合格体験記&親御様メッセージ(2024年 都立武蔵中:Sくん)

目次

都立武蔵中 Sくん

入塾のきっかけ

私は元々、小学3年生の秋から私立中受験塾に通っていました。しかし6年生になって、これまで第1志望だった男子校ではなく共学校に通いたいと考え始め、志望校を私立中から都立中へと変更しました。学志舎には、私の姉が都立高受験のために通っていたということもあり、比較的安心して入塾したことを覚えています。

入塾後

入塾後は、適性検査型に全く慣れていなかったため、特に適性Ⅰに苦戦しました。初めに受けた公中検では、私立の問題に似た適性Ⅲの偏差値は71で良かったものの、適性Ⅰの点数が24点で偏差値33、そのうち作文が60点中5点と、衝撃的な点数を出してしまいました。さすがにこれではまずいと思い、その後は作文を中心に練習をしました。その後の模試でも、適性検査Ⅲは安定して良く、適性Ⅱはまずまず、適性Ⅰが足を引っ張るという時期が続きました。

模試との向き合い方

このように、なかなか模試で良い成績を取れなかった私は、『結果を重視しすぎない』ことを意識していました。『模試の結果は、その模試を受けた時の実力であって、その結果を見ている今はもっと取れるはず。』このように思うことで、模試の結果が悪くても、自信を持ち続けることが出来ました。

また、この考え方は模試の結果が良かった場合も同じです。私は一度公中検でA判定を取りましたが、その結果に浮かれてしまい、次の模試では成績が落ちてしまいました。良い結果の模試は自信をつける上でとても大切ですが、それで自分を過信しすぎないことがとても大切だと思います。

おすすめの勉強法

適性Ⅰ

添削答案に書かれた村岡先生、佐藤先生のアドバイスを小さなノートにまとめ、問題を解く前や試験前に見直すと同じ間違いをしなくなる上、語彙が豊富になります。

適性Ⅱ・適性Ⅲ

冬になると第1志望校の過去問が仕上がってくるので、他にやることが無くなってきます。武蔵と同じ3科型の両国、富士、白鴎の問題や模試・講習で使った問題を、ほぼ全て8割以上取れるように繰り返し練習しました。このように、『知っている問題』を多く作っていくと良いと思います。

学志舎で学んだこと

私は学志舎で礼儀を学びました。日頃から『お願いします』『ありがとうございます』等言っていると、自然と身につきます。これは、学志舎でないと得られないものだと思います。

当日の様子&アドバイス

行く時は肌寒いですが、武蔵の試験会場は暑くも寒くもなく、とてもちょうど良い温度です。そのため、体を温めるためのグッズはあまり必要ないと思います。逆に、緊張などで多少暑く感じることがあるので、夏に使う冷感タオルを持って行きました。

また個人的におすすめなのが、カルピスなど好きなジュースを水筒に入れて持って行くことです。これがあると、緊張した雰囲気の会場でもリラックスして試験に臨むことができます。このような息抜き材料を持って行きましょう。ちなみに私は、リラックスしすぎてパジャマズボンで試験会場に行ってしまいました。皆さんは気をつけて下さい。

後輩へのメッセージ

受験で大切なのは、いかに本番までに自分の力を伸ばして、試験会場で力を出し切れるかです。皆さんもこれから、苦しい時期があるかも知れませんが、自分に自信を持って、自分のペースで頑張って下さい。

これまで支えて下さった、布施塾長、村岡先生、石原先生、佐藤先生、山田先生、本当にありがとうございました。

親御様

この度息子が都立武蔵中に合格をいただき、学志舎にお世話になって本当に良かったと感謝しております。我が家の場合は私立向けの進学塾からの転塾ということで、少し他とは異なるかもしれませんが、受験期に具体的にどのようなサポートをしていたのかを、親の視点から書いてみたいと思います。息子は私立塾で頑張っていた期間が長いため「勉強体力」は結構あり、私立と同じくらいの勉強時間とスピード感でこなしていたので、そぐわない内容があるかもしれませんが、正直に書きますのでご容赦下さい。

入塾のきっかけ

息子は小学3年生の10月から私立向けの進学塾に通っていました。中学受験は本人の希望で、第1志望と第3志望は私立男子校、第2志望は共学の都立武蔵でした。小6の春に第1志望校のクラスに入ったところ、「男子校は向いていない気がする。共学にしたい。」と急に方針転換し、都立武蔵を第1志望に変更しました。

息子は私立塾が大変気に入っており、先生方にも可愛がって頂いておりましたが、都立の対策なら転塾した方が良いと考えました。大手塾も検討しましたが、姉がお世話になっていた学志舎が一番信頼できると考え、学志舎にお世話になることに決めました。

