合格体験記&親御様メッセージ(2024年 都立西高校:Sさん)※推薦合格 

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Sさん

入塾のきっかけ

私は中学2年生の冬まで、大手進学塾の特進クラスに通っていました。その塾は、毎月行われる学力テストの成績順位も小テストの点数もすべて公開され、成績が振るわなければクラスが落ちる、そのような環境でした。私の学力は決して高くはなかったため、いつも崖っぷちに立たされているような気持ちでした。

塾の成績が落ちないように朝5時に起きて単語テスト勉強をしたり、学校でも私立高校対策のために古文の勉強をしたり・・・。私は何のために勉強しているのかがわからなくなりました(笑)。そのときに出会ったのが学志舎でした。本校前に掲示されている、自校作成校の合格人数の多さに圧倒されたことを今でも覚えています!また、当時から推薦入試に興味を持っていた私は推薦特訓を受けたいと考えたため、母にお願いして入塾体験に伺いました。

入塾前と入塾後の変化

入塾前、他塾にいたころはほぼ毎日授業があったため、自分がやりたい勉強ができていませんでした。そのため体験に伺ったとき、中学3年生でも授業が週に2日、他の日は自立学習というカリキュラムに驚きました。自立学習で学力が上がるのか不安でしたが、週に2回の貴重な授業で自分の課題点や不足している部分が明確になるため、そこを重点的に補っていく効率の良い勉強方法が、入塾後はできたと思います。

土日は自立学習時間が8時間ほどあり、心が折れそうになる時もありましたが、周りを見渡せば同じように頑張っている仲間がたくさんいたので、お菓子休憩をはさみつつ、勉強を続ける習慣が身に付きました。

落ち込んだ時とその回復法

私はⅤもぎであまり高くない成績が続いていました。今は笑い話にできますが、中学校の三者面談で親が思わずⅤもぎの結果を先生に伝えてしまった時、気がついたら泣いていたことがありました(笑)。テストの成績が全てではないから意識しないようにしても、やはりどこかで気にかけてしまうと思います。だから、過去を振り返るのではなく、次の模試に向けて勉強を続けること、努力が報われるように願って頑張り続けることが一番の回復法だと思います。時がたてば、気持ちも落ち着いてくるはずです。

印象に残っている先生の言葉

推薦特訓の初日に布施塾長から「一般ではなくて推薦として高校に入ること」について、10分程度、お話を伺ったことが特に印象に残っています。

狭き門といわれている推薦入試で「いかに自分を浮き上がらせるか」「高校の先生に欲しいと思われる人間になるか」、塾長のお話は、私自身が推薦特訓の意味合いに向き合うきっかけになりました。

勉強以外に学んだこと

「感謝」の大切さを学ぶことができた受験生活でした。学志舎には、卒塾した先輩方が私たち中学3年生のために、たくさん協力してくれました。高校について教えてくださったり、推薦特訓では面接官役としてアドバイスをくださったり・・・様々な形で応援してくれました。感謝の気持ちは言葉にしないとわからないので、日々「ありがとうございました」と伝える良い習慣がついたと思います。

後輩に向けて

学志舎は自立学習が多いと上記に書きました。自分のペースで学習に取り組むことができるのは利点ではありますが、逆にいつまでも自立学習に行かずボーっとしていると一気に周りに置いていかれてしまいます。環境に甘えるのではなく、日々目標を決めて学習に取り組んでください。そして、中学3年生の1年間は本当に一瞬です。自分が何をしたいのか、志望校に対する思いを忘れずに頑張ってください!

親御様

このたび娘は、小学校6年生の時から思いを馳せていた都立西高校に合格することができました。学志舎の先生方からは、温かく熱意あるご指導をいただき感謝いたしております。合格発表は、中学受験勉強のために自宅にいた小6の息子と娘と私の3人で見ました。ガタガタ震えてなかなかパソコンのEnterボタンが押せなかったです。「合格」という文字を見たとき、私と息子はその瞬間、歓喜に満ち溢れましたが、娘だけは呆然としていました。あれだけ「合格しているでしょう」と自信有り気でしたのに、内心は不安で不安で仕方なかったのだと感じました。

学志舎との出会い

娘の高校受験は中学受験からの延長でした。中学受験(都立中)のため小学校3年生から大手進学塾に通い猛烈に勉強をしていましたが、結果は不合格でした。第2志望校へ進学を決め入学金も納めいよいよ制服の採寸へ・・・となる2日前に娘から「公立の中学校に行き、高校受験でリベンジしたい」と申し出がありました。そこで、親子でしっかりと話し合い、娘の将来の夢などを考えると都立高校から国公立大学へ進むことの選択にたどり着きました。こうして娘の高校入試は中学校入学前に始まりました。

