

まず、授業にとてもメリハリがあるところです。先生方のエピソードトークで笑顔になったと思いきや、次の瞬間には、「●●(※部外秘)でチェック」が始まるのです。「やるときはやる」という姿勢は何事においても重要だと感じました。

そして、先生方のアツさ、丁寧さです。例えば塾長の「当日どんなに体調が悪くても合格するように今努力するぞ」「周りの人のためにも合格する」などの言葉には元気をもらいました。

村岡先生の「物事の上達の段階」のお話なども、とても学びになるものばかりでした。

このような、先生方の精神面での支えも大きいと思います。また、特に学志舎の数学オリジナルプリントの解説がとても丁寧なところに表れていると思います。添削もすぐにしてくださるので、より記憶が新しいうちに直しに取り組めました。

推薦入試

推薦特訓前は、正直、推薦で合格するというイメージが持てていませんでした。しかし、推薦特訓を受けたことで、自分や国高についてよく知ることができました。また、面接練習を数十回、小論文も国高の過去問を全て解いたことで、大きな自信につながりました。面接練習では、性別関係なくさまざまな人と話すことで、コミュニケーション能力が磨かれていくのを日々感じました。それまでは他の塾生と会話することなど、とても考えられなかった自分を変えるきっかけになったと思います。得意だった小論文では、自分の書いたことにツッコミを入れながら、ねじれなどが無いように意識していました。

最後に

先生方の真剣な表情を見るたびに、本気でやる大人はかっこいいと感じるとともに、自分を奮い立たせることができました。学志舎で勉強できて、とても幸せでした。学志舎に出会えていなかったら、国高には合格できなかったと思います。学志舎での経験は、「一生忘れられない出会い」となりました。今後の人生に生かしていきます。 短い間でしたが、本当にありがとうございました!

親御様

学志舎との出会い

中学受験に向けて1年間ほど他塾に通いました。志望校には合格できませんでしたが、勉強の仕方やノートの取り方、受験に対する心構えなどを学びながら自分なりの学習スタイルを身につけたことは、息子にとってプラスとなりました。しかし、時間的に拘束されることや課題が多いことが嫌だったようで、中学に入ってからは塾には行かず3年生の1学期まで自宅学習を続けていました。

夏が近づいても部活(野球部)に集中するばかりで、高校についてはほとんど調べることもありませんでした。そんな中、都立国立高校が1980年に甲子園出場を果たしたことを知って興味を持ち、国高を目指したいと思うようになりました。難関校である国高を、塾に通わずに合格できるのだろうか…。息子は「やってみる」と言っていたのですが、親としては不安でしかありませんでした。そこで、「とりあえず夏期講習だけでも行ってみようよ。そこで難関校に向けた受験勉強がどれほど大変かわかるだろうから」と説得しました(息子には言っていませんでしたが、この段階で、夏期講習を受講してそのまま塾に通わせようとの思惑がありました)。

そこから塾探しが始まりました。近隣の塾の夏期講習の日数や時間、内容、費用などを比較し、何箇所か絞り込みました。そんな中、都立青山高校に通っている2つ上の野球部の先輩(Kくん)のお母さんと偶然会い、通っていた塾を聞いてみたところ、学志舎のことを教えてくれました。早速HPを見てみると、都立難関校の受験対策に力を入れていること、週2回の授業であること、自宅からも自転車で通塾できること、さらに、塾長や講師陣のお考えに共感できることなどから、まずは行ってみて雰囲気を知り、お話だけでも聞いてみようということになりました。

駅前校に入った瞬間、大勢の塾生がとても静かに集中して勉強している姿に驚きました。体験テストを受けた後に村岡先生とお話し、国高を目指していること、夏期講習を受けたいがその後の通塾は本人と塾の相性もあるので決めかねていることなどを相談しました。

そのとき村岡先生がおっしゃった「私たちを信じてください」という一言が、その後に通塾し、推薦特訓を受け、見事推薦合格を勝ち取った後に改めて思い返してみると、確かな自信と誇りをもっているからこその一言だったのだ、と思いました。

体験後の帰りのバスで、息子が「あそこで勉強がしたい。静かだから集中できそう」と言い、夏期講習から通塾することになりました。

入塾後の生活

塾に入ってからはまず、夏期講習が始まる前までに、他の塾生がすでに終えている範囲の学習を猛スピードで進めなくてはなりませんでした。夏期講習の前半も部活の大会が終わらず、ほとんど行くことができなかったのですが、村岡先生が「全力を尽くして悔いなく部活をやり切ってから、勉強の方に集中してください」と言ってくださったおかげで、全力で部活をやり切り、夏期講習後半からは集中して勉強に取り組むことができました

