合格体験記&親御様メッセージ(2024年 都立武蔵中:Sくん)

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Sくん

入塾のきっかけ

私が学志舎に入塾したのは、小5の8月です。習い事のボルダリングとの両立を目指して学志舎に入塾しました。教室に入った瞬間、その静けさと先輩方が問題を解いている音が聞こえてきて驚くと同時に、ここなら集中して勉強できると思い、入塾を決めました。

入塾後の変化

私は入塾したばかりの頃から小6の始めまで、作文が全くと言っていいほど書けませんでした。しかし、授業後、家や授業が始まる前の自習の時間に時間をかけて書き、先生方に添削してもらった結果、作文を書くポイントが分かってきて、授業時間内に書ききれるようになりました

模試結果との向き合い方

模試の結果は小6の夏までは上がっていたのですが、その後だんだんと下がっていき、最後の模試の結果は最初の模試より低くなってしまいました。その時は、間違った勉強をしているのか、他にやらなくてはいけないことがあるのか、と不安な気持ちになりました。しかし石原先生が「今まで通り過去問の直し、解き直しをしっかりやれば大丈夫」と言ってくださったため、自信を持って今までより多くの過去問の直し、解き直しをすることができました

忘れられない言葉

都立武蔵中の受験が迫ってきた1月の授業で、布施塾長が「とにかく自滅しない。条件を見落とさず、問いに正対して普通に書けば大丈夫」と言ってくださりました。入試本番の適性Ⅰで、思いがけない問題が出た時もこの言葉を思い出し、落ち着いて、問いに正対した答案を書くことができました。この言葉があったからこそ、都立武蔵中の合格をもらえたのだと思います。また、受験直前、布施塾長には作文の添削をしていただきました。うまく書けたときは「合格!」と書いてもらえたことがとても嬉しく、自信にもなりました。また、合格祈願の寄せ書きは入試本番で最も力になりました。それらはお守りとしてファイルに入れて持っていきました。

勉強以外に教わったこと

学志舎では、勉強以外に挨拶と礼儀を教わりました。挨拶や礼儀は、これからの社会で生きていく上で必要なことです。そのことを小学生のうちに学べたことは、特別でありがたいことだと思います。

また、学志舎の先生方には、質の高い授業に加えてたくさんの作文の添削、入試当日のアドバイスなど、大変お世話になりました。布施塾長、村岡先生、石原先生、佐藤先生、山田先生、本当にありがとうございました。学志舎と先生方には名残惜しい気持ちもありますが、学志舎で学んだことを忘れずに、都立武蔵中で頑張っていきたいです。

後輩のみなさんへ

泣いても笑ってもたった一度の中学受験です。だから、学志舎の先生方を信じて、価値のある中学受験にしてください。都立武蔵中から応援しています!

親御様

学志舎を選んだ理由

親としては、もともと中学受験ありきというわけではなく、学校の勉強に+αしたいと考えて通信教育を利用しておりました。しかしながら、家庭での勉強へ取り組む姿勢に物足りなさを感じたため、通塾することで先生や周りの生徒からの刺激を受けることや、都立中受験にチャレンジすることで考える力や文章力を鍛えるという選択肢もいいのではないか、と考えて塾を探し始めました。

生徒数の多い大手塾はもともと選択肢になく、しっかり本人と向き合ってもらえ、成長させてくれるような塾を探しており、Webで紹介されている内容から学志舎が合いそうと思い訪問しました。初回面談のときは中学生たちが自立学習をしており、あまりの静かさとピリっとした空気に親は緊張してしまい、息子も委縮しないかと心配しましたが、本人は「こんなもんかな、静かでいいじゃん、やってみたい」といった前向きな感想で驚きました。先生に姿勢を直すように言われても素直に聞き、テストに真剣に取り組む息子のやる気のある表情を見て、ここでお世話になれば成長できそうな良い印象を持ちました。バスや電車での通塾になることは少し心配でしたが、週の通塾回数も2回と少なく、習い事との両立も可能なことから、5年の夏期講習からお世話になることにしました。

習い事については、水泳は夏まで続け、ボルダリングは直前の1月のみ休んだだけでした。体力の維持と良い気分転換になったようで、塾と両立できたことはとても良かったと思っています。

息子の成長

都立受験をチャレンジするのにあたって、ぜひとも力を伸ばしてほしいと思いつつ心配していたことは作文でした。受験だけでなくその後の人生においても重要と考えていたからです。入塾して初めのころは、本当に1行も書けず、ほんの数文字書いて、残りの時間をなんとかやり過ごすといった、提出することすらできない状態でした。

とにかく書かないといけない、と本人が思ったきっかけは模試で書ききれなかった経験だと思います。秋になってもスローペースですが、週に1回の文系の授業中に書く課題を家でなんとか書ききって次週の回に提出できるようになり、1月にようやく「授業時間内に書ききって提出してきた!」と聞けるようになりました。作文前半に書く課題文の要旨をまとめるところは、コツをつかんだのか書けるようになり、自信がついて書く速さも上がったことで後半の自分の意見も最後まで書けるようになってきたようでした。