小学校から続けている大手進学塾の上位クラスに入塾できているものの、娘は朝の5時半に起きて英単語を覚えたり、23時半まで塾の宿題をしたりする日々を過ごしておりました。こんなに塾のために勉強を続けてしまっては体を壊すのではないかと心配になりました。中学2年生の秋、その塾から部活動を減らすように助言された時に、初めて転塾という気持ちがよぎりました。貴重な中学校生活で「塾」「試験」「点数」しか娘の記憶に残らないのではないかと中学校生活をもっと大切にしてほしいと考えるようになりました。

そこで出会ったのが貴塾、学志舎です。ここでは、勉強だけではなく、勉強以外のものも尊いものとして扱ってくれます。親への感謝の気持ちをここまで子どもたちに訴えてくれる塾は見たことがありません。中3の夏休みにもまだ引退できない娘の吹奏楽部に対しても、当然のように理解を示してくださり、娘はしっかりと部活動内で責務を全うし、仮引退をすることができました。

入塾後の変化

学志舎に転塾し親子共に一番驚いたことは、自宅内で塾の課題に追われないことでした。勉強はやらされるものではなく、自らが学ぶ意思を持ってやるものだとこんな当たり前のロジックに立ち返ることができました。

大手進学塾より学習(拘束)時間は、3/4ほどに減ったにも関わらず、学習量は増えているような感覚があると娘は申しておりました。限られた授業時間をしっかり集中して受ける、その授業スタイルに秘密があるのだと感じています。

また、生徒同士の無駄話はないけれど、教室内では先生方のユーモアあふれるトークや(特に)失敗談やそこからどうやって立ち直ったかなどを聞いてきた娘は、まるで私もその教室にいたかと思えるほど楽しく話をしてくれました。そう、娘は学志舎に変わってから帰宅後いつも笑顔でした。その笑顔を見られることが何よりの安心感につながりました。

推薦入試

いよいよ受験間際になりました。学志舎内での成績は、なかなか上々とは言い難い出来でしたが、学校での成績はみるみるうちに上がりました。もちろん本人の努力による結果なのですが、学ぶことが自分ごとになり自ら考えるようになったこの自律心こそが学校の成績をあげる引き金になったのではないかと考えています。中学校から西高への推薦をしていただき、学志舎で推薦特訓を受けることになりました。

Vもぎで余裕圏内ではなかったので推薦は「土日コース」でお願いしましたが、「毎日コース」の方に遅れを取らないよう、自宅でもひたすら面接練習をしていました。卒塾生の先輩方からもたくさんのアドバイスをいただき、それをメモして、自宅で再確認をし、自身の姿や音声を録画し声の出し方なども練習していました。

息子と私と一緒に食事をするときには、集団討論ごっこにも付き合いました。実はここでの関わりが相乗効果をもたらし、息子の私立受験での面接の際にも役に立ち助かりました。

親としての心構え

娘の受験を振り返り母として感じている成功要因は、ただ一つ。

親は機嫌よくいること

これに尽きると思います。これは、塾長が親のチカラupセミナーでおっしゃっていたことですが、本当にこれが親の見守り方の究極の姿ではないかと娘の中学受験と高校受験を振り返ってそのように感じます。

試験を受けるのは娘本人です。彼女が実力の100を出し切るにはどうすればよいか、叱咤激励がいいのか、一緒に母も同じように苦しみを分かち合うのがいいのか、色々な策を講じてきましたが、やはり母が身代わりにはなれないのです。

親としてできることは、一緒に笑って、温かいものを食べさせること。我が家は今年ダブル受験でしたので、明るい雰囲気づくりは私のコンディションにも好影響を与えました。

最後に

さて、改めまして学志舎の先生方へ

先生方の愛のあるご指導が娘に合格をもたらしました。本当にありがとうございました。娘もこのご恩返しがしたいと申しております。今後は卒塾生として貴塾に貢献させていただければ幸いに存じます。今後ともよろしくお願い申し上げます。

この記事を書いた人

(千葉県立東葛飾高校→早稲田大学政治経済学部経済学科→IT企業→学志舎)人一倍真面目な性格でとにかく「正攻法」で問題と向き合う。自身が私立最難関大に現役合格した際の「正しい努力」の仕方を伝授。日々感じる「塾生の成長」はやりがいを越えて、もはや生きがいに。担当科目は国数英社理の5科目すべて。入社一年目にして都立推薦入試の小論文担当責任者に抜擢。頻出テーマごとの構成メモは受験生必読。都立立川高校の推薦入試では4名中3名を合格に導くなど、その指導力は秀逸で塾生からの信頼もあつい。目下、「都立推薦入試の小論文といえば学志舎の佐藤」と呼ばれるような存在を目指している。

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