入塾後

夜の21時過ぎまで塾にいた日々から、19時過ぎに帰宅するようになり、正直拍子抜けしました。学志舎では宿題は少なく、教科ごとの週テストもなく、だらけてしまうのではと本当のところ心配でした。ところが逆に、小テストの対策に時間を取られないことで、やるべき課題を自由にアレンジできることが、結果的には効率的に学力をのばしていくことに繋がりました。

自習室もたくさん利用させていただきましたが、本人曰く「いつでも帰宅できるように出入り口付近を死守」していたそうです。しかし小学生が、自習のためだけにわざわざ塾に行くって、本当にすごいことだと思います。学志舎の塾生は、自習で自分と向き合う訓練を積むからこそ、伸びるのだと感じています。

親のサポート

しっかり者の塾生は、自分で学習計画を立てて頑張っている方も多いと思いますが、恥ずかしながら息子はそこまではできず、日々の課題の準備などは私がサポートしていました。A3対応のコピー機も自宅にあったため、過去問や模試などあらゆるものを毎日せっせとコピーしており、さながら小さな事務所のようでした。過去問の整理については、厚みのあるファイルボックスを適性ⅠⅡⅢと分けて準備し、クリアファイルに1年分ずつ過去問を入れ管理していました。とにかく膨大なプリント量ですので、こまめに整理しないと混ざってしまうので注意が必要です。

志望校対策について

家では最新のものに加え、古い過去問集も入手しました。平成28年度受験用の過去問集を購入し、最新のものと合わせてちょうど15年分くらいになりました。これには理由があり、息子が問題用紙の原寸大を希望したことと、問題にたくさん書き込むので消すのが大変だったため、いつもコピーして取り組んでいたためです。

12月始め頃、過去問にめどがついたので、初見の問題対策として3科型の小石川、両国、大泉、白鴎、富士の適性Ⅲの過去問5~8年分を各2回ずつ解きました。他校の問題を解くことは、解答法の引き出しが増え有効でした。そのほかに、公中検や模試も期間を空けて解き直しをするなど、とにかく自分が自信を持って解ける問題を増やすことに注力しました。その結果、1月にもう1周武蔵の過去問をダメ押し(4回目)で解いたところ、どの年度でも8割以上は必ず解ける状況になり、「武蔵に追いついたかもしれない。」と息子の大きな自信に繋がりました。

都立受験は私立より科目も少なく、複数校対策する必要が無いため、志望校の問題に注力することができます。実際息子が受験前日に、「もう武蔵のためにできることは一つもない。やりきっている。これで駄目なら訳が分からない。」と言っていました。「やりきる」という言葉は、学志舎では耳たこですが、本当に大切なことです。今回の合格で、息子は「やりきる」大切さを学ぶことができました。

ここまで書くと、私がよっぽどの教育熱心な親かと勘違いした方もいたかもしれません。しかし、私は子どもの勉強は一切見たことがありません。子どもには協力し、話は聞きますが、本人は私の全く知らない問題を解いているので口出しはできません。ただのサポート役です。

テストが思うように取れなくても、「その時の瞬間風速だから気にしない。」といって励ましていました。この辺りは、学志舎の親のチカラupセミナーで言われていたことをそのまま実行していただけです。親のチカラupセミナーは本当に学志舎の良さが分かる良い機会ですので、集中して聞くことをおすすめします。

最後に

最後になりましたが、先生方に温かく伴走して頂いたおかげで、子どもと衝突すること無く、笑顔でゴールすることができました。親子共々感謝しております。また来年の受験生に向けてお力になれることがあれば、ぜひお声掛け下さい。ありがとうございました。

学志舎の合格者は「内部生のみ」になります。
・模試のみの受験者
・無料講習の受講者
・映像授業の受講者
などは一切含まれておりません。

・合格発表日に外部生(数年前に受講したお子さん含む)に電話し合否確認をすること
・都立中の受験番号を聞き出し合格掲示板で確認すること
・塾生を通じて他のお子さんの合否状況を確認すること
などを行い、合格実績に含める行為は一切致しません。

この記事を書いた人

(千葉県立東葛飾高校→早稲田大学政治経済学部経済学科→IT企業→学志舎)人一倍真面目な性格でとにかく「正攻法」で問題と向き合う。自身が私立最難関大に現役合格した際の「正しい努力」の仕方を伝授。日々感じる「塾生の成長」はやりがいを越えて、もはや生きがいに。担当科目は国数英社理の5科目すべて。入社一年目にして都立推薦入試の小論文担当責任者に抜擢。頻出テーマごとの構成メモは受験生必読。都立立川高校の推薦入試では4名中3名を合格に導くなど、その指導力は秀逸で塾生からの信頼もあつい。目下、「都立推薦入試の小論文といえば学志舎の佐藤」と呼ばれるような存在を目指している。

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