最後の数回、塾長に作文を添削していただき「合格!」と書いていただいたのがとても嬉しかったようでした。先生方の寄せ書きやアドバイスなどと一緒に「合格答案」をお守りにして入試本番にも持って行っていました。

一方、理系分野はもともと好きなこともあり、内容は理解できており、ある程度解くこともできていたようです。ただし、頭で答えがわかっていてもうまく解答欄に記述することができず苦労していました。理系の授業では石原先生のオリジナル解説がとても分かりやすかったようです。また、難易度を表す●●(※部外秘)も大変参考になり、飛ばすべき問題の見極めも上手くなりました。秋ごろには勘違いや計算ミスが増えて模試の成績が上がらないこともありましたが、過去問を2周目、3周目と解くうちに記述もできるようになり、点数が上がり自信になったようです。●●(※部外秘)は解くことはできなくても考えることは楽しいそうで、本番は飛ばしてもいいのですが、なるべく解説を読んで理解するよう勧めました。

親の見守り

家庭での学習態度については、正直に言って最後まで模範的な受験生と言えるものではなかったように思います。家庭学習時間はそれほど多くなく、通塾に時間がかかることもあり、自立学習に行くこともそこまで多くはありませんでした。その代わり、普段の授業の前にはなるべく早く到着して自立学習すること、また学校のない日の特別講座では、塾の前後に自立学習の時間を作ることは心がけていました。塾に行きさえすれば、塾では授業も自立学習も集中して取り組めていたのではないかと思っています。塾での講義のスピード感や静かで集中できる環境が、短期集中的に勉強するタイプの本人に合っていたようです。

家庭学習へ取り組ませることには苦労しましたが、塾長に相談させていただき、気が進まないもの(作文)は塾に来て取り組む、家にいても塾の授業と同じ時間帯に学習する、といったアドバイスをいただき、なんとか以前よりは勉強時間が増えてきました。息子の態度にどうしてもイライラが収まらず爆発してしまうこともありましたが、「怒ることは時間の浪費、注意は目を見て1回だけ、機嫌のいい母でいる」という塾長のセミナーでの言葉を何度も繰り返し唱え、抑えるよう努力しました。

親のチカラupセミナーに参加した感想

親のチカラupセミナーでは、都立中に期待される生徒として、多面的なものの見方ができることや傾聴・分析できる力が求められており、将来のリーダーとなる人材を意識していることなど、共感できる内容を伺いました。これらの力は、中学・高校に限らず将来にわたって必要なことだろうと思います。また、小学校成績の算定方法、習い事を続けるかどうか、過去の合格者の点数など、細かく具体的なことをコンパクトに丁寧に教えていただき、受験までどのようなことを意識すればよいか理解できました

作文については、話し言葉から書き言葉にすること、量は質に転化すること、普段の生活での絶対的な経験値が重要であることなどを教えていただき、理科系では楽しんで学ぶこと、学んだことを使えるようにすることなど、普段から意識する重要な点についても教えていただき参考になりました。おそらく勉強への姿勢、重要なポイントについては、息子にも伝えている内容かと思いますが、直接伺うことができ、親としても安心することができました。

最後に

都立中の合格は紙一重だったと思いますが、学志舎の先生方には息子の可能性を引き出してくださり、それ以上に勉強へ取り組む姿勢、自分で考える力、文章を書く力という生涯大事なものを伝えてくださり、意識を高めていただいたと思います。また親としても子供に言うことを聞かせるのではなく、子供自ら取り組むことを見守る重要性を気づかせていただき成長することができました。とても感謝しております。これからも、この経験を忘れずに、中学入学後も親子共々成長していきたいと思います。本当にありがとうございました。

学志舎の合格者は「内部生のみ」になります。
・模試のみの受験者
・無料講習の受講者
・映像授業の受講者
などは一切含まれておりません。

・合格発表日に外部生(数年前に受講したお子さん含む)に電話し合否確認をすること
・都立中の受験番号を聞き出し合格掲示板で確認すること
・塾生を通じて他のお子さんの合否状況を確認すること
などを行い、合格実績に含める行為は一切致しません。

この記事を書いた人

(千葉県立東葛飾高校→早稲田大学政治経済学部経済学科→IT企業→学志舎)人一倍真面目な性格でとにかく「正攻法」で問題と向き合う。自身が私立最難関大に現役合格した際の「正しい努力」の仕方を伝授。日々感じる「塾生の成長」はやりがいを越えて、もはや生きがいに。担当科目は国数英社理の5科目すべて。入社一年目にして都立推薦入試の小論文担当責任者に抜擢。頻出テーマごとの構成メモは受験生必読。都立立川高校の推薦入試では4名中3名を合格に導くなど、その指導力は秀逸で塾生からの信頼もあつい。目下、「都立推薦入試の小論文といえば学志舎の佐藤」と呼ばれるような存在を目指している。

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