親御様メッセージ(2023年 都立立川高校:Yさん)

入塾のきっかけ

入塾の検討を始めたのは中2の夏でした。公文式やタブレットでの自宅学習では難易度に限界があり、上位校を目指す為にはよりハイレベルな訓練が必要だと感じていたこと、また勉強に集中ができてかつ周囲とも高め合うことが出来る環境が必要だと感じていたこと等から、通塾に負担無い近隣の塾を幾つか選定し、検討を開始しました。学志舎はこの選択肢の一つでしたが、面接に伺った際の布施先生を始めとした熱意ある講師陣のお話や、誰一人として喋らない教室の張り詰めた雰囲気を感じ取り、ここなら安心してお任せできると考え、子供とも相談し入塾を決意しました。初日の子供の感想は「とにかく授業が速い」とのことでしたが、必ずしもネガティブなトーンではなく「望むところ」という前向きな雰囲気を感じたことを覚えています。加えて、元々引っ込み思案で他の塾では体験時にドアから入ることが出来ず断念したこともあった子供がすんなり授業を受けていたのが印象に残っており、結果的に学志舎の雰囲気が合っていたのだと思っています。

見守る側の心境

入塾以降、内申は相応に伸びていたのですが模試の得点が思うように伸びず、直前の1月模擬試験でD判定となった際、志望校について子供と真剣に話し合いました。上位校で切磋琢磨しながら溌剌と過ごして欲しいと思う一方、安全圏の学校に何の憂いも無くすんなり進学して欲しいとも思いました。合格できず失意のままに高校生活を過ごして欲しくないと願う一方、困難に挑戦する心を忘れて欲しくないとも願う気持ちもありました。親としても揺れ動く心境の中、結論が見いだせず膠着した話し合いでしたが、方針が定まったのは子供の「後悔したくない」という強い意志を込めた言葉でした。事実上、子供が立川高校への志望を固めた瞬間でしたが、親としても子供の意志を尊重し、信頼し、全力でサポートする腹を固めた瞬間であり、また子供の確かな成長を感じた瞬間でした。

直前期の様子

直前模試から受験までの1か月は、子供にとって経験したことの無い緊張感と焦燥感に満ちた期間だったと思います。過去データからは苦しい結論しか出てこない中、後が無いことを承知でチャレンジを決めた子供は、学志舎の先生方の的確なアドバイスの下でやるべきことを絞り、一心不乱に自分を追い込んでいました。(なお後ほど聞いた話ですが、学志舎を卒塾した志望校の先輩の激励も、この時期の本人にとって大きな力になっていたようです。)ほぼ毎日自立学習に通い、深夜ドライヤーで頭髪を乾かす際にまでプリントを読んでいる子供の姿を見て、志望校の合格不合格とは別に、なんとかこの努力が報われてほしいと願ったことを覚えています。そしてその結果、子供は合格しました。

受験を終えた感想

今回の受験を通じて、子供は困難に立ち向かう闘志、あきらめない粘り強さ、自ら目標を定めて取り組む自発性、そして最後までやり切る執念等、知識や能力を超えた「人生を切り開く力」を発揮していました。この経験は単に志望校に合格したという事実を超えた価値があり、今後の人生の糧となるものだと考えます。学志舎の恵まれた環境での授業や自立学習、要所での適切なアドバイスがあってこそ得られた経験であり、先生方には本当に感謝しています。ありがとうございました。

この記事を書いた人

(千葉県立東葛飾高校→早稲田大学政治経済学部経済学科→IT企業→学志舎)人一倍真面目な性格でとにかく「正攻法」で問題と向き合う。自身が私立最難関大に現役合格した際の「正しい努力」の仕方を伝授。日々感じる「塾生の成長」はやりがいを越えて、もはや生きがいに。担当科目は国数英社理の5科目すべて。入社一年目にして都立推薦入試の小論文担当責任者に抜擢。頻出テーマごとの構成メモは受験生必読。都立立川高校の推薦入試では4名中3名を合格に導くなど、その指導力は秀逸で塾生からの信頼もあつい。目下、「都立推薦入試の小論文といえば学志舎の佐藤」と呼ばれるような存在を目指している。

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