秋からの通常授業は、授業スピードの速さに加えて夜型の生活に苦労しました。これまで9時に就寝、5時に起床して勉強をしていたので、かなり辛かったと思います。最初の頃は睡眠不足と慣れない塾のため、頻繁に風邪をひいてしまいました。そのため、自立学習日はなるべく早く帰宅し、バランスの良い食事をし、早く寝ることを心がけました

また、塾や自宅で勉強している間はかなり集中して取り組んでいたことがわかっていたので、それ以外の時間は自由に過ごさせました。読書をしたりギターを弾いたりして頭の中をリフレッシュしたり、習い事(合気道)を月2回は行って体を動かしたりしていました。このメリハリが集中力やモチベーションを高める手助けになったと思います。

特に読書はのちの推薦入試の小論文では大いに役立ったのでおすすめです(推薦の数日前に『フェルマーの最終定理』という本を読み返していたところ、今年の国高小論文で本の中の定理が取り上げられていたのです!)。

親としての声掛け

一番心配だったのは、10月頃に風邪で寝込んだとき、ぽつりと、「高校に行く意味なんてあるのかな。勉強がつらい」と言ったことです。そんなことは今まで一度も言ったことがなかったので、やはり頑張りすぎていたのでしょうか。ただ、体が弱っているときは、心も弱ってしまうため、「まずは体が回復するまで何も考えないようにし、元気になったらもう一度考えてみよう。それでも進学の意義が見出せなければ、塾を辞めてもいいし、難関校を目指さずに進路変更もしていい。その代わり、悔いのないように自分で決めなさい」と言いました。もちろん回復してしばらくすると自分なりに考えて結果を出したようで、勉強に取り組んだのは言うまでもありません。

授業を受けての成長

その後の学力の伸びは着実にアップしました。9月から始めたV模擬では、志望校がC判定から最終的にA判定に、苦手だった数学も80点台を取れるようになり、数学が好きになったようです。数学は、当初、布施塾長のスピーディーな授業についていくのが大変でしたが、的確なアドバイスや効率的なやり方を教えていただきながら全神経を集中させて取り組んできたからこその努力の賜物だと思っています。

布施塾長のスピーディーなお話し振りは、親のチカラupセミナーに参加させていただき、私自身も体感したので共感することができました。セミナーは、膨大な資料や卒塾生の詳細なデータを用いて行われ、とても説得力のあるものでした。

秋セミナーのテーマ「7つの希望」は、まさに親として疑問に感じていたことや抱えていた不安などを和らげてくださるものでした。特に、親しかできない「体調管理」や「メンタルサポート」は、日頃考えて実践していたことだったので、間違っていなかったのだと自信がもてました。

推薦特訓

推薦入試の2週間前から始まった推薦特訓は、あらかじめ自己PRカードの添削をしていただき、アピールポイントを固めて面接の特訓を受けましたが、特訓3回目で「初対面の人とでも自分のことをしっかり伝えることができた」と喜んで帰宅しました。村岡先生や布施塾長、推薦特訓を受けた卒塾生の皆さんと、数十回にも及ぶ面接練習では、自分の伝えたいことをよどみなく言えるようになりました。大勢の卒塾生が後輩のために駆けつけて面接のお手伝いをしてくれるのは、学志舎ならではだと思います。

また、推薦特訓を通じて、同じ高校を受験する塾生との絆も深まったようで、進学先にすでに知り合いがいるということは心強いのではないかと思っています。小論文の添削は、講師陣がフル稼働(その日または翌日返却)、息子もやり甲斐があったと言っていました。

学校の勉強や部活、そして塾の勉強を粘り強く取り組み、やり切ったからこそ、息子は推薦入試合格を勝ち取ったのですが、布施塾長をはじめ、村岡先生、石原先生、佐藤先生、山田先生のご指導と的確なアドバイス、見守る優しさがあったからこそだったと、短期間の通塾でも明らかに感じることができました。本当にどうもありがとうございました。

この記事を書いた人

(千葉県立東葛飾高校→早稲田大学政治経済学部経済学科→IT企業→学志舎)人一倍真面目な性格でとにかく「正攻法」で問題と向き合う。自身が私立最難関大に現役合格した際の「正しい努力」の仕方を伝授。日々感じる「塾生の成長」はやりがいを越えて、もはや生きがいに。担当科目は国数英社理の5科目すべて。入社一年目にして都立推薦入試の小論文担当責任者に抜擢。頻出テーマごとの構成メモは受験生必読。都立立川高校の推薦入試では4名中3名を合格に導くなど、その指導力は秀逸で塾生からの信頼もあつい。目下、「都立推薦入試の小論文といえば学志舎の佐藤」と呼ばれるような存在を目指している